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誕生、死、家族。19人の写真家たちの「愛しい」を集めた企画展、ニコンプラザ東京で開催中

2021年02月05日 15時00分更新

(C)MotokazuKidani

ニコンプラザ東京 THE GALLERYで企画展「愛しい」

 ニコンプラザ東京 THE GALLERYでは、公益社団法人 日本写真家協会による企画展「愛しい」が開催されている。

 テーマにふさわしい作品を全国の日本写真家協会の会員から募り、企画、編纂した。被写体は誕生、死、家族、愛、伝統文化などさまざま。19名の写真家による、各4枚組の作品が展示されている。

 日本写真家協会では、開催にあたり「新型コロナウィルス感染症が世界中に広がり、写真家の表現や経済活動に大きな影響を与えています。社会全体が不安を抱え、寛容さを失った今だからこそ、『愛しい』と想うことが、喜びとなり、未来につながるように祈るばかりです」とコメントしている。

 会期は2月8日(月)までで、営業時間は、10時30分から17時30分まで(最終日は15時まで、日曜休館)。

張 容甄 写真展「仙境」

 また2月15日(月)までは、写真家 張 容甄氏の写真展「仙境」も開催している。

 台湾の都市部で生まれ育った張 容甄氏。以下は同氏のコメントの抜粋だ。

 幼少期を都市部で過ごした私は無機質なコンクリートに囲まれて育った。そんな環境を当たり前のように思いながらも、いつしか息苦しさを感じるようになっていた。

 ある時、仕事で日本の山に登ってみるとそれまでの山に対する印象が大きく変わった。カメラを手にして、まるで導かれるように深く緑豊かな自然に惹かれていった。

 日本の神道と同じく、台湾でも古来より山や森を神聖な場所として、あらゆる自然物に神が宿るという自然信仰がある。 自然に対する畏怖から、敬意を持ち、森に溶け込む。

 様々な命と出会い、森の中で自らと対話をするうちに、自分を取り巻く世界への認識は一層深まりゆく様に感じる。

 「仙境」の会期は2月15日(月)までで、営業時間は、10時30分から17時30分まで(最終日は15時まで、日曜・2月11日休館)。

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