みなさん、こんにちは!
横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」第4回。動物たちのエサの準備に、掃除に、観察に…と、目まぐるしい毎日の業務に奮闘中の飼育員歴1年、濱本春香がお伝えします!
前回の記事はこちら。
■【連載】魚界のベストファーザー賞! クロウミウマ
※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記
今回は水族館の人気者、イルカのお話です。
横浜・八景島シーパラダイスでは、6月3日にバンドウイルカの「フォア」が赤ちゃんを出産しました! 赤ちゃんの性別はオスで、水族館「ドルフィン ファンタジー」でご覧いただけます。
さすがイルカ! 生まれた日からお母さんイルカのフォアに助けられながらに上手に泳いでいました。
赤ちゃんが壁にぶつかってしまわないように、フォアが水槽の壁側を泳いでいます。
生まれた翌日には、5.5メートルある水槽の底の方まで潜れるようになっていました!
このように水中で生活するイルカですが、私たちと同じ哺乳類。お母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。
みなさんイルカのおっぱいがどこにあるか知っていますか?
メスのイルカをおなか側から見てみると…
尾びれの近くに3本の溝があります。中心の長い溝には生殖孔や肛門が隠れており、その両側の短い溝の中に乳首がしまわれています!
イルカのおっぱいは、水中を泳ぐ際に邪魔にならないように普段は見えないところに隠れているんです。
それでは赤ちゃんイルカはどのようにミルクを飲むのでしょうか?
赤ちゃんイルカはミルクを飲むのも、もちろん水中。なんと泳ぎながら飲みます!
お母さんイルカのおなかの下を泳ぎながら、口をおっぱいまで近づけて、舌を巻きつけてミルクを飲みます。
実は今回がフォアにとって初めての子育て。
初めは親子2頭のタイミングが合わないこともありましたが、今ではスムーズに授乳できています。
ドルフィン ファンタジーでは、2019年に生まれたオスのバンドウイルカ「フォース」とそのお母さん「リグ」も一緒に暮らしており、現在2組のイルカの親子を見ることができます。
貴重なこの機会、横浜・八景島シーパラダイスにお越しの際には、ぜひドルフィン ファンタジーに足を運んでいただければと思います!
また、赤ちゃんの成長の様子はSNSでも発信していく予定です。
ぜひ今後もご注目ください!
次回は8月を予定しております♪
横浜・八景島シーパラダイス
公式ウェブサイト:http://www.seaparadise.co.jp
★7月10日に、水族館「うみファーム」がリニューアルオープンしました!
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