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総延長は◯◯km!? 筋金入りの都市開発マニアが 丸の内地下の魅力を独自レポート

2023年04月14日 12時00分更新

 「丸の内は、ダンジョンのように入り組んだ地下道をRPGのように楽しみながら散策できる街なんです!」

 こうアツく語るのは、ブログ「超高層ビル・都市開発研究所」の運営をしている「きりぼうくん」。9年間記事をほぼ毎日更新するブログでは、超高層ビル、タワーマンション、駅ビル、地下街、再開発ネタを発信し、Twitterのフォロワーも約3.6万人に及ぶなど、筋金入りの都市開発マニアです。

 本連載では、知られざる丸の内の情報を彼独自の知見を活かして解説していきます。第1回目は、丸の内の魅力と、これまで撮り続けてきた丸の内地下の絶景スポットについて紹介いただきました!

デベロッパー、ゼネコンのニュースリリース、さらには内閣府や都道府県など行政機関が出す情報を得て、現地を実際に巡るスタイルで取材。愛用の一眼カメラと共に街へ出ています!

丸の内の地下に広がっていく地底都市に興奮が止まらない!

 こんにちは!「きりぼうくん」と申します。あらゆる都市開発ネタが大好物な27歳です。

 皆さん知っての通り、丸の内エリアには由緒ある歴史的建築物や最新鋭の超高層ビルが密集していて、景観面で非常に美しいことが魅力的ですよね。というのも、丸の内の超高層ビルは、建築基準法改正による容積率採用によって超高層ビルが建設可能になる前に存在した高さ100尺(31m)に低層部分の軒の高さが揃えられているからなんです。

 さらに、その低層部分には「三菱一号館」や「東京中央郵便局」、「日本工業倶楽部会館」、「明治生命館」などの近代建築物が組み込まれていることもあり、由緒ある歴史的建築物と最新鋭の超高層ビルのハイブリッドビルを見ることができるのも、ビルの歴史を感じられて面白いんです!

東京タワーから見た丸の内方面。新宿の超高層ビル群と比べると高さは低いですが、超高層ビル群としては密集度と将来性も込みで日本一だと思います!

 さらに面白いのが、地下。丸の内の地下街は大手町、有楽町、日比谷、八重洲、銀座にまで伸びており、超高層ビルの地下に接続されているものを合わせると総延長は約18km。広大な地下世界、そしてそこに感じるロマンが最大な魅力です!

 古くはジュール・ヴェルヌのSF小説「地底旅行」をはじめ、大昔から小説や映画など様々な作品で舞台となってきた地下空間。謎めいていたり、未来を想像したり、やすらぎを感じたり。地下空間にはそんな人間が遺伝子レベルで惹きつけられる不思議な魅力があり、丸の内にはその魅力を味わえる場所がたくさんあります。

  例えば、飲食店が立ち並ぶ賑やかなエリアから少し進むと突然無機質で細い通路に迷い込んだり、かと思えばいきなり大聖堂かと思うような巨大な吹き抜け空間が現れたりと、飽きることがありません。また内装デザインの違いから開通時期や改装時期を想像したり、ビルの内部を通る隠しルートや裏道ルートのような場所を見つけるのも楽しいのです。

見てください。縦横無尽につながったこの見事な地下空間を! ※三菱地所HP掲載マップ(https://www.marunouchi.com/files/pdf/j_jp_02.pdf)より抜粋

 いま再開発が次々と進み、新たな地下通路や超高層ビルの地下商業施設が開業している丸の内。今後はトーチタワーや八重洲一丁目北地区、日本橋一丁目中地区、日本橋一丁目北地区などの再開発も予定されています。そして、呉服橋交差点直下も地下通路で接続されると、デッキ上経由も含めて、歩車分離された雨に濡れない通路が丸の内方面から日本橋、茅場町まで直結される見込みで、京橋方面も八重洲二丁目中地区と京橋三丁目東地区の再開発によって京橋駅まで地下直結。東京の中枢は空に伸びる超高層都市のみならず、地下にも大きく広がる地底都市にもなりつつあるんです…! 昔のゲームのようにまさに入るたびに変化するダンジョン! こんな魅力的な場所、ほかにありますか!?

地上ですが…建設中の「トーチタワー」はまさにいま、予定地の既存構造物解体工事がどんどん進んでいて定点観察が楽しいです

突如異空間が出現! 点在する丸の内地下の絶景スポットをご紹介

 開発萌えのエンジンがかかってきたところで、これまで撮り溜めてきた、丸の内地下で見つけた絶景スポットを一部ご紹介します! どのスポットも、地下を歩いていると突如出現する感じがたまらないんですよね〜。ぜひご覧あれ!

「東京国際フォーラム」のガラス棟にある、地下1階から高さ60mにも及ぶ吹抜け。思わず上を見上げてしまうほど広大で開放感抜群です! 夜は淡い照明がロマンチックな雰囲気を演出、昼間とは違う雰囲気を楽しめます

太い柱が整然と並ぶ様子が、まるでギリシャにある神殿のような「行幸地下通路」。東京駅と丸ビル、新丸ビルをつなぐ地下通路です。ギャラリースペースとしても機能していて、全長220mものガラスショーケースにはアートや写真が飾られています

「有楽町イトシア」の地下通路。黄色い怪しげな照明が伸びていく感じが、近未来SF映画に出てくるよう。人がいないと一瞬CG画像かと思えるほど整ってますね

「大手町タワー」の地下通路。地下2階から4層吹き抜けの大空間「プラザ」が最大の特徴です。プラザ部分は再開発前にあった旧地下道を拡幅して、広場空間を設けています。地下にも関わらず自然の光が降り注ぐところがまた素敵です

プラザに隣接して設けられている「大手町の森」は、単なる植栽空間ではなく、千葉県君津市から土壌や植物を移植した本物の森! 地下から地上へエスカレーターで上がる際、自然の森の中を抜けていくようで、大都会の中心にいることを忘れさせてくれます

 まだまだご紹介したい場所はたくさんありますが、今回はこの辺で。いかがでしょうか、不思議で魅力的な場所がたくさんあるでしょう? どこも地下で繋がっているので一度に見て回ることも可能ですよ。

 次回からは、僕が丸の内エリアの地下を訪れ発見した、便利な通路や道に迷わないコツなど、地下空間をさまざまな切り口と撮り下ろし写真でレポートできたらなと思います♪

 一緒に冒険する気持ちで楽しんでいただけると嬉しいです!

文/きりぼうくん

超高層ビル、タワーマンション、駅ビル、地下街、再開発ネタを発信する「超高層ビル・都市開発研究所」の運営をしているブロガー。デベロッパー、ゼネコンのニュースリリース、さらには内閣府や都道府県など行政機関が出す情報を得て、現地を実際に巡るスタイルで取材。記事は9年間ほぼ毎日更新。Twitterでもアツく情報を投稿し、フォロワーは約3.6万人に及ぶ筋金入りの都市開発マニア。

・ブログ「超高層ビル・都市開発研究所.blog
・Twitter 「超高層ビル・都市開発研究所の中の人 (きりぼうくん)

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