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自分らしい暮らしが実現できる宮崎 仕事も余暇も楽しめる移住ライフ、はじめませんか?

2022年02月28日 09時00分更新

 豊かな自然がすぐそばにあり、ゆったりとした時間が流れる宮崎県で、新しい生活をスタートしてみませんか?

 「農業×サーフィン」や「地域産業×文化的な暮らし」など、宮崎県ならではの新しい暮らし方をご紹介します。

「農業×サーフィン」で暮らす

宮崎の海はオールシーズンサーフパラダイス!

1年を通していつでも波乗りOK

 南北におよそ400kmと長い海岸線を持つ宮崎県は、サーフポイントが点在。どの季節でもある程度の高さの波がある上に、年間快晴日数全国トップレベルをほこる温暖な気候が魅力。つまり、宮崎の海は、1年を通していつでもサーフィンが楽しめるサーフパラダイスなのだ。

 2019年は、宮崎市木崎(きさき)浜、日向(ひゅうが)市お倉ヶ浜で国際大会が開かれ、その波の良さに世界のプロのお墨付きも出たほど。波のコンディションに惚れ込んだ多くのサーファーが、全国各地から通ったり、移住を決めたりしている。

海岸沿いの景色は南国ムード満点!

 いくつか、有名なサーフスポットを紹介していこう。宮崎市木崎浜は、宮崎空港から車でおよそ10分という立地で、特に人気が高い。ほかにも、県央の高鍋町には蚊口(かぐち)浜、県北・日向市には先述したお倉ヶ浜以外に、金ヶ浜、伊勢ヶ浜といったポイント、県南に下れば日南(にちなん)市の梅ヶ浜などがある。

 これだけのスポットがあれば、サーファー同士で連絡を取り合ったり、少し車を走らせてポイントの様子を確認したりしながら、人が少ない場所を狙うことができる。

 そして、サーファーの間で評判なのが、宮崎の人の温かさ。しっかりとルールを守っていれば、すぐに打ち解けて仲良くなれる。海から近い物件が見つかれば、徒歩や自転車で海に通え、毎日、朝夕にサーフィンという日々も夢じゃない!

農業塾や研修制度で農業の経験ゼロからのスタートも

首都圏に出荷される野菜も多い

 宮崎県の温暖な気候は、レジャーだけでなく、農業にも向いている。全国有数の日照時間、快晴日数と降雨量で、おいしい農畜産物が育つ条件に恵まれているのだ。

 県産完熟マンゴーの最高級ブランド「太陽のタマゴ」や、地元原産の日向夏、生産量日本一を誇るきゅうり、全国和牛能力共進会で3大会連続の内閣総理大臣賞(最高賞)を受賞している宮崎牛などがあり、2020年の農業産出額は全国6位。宮崎県にとって、農業は重要な基幹産業だ。

 野菜や果樹の栽培をゼロから始めたいという人には、相談窓口や手厚い支援があるので活用しよう。「宮崎県新規就農相談センター」では、就農の情報提供のほか、就農相談会も随時、開催している。農業法人の就職・研修などの紹介も依頼可能。東京、大阪、福岡には県外事務所も設置している。

 まず勉強したいという人には、農業協同組合(JA)の研修や県立農業大学校で開講する「みやざき農業実践塾」などで学ぶのがおすすめだ。多くの修了生が、農業従事者として新たな一歩を踏み出している。

「地域産業×文化的」に暮らす

神楽などの伝統文化が地域の誇りを受け継ぐ

大切に受け継がれている「神楽」

 宮崎の伝統文化といえば、筆頭に上がるのが「神楽」だろう。宮崎県は、「古事記」「日本書紀」に記された神々の物語にまつわる地が点在する“神々のふるさと”。国生み、神の誕生、天岩戸開きなど太古の神々がいきいきと活躍した伝説が各地に残っている。

