にしまろちゃんが「ふるさと西区」をご案内！　～伝統イベント・横浜かもんやま能編～

　「横浜18区の魅力を伝え隊！」では、区のキャラクターや区役所で働くスタッフが、さまざまな切り口で各区の魅力をお伝えしていきます。第17回の担当は西区。西区のマスコットキャラクター「にしまろちゃん」が、西区のとっておきのスポットやイベントをご紹介します♪

前回の記事はこちらです

■横浜随一の野外ジャズフェス！　「’22横浜旭ジャズまつり」に行こう！

※過去の連載記事はこちら：横浜18区の魅力を伝え隊！

　18区のなかで、面積と人口は最も少ない西区ですが、昼夜間人口は180％と、県内でも1位という特徴があります。また、開港以来の歴史や下町情緒を残した『既成市街地地域』と、横浜駅周辺地区やみなとみらい21地区などの『都心部』が共存し、にぎわっています。

　今回は、そんな西区を盛り上げる伝統的なスポットと、そこで行なわれるイベントの情報をお届けします。

●掃部山公園（かもんやまこうえん）の一角にたたずむ横浜能楽堂

　西区には桜の名所として親しまれる、「掃部山公園」があります。この「掃部山」という名前は、公園内の高台にて港を一望するように建っている井伊掃部頭直弼公（いいかもんのかみなおすけこう）の銅像に由来しています。掃部山公園で開催される直弼公にちなんだイベントについては、次回（8月予定）の「にしまろちゃんが『ふるさと西区』をご案内！ ～夏の風物詩・西区虫の音を聞く会編～」をお楽しみに♪

　「横浜能楽堂」は、掃部山公園の一角にあります。本舞台は旧染井能舞台として長く親しまれてきた能舞台を復原したものです。 この舞台は1875（明治8）年、東京・根岸の旧加賀藩主前田斉泰（なりやす）邸に建てられ、後に東京・染井の松平頼寿（よりなが）邸に移築されて1965（昭和40）年まで広く利用されてきました。関東地方では、現存最古の能舞台で、建築史上、能楽史上大変貴重なものです。 横浜市指定有形文化財にも指定されています。

　能舞台の鏡板（正面の板）には、太くどっしりとした老松だけが描かれているのが一般的ですが、この舞台の鏡板には松に加え、根笹と梅が描かれています。これは非常に珍しいものです。

●歴史ある能・狂言の鑑賞会「横浜かもんやま能」　

　「横浜かもんやま能」とは、「横浜能楽堂」で毎年秋に開催している、能と狂言の鑑賞会です。毎年異なる演目を公演しています。演目の前には、能楽師から解説があるので、初めて鑑賞される方もお楽しみいただけます♪

「横浜能楽堂」が建設されるまでの第１回から第13回は、「かもんやま薪能」として屋外（掃部山公園）に舞台を設置して開催していました！

●第38回目を迎える「横浜かもんやま能」は10月2日（日）に開催！

　「横浜かもんやま能」は、今年で第38回を迎えます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、令和2年度の開催は中止とし、3年度は座席を半数に制限して開催しました。今年度も引き続き感染症対策を講じた上で、10月2日（日）に開催する予定です。７月30日（土）からチケット発売です！

　先着順ですのでお早めにご購入ください♪

第38回横浜かもんやま能

開催日時：10月2日（日）開場13時、開演14時
　※終了16時5分予定（上演時間2時間5分予定）
会場：横浜能楽堂（神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘27-2）
内容：
・能楽師による実技と解説／安藤貴康
・狂言「寝音曲」（大蔵流）／茂山七五三
・能 「通小町」（観世流）／観世銕之丞
定員：486席（車椅子用スペース5席を含む）
入場料：S席4500円、Ａ席4000円、Ｂ席3500円
チケット販売：7月30日（土）12時から
横浜能楽堂にて購入してください（初日は電話とウェブのみ）
　電話（045-263-3055）
　ウェブ（https://yokohama-nohgakudou.org/ticket/）
　または来館
主催：ふるさと西区推進委員会、西区役所、横浜能楽堂（公益財団法人横浜市芸術文化振興財団）
問合せ：045-320-8388ふるさと西区推進委員会事務局（西区役所地域振興課内）
　※横浜能楽堂開館時間：9時～18時（8月8日、22日、9月12日、26日は休館）

　ほかにも、西区では様々なイベントを予定しています♪

　次回も、にしまろちゃんが「ふるさと西区」をご案内！をお楽しみに！！