ホテルニューグランド広報担当の横山です。
新たな年を迎えてから早2か月が過ぎ3月に入りました。朝晩には冷たいキリっとした空気も残りつつ、日中はあたたかな陽射しや春めいた海風が吹き、春はもうすぐだな… と感じる日々です。山下公園の枝垂れ桜に蕾が付き始める頃です。ホテルから眺める景色は今日も美しく、海は青く、空は高く澄み渡り、気持ちの良い景色が広がっております。花粉との戦いの日々を思うと滅入る気持ちもありますが、春の足音を感じると心が浮き立つのは、卒業や入学、就職といった新たな旅立ちの時期だからでしょうか。桜の淡いピンク色が街中を彩る日がやってくるのも楽しみですね。
さて今回は、『広報が発祥メニューの次にひそかにおすすめしたい推しの3品』と題し、スタッフ評価も高い隠れ人気メニューをお届けします。
本日も、ホテルニューグランドより綴らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!
前回の記事はこちらです。
※過去の連載記事はこちら:ホテル広報が綴る横浜山下町の日々~NEW GRAND DIARY
ホテルニューグランド本館1階「コーヒーハウス ザ・カフェ」は、山下公園に面した赤いテントが目印のカフェレストランです。こちらの店舗では、当ホテル発祥メニュー「シーフードドリア」「スパゲッティナポリタン」「プリン・ア・ラ・モード」を提供していることから、ホテルニューグランドに訪れるきっかけとなるような人気の店舗として、週末は大変多くのお客様に足を運んでいただいています。店内を覗くと多くのお客様が発祥メニューであるドリアやナポリタンをご注文くださっています。お越しいただいているお客様への有難い気持ちと共に、考案したシェフに敬意を、そして伝統を受け継いできた歴代のシェフへの感謝を実感します。
広報として発祥メニューをテレビや雑誌などでご紹介させていただく機会が多いのですが・・・実はわたくしが密かにおすすめしたい、隠れた人気メニューがあるので、今回は「コーヒーハウス ザ・カフェ」より、ぜひお召し上がりいただきたい推しの3品をご紹介させていただきます!!
まず1品目は「スパゲッティ ボロネーゼ」(2178円)です。
挽肉とマッシュルーム、タマネギなどの野菜類を赤ワインやデミグラスソース、ナポリタンソースで煮込んだ濃厚な味わいの具材をパスタに合えたスパゲッティ料理です。実はこちらのメニュー、ホテルニューグランド発祥の「スパゲッティ ナポリタン」よりも歴史は長く、初代総料理長サリー・ワイルがホテルへレシピを持ち込み、戦前のホテルメニューにも載っている、長きに渡ってお客様に愛される定番人気の一品です。デミグラスやナポリタンソースを使用した濃厚なソースがもちもちのパスタに絡み、仕上げに焼き色を付けて熱々を提供するのですが、チーズの香ばしさとともに奥深い味わいが口いっぱいに広がります。ぱっと見シンプルな見た目から、入社してからもなかなか食べる機会がなかったのですが、同じ部署の食べるのが大好きなカフェ出身の同僚に「カフェで一番好きなメニューは何か?」と尋ねたところ「絶対ボロネーゼですね!!」との即答が。その日から、とてもとても気になり… いざ、と食べてみましたら、一口で完全に虜になるくらいはまりました!「スパゲッティ ナポリタン」は野菜の甘みをいかした風味豊かな味わいを楽しむ料理とするならば、「ボロネーゼ」はデミグラスの濃厚なコク深さと肉の旨味をたっぷり楽しむことができる料理です。ザ・カフェの「ボロネーゼ」は、今まで食べてきた「ボロネーゼ」の中で一番おいしいと思います。書いている今まさに、また食べたくなってきました(笑)。
そして、2品目は「仔牛のウィーン風カツレツ」(3388円)です。