 神楽は、五穀豊穣や豊漁(豊猟)を感謝し、来る年の安寧を祈る集落の祭りとして、今も受け継がれている。県北の高千穂(たかちほ)町や椎葉(しいば)村、県央の西米良(にしめら)村などを中心に、11月から3月ごろまで各地で神楽が奉納される。舞は地域によって少しずつ異なり、太鼓や笛も含めた伝統が集落の先輩から後輩へ受け継がれ、地域の誇りとなっている。神楽の日に合わせて帰郷したり、継承のためにUターンしたりする若者もいるほどだ。

住民が作り上げる日之影町の「大人歌舞伎」

 また、日之影(ひのかげ)町には全国的にも珍しい、地域住民が役者や太夫(語り)、三味線方、裏方までを担って舞台を作り上げる「大人(おおひと)歌舞伎」も残っている。400年以上の伝統があり、定例公演には町内外から観客が訪れる。

 一方で、地域の過疎化、高齢化の波は、伝統文化の世界にも押し寄せている。そんな中、各地で継承の一端を担うのが移住者だ。現在は多くの移住者が練習を重ね、地域住民と一緒に祭りを盛り上げる。地域の文化的な暮らしに、まずは参加して触れてみよう。

宮崎だからこそやってみたい地域を支える仕事

基幹産業の林業を志す移住者も増えている

 伝統文化を重んじる宮崎の地域に根付いている基幹産業といえば農業であるが、農業のほかに林業や漁業も挙げられる。県のスギ丸太の素材生産量は30年連続で日本一。機械化の推進により安全性が向上し、移住者の就業希望者も増えてきた。

 「(公社)宮崎県林業労働機械化センター」では求職希望者からの相談や林業事業体情報の提供などを行っている。「トライアル雇用」を行う事業体や、1年間、研修が受けられる「みやざき林業大学校」もある。

 さらに、漁業も盛ん。黒潮が流れ豊かな漁場が広がっている宮崎は多種多様な魚介の宝庫。「(公社)宮崎県漁村活性化推進機構」の新規就業者応援バンクでは募集情報がチェックできる。

 伝統産業に関心を持ち、移住する若者も多い。日之影町の竹細工・かるい(背負いかご)作りや、わら細工作りなどは有名だ。また、ユネスコエコパークに登録された綾町は、昭和40年代から工芸家が移り住むようになった“手作りの里”。世界農業遺産に認定された高千穂郷・椎葉山地域の焼畑や棚田、綾町の有機農業も、受け継がなくてはならない地域産業といえるだろう。

「会社勤め×アウトドア」で暮らす

初級から上級まで大自然の遊び方いろいろ!

 宮崎のアウトドアといえば、サーフィンやダイビング、シュノーケル、SUP(スタンドアップ・パドルボード)をはじめとしたマリンスポーツや、海釣りなど、海のレジャーが大人気。1年を通していつでもサーフィンを楽しめるとあって、サーファーの移住者も多い。

 さらに、九州山地の一画をなす山々と霧島連山を有し、県の面積の76%が森林という宮崎は、山レジャーの宝庫でもある。県西のえびの市は、霧島ジオパークに認定された活火山の恵みがいっぱい。えびの高原の池めぐりトレッキングや登山、冬のアイススケート、渓谷をめぐるサイクリングなど、ダイナミックな自然が楽しめる。

延岡市の奇跡の清流小川でカヌー体験

 県北の延岡市の山々は、祖母・傾・大崩(そぼ・かたむき・おおくえ)ユネスコエコパークに登録され、県内一の難易度をほこる大崩山登山や比叡山のロッククライミング、清流を行くカヌー、川遊びなど、初級から上級までコースは多彩。ダイビングや離島周遊クルージングなど、海の感動体験も待っている。

人気のキャンプ場も気軽に楽しめる

 グループでもソロでも気軽に楽しめるキャンプ場も充実。海、山、川の大自然の中、思い立ったらすぐ行ける。おしゃれに楽しめるグランピングや遊覧船が発着するキャンプ場も。もっと冒険したいなら、門川(かどがわ)町の無人島「乙島(おとじま)」キャンプ場もおすすめ。日常生活とかけ離れた自然体験は、サバイバル能力を鍛えてくれそうだ。