こちらの料理、気になったのは男性のお客様がよくお一人でお召し上がりになっており、それも一度ではなく何度も別の方で見かけることが続くのです。気になって、カフェのスタッフに尋ねましたら、「男性の常連のお客様にとても人気ですよ」とのこと。お一人で来店とは、本当に食べたくてお越しくださっている証拠、しかも常連のお客様、ならば食べてみよう! と思い、はい、食べてみました。目の前に運ばれてきたのは大きく丁寧にたたいて平たくした仔牛のロース肉。パン粉をまぶしてフライパンでサクサクに焼かれ、トッピングには輪切りのレモンとゆで卵、なんとアンチョビとピクルスが乗っている!そして、嬉しいことにデミグラスソースが銀のソースポットに入って登場です。この伝統のデミグラスソースをかけ、一口サイズにカットして食べますと、サクサクとした衣とお肉のジューシーな食感と奥深いデミグラスソースの絶妙なコンビネーションが誕生するわけです。ボリューム感と仔牛肉ならではのしっとりとした柔らかさをレモンやデミグラスでシンプルに味わう、このおいしさをお一人で堪能するとは、さすが常連様。運ばれたときは、その大きさに圧倒されましたが、おいしいのでペロッと完食!! オーストリア・ウィーンの伝統料理なのですが、こちらも初代総料理長サリー・ワイルが持ち込んだレシピを今も受け継ぐ一品です。
3品目は「チョコレートパフェ」(1633円)
最後は、おすすめのデザート「チョコレートパフェ」です。甘党の女性が食べる印象があるかもしれませんが、実は、男性のお客様も割とお召し上がりになっているのは、色合いがダークカラーでかっこいいからでしょうか。パフェは重なりある食感を堪能することが最高の楽しみ方だと思います。当ホテルの「チョコレートパフェ」は中にメレンゲが入っており、サクサクの食感をたっぷりの生クリームやアイスとともに楽しめる構成になっています。パフェに使用しているバニラアイスやチョコレートソース、メレンゲはすべて手作り。特にバニラアイスは絶品!!口に入れると濃厚で奥深い味わいながらも不思議とさっぱり爽やか。チョコレートのほろ苦い甘さと冷たいアイスが織りなすハーモニーが魅力です。高さのあるその姿は貫禄もあり、完食すると達成感と口福感に満たされる、キング・オブ・パフェです!
書いていたらお腹が空いてきました(笑)。3品をご紹介させていただきましたが、本当はもっとほかにもご紹介したい料理があり、「オニオングラタンスープ」や「ハンバーグステーキ オニオンソース」、「ビーフカレー」「ステーキピラフ」などなど…
ホテルニューグランドにお越しいただくお客様の多くは発祥メニューを味わいたい、と足を運んでくださるので、ご存知でない方のご来館のきっかけになっていることが本当に有難いです。もちろん、ホテル発祥の伝統あるメニューなのでぜひお召し上がりいただきたいのですが、2回目、3回目、と何度もお越しいただき、違うメニューや異なるレストランもご利用いただきたい、そう思っています。
レストランに入り何を食べようかと迷う時間や、よし!これにしようと決めたメニューが運ばれてくるまでの待ち遠しい時間、そして、目の前に登場した瞬間、どれもとても幸せな時間です。
おいしい食事の時間が、すべてのお客様にとって最高に幸せな時間であることがスタッフの願いです。食事の時間を見ることができないキッチンに立つシェフたちもまた、お客様へおいしさを届けるため、笑顔いっぱいなひとときとなることを願い、今日もキッチンで腕を振るっています。彼らへの最高のご褒美が「おいしかったよ!」のお客様の言葉です。どうかサービススタッフへ遠慮なくお食事の感想をお伝えいただければ幸いです。
3月より、春満開のメニューが各レストランにてスタートしております!
ぜひホテルニューグランドへお越しいただけますよう、スタッフ一同皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております!!
詳しくはこちらでゆっくりご覧ください☆⇒https://www.hotel-newgrand.co.jp/restaurant/
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