オンライン求人情報も充実

 生活の合間に大自然を楽しむアウトドアを満喫するために、宮崎に移住を考えた際、もっとも大きく変化するのが仕事。家族を伴ってとなれば特に、移住先の仕事・給与は重要事項となってくる。

 安定した会社勤めで地方移住を希望する人向けに、オンラインの移住相談会や東京、大阪、福岡など主要都市の会場で、対面の移住相談会・セミナー、企業就職説明会が開催されることも増えてきている。

 宮崎への移住を考えており、オンラインで仕事を探したい人は、「ハローワークインターネットサービス」のほか「ふるさと宮崎人材バンク」、ICT業界に特化した「ひなターンみやざき」、福祉施設職員向けの「宮崎県福祉人材センター」、看護職員向けの「宮崎県ナースセンター」などが活用できる。

 1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受けて地域で生活し、各種の地域協力活動を行う「地域おこし協力隊」も一考の価値ありだ。県の移住情報サイトをのぞくと、バラエティ豊かな人材を募集している。募集期間が短いものもあるので、こまめにチェックして、自分に合った職種と地域を探してみよう。

ワーケーション施設も増えている

「リモートワーク×のどかな田舎」で暮らす

季節を感じる暮らしで心も体も心地よく

家庭菜園でできる野菜の味に感動!

 空気のいい場所でのんびり過ごし、休日は家庭菜園の採れたて野菜とおいしい肉でBBQ。最近は、自宅や近所の川で、テントサウナを楽しむ人も。どんな憧れの暮らしが実現できるか、夢がふくらむ。

 住居は、自分たちで古民家をリノベーションするのも人気。「宮崎県空き家バンク」で各市町村の空き家情報を入手でき、賃貸以外に売買契約ができる物件も紹介されている。楽しみながら我が家を造り上げていくのも、田舎暮らしの醍醐味といえそうだ。

手間をかけて手作りする時間が楽しい

 食材のおいしさも格別。清らかな水に育まれる米をはじめ、生産者が出品する直売所も多く、新鮮な野菜や果物、肉が手に入り、料理をするのも楽しくなりそう。手をかける暮らしの中で、手作りが趣味になる人も。

 気になったら、まずはお試し移住がおすすめ。現在は、県内各地の市町村が準備する移住者向けの滞在施設もあり、無料または格安で滞在しながら、観光では味わえない“まち”を丸ごと体感できる。リアルな居住体験は、その土地での暮らしを思い描く一助となるだろう。

フルリモートという選択肢も地方の新たな働き方に

窓の向こうには癒される景色が

 近年はリモートワークの普及が進み、在宅での業務が当たり前になってきた業種もめずらしくない。積極的な支援をする企業も増えてきた今だからこそ、田舎くらしで仕事はフルリモート……という生活には追い風だ。

 リモートワークはエンジニアやWEBディレクター、カスタマーサポート、ライターなど、さまざまな職種があり、東京に本社を置く企業のサテライトオフィスも県内各地で開設されている。自然が近い環境で仕事をすることで効率化が図れるとあって、中山間地域に進出する企業も増えてきた。アフターコロナの時代、主要都市から遠い地方の働き方として注目されている。

 リモートワークを探すなら、「ハローワーク」などの求人サイトのほか、ICT業界に特化した求人サイト「ひなターンみやざき」に登録するという方法もある。

 光回線は多くの市町村で整備されており、市町村独自の光ファイバー情報通信網の整備も進む。リモートワークの気分転換に最適な、特徴あるコワーキングスペースも各地で開設され、さらに仕事がはかどること間違いなしだ。

気になった方はパンフレットをチェック!

 宮崎暮らしの魅力をまとめた新しいパンフレットを作成しました。気になる暮らし方をみつけたら、該当市町村のページもチェックしてみましょう。

・「農業」×「サーフィン」で暮らす宮崎ぐらし

 

・「地域産業」×「文化的」に暮らす宮崎ぐらし

 

・「会社勤め」×「アウトドア」で暮らす宮崎ぐらし

 

・「リモートワーク」×「のどかな田舎」で暮らす宮崎ぐらし

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