福岡県が、マインクラフトコンテストを開催しているのはなぜ?
2023年09月13日 12時00分更新
福岡県 マインクラフトコンテスト2023開催中!
福岡県が、「福岡県 マインクラフトコンテスト2023」を開催中だ。
応募の対象となるのは、県内の建築物等、本県に関係した作品。応募受付はすでにスタートしており、期間は10月31日まで。昨年はおよそ130もの作品が集まったというが、今年はそれを超える応募が期待される。
マインクラフトは、もはや説明不要なゲームかもしれないが、簡単に解説しよう。
マインクラフトの世界は、すべてが3Dのブロックで構成された「ワールド」とよばれる仮想空間だ。その中でブロックを組み合わせ、ものづくり(建築)や冒険(サバイバル)を楽しむことができる。
スマートフォン、PC、PlayStation、任天堂 Switchなど、さまざまなプラットフォームで遊べることと、その自由度の高さから、若年層には特に人気があるコンテンツとなっている。月間のアクティブユーザー数は、脅威の1億4000万人。いまもなお、世界中でワールドが造られ続けているのだ。
福岡県が、マインクラフトを活用している理由もここにある。多数のユーザーが楽しむゲームを入口とすることで、若年層をはじめとした、より多くの人に福岡県に関心を寄せてもらおうという狙いだ。
その狙いを反映しているのが、応募要項にも現れている。部門は、県内各地域の特徴的な建築物等を再現する「課題部門」と、福岡県にまつわるものを自由に制作する「自由部門」の2部門となっているが、応募資格はなく、作品に制限もない。複数人で制作した作品も、応募できるようにしている。
決まっているのは「マインクラフトを使って、福岡県にまつわる作品を作る」というだけ。課題部門は「門司港駅」や「宝満宮竈門神社」「九州歴史資料館」「旧伊藤伝右衛門邸」など17の課題から選択する必要があるが、そのほかは、何をどんな風に、何人で作るとしても、それは応募者の自由なのだ。
優秀作品には賞品も! さらに「福岡ワールド」が公開
なお、優秀作品には福岡県の特産品などが賞品として進呈されるほか、コンテスト終了後は、コンテストの優秀作品を活用した「福岡ワールド」が令和6年2月頃に公開される予定となっている。
マインクラフトで遊んでいる人が、商品目的で応募するもよし、福岡県に興味を持っている人が、これをきっかけにマインクラフトに手を出してみるのもよし。この、自由で楽しいコンテストに、ぜひ応募してみてはいかがだろう?
応募は、公式ウェブサイトからファイルを添付する形式で、簡単にできるようになっている。応募締め切りまではまだまだ期間があるので、今日から作り始めても間に合うぞ!
作品応募期間:7月26日(水)〜10月31日(火)
応募資格:制限なし(複数人で制作した作品の応募も可)
ゲスト審査員:
タツナミシュウイチ氏(プロマインクラフター)
日本及びアジアで初めてプロマインクラフターとなり、数々の 地上波番組にも出演、マインクラフトの教育的効果や面白さなどについて広く世間に発信を行っている。日本唯一のプロマインクラフターコミュニティJapan Crafters Union(JCU)の代表を務める。
ドズル氏(YouTuber)
ゲーム実況グループ『ドズル社』のリーダー。2023年、目標の一つであったチャンネル登録者数100万人を達成した。医大生であったにも関わらずYouTuberになる道を選んだという異色の経歴を持つ。
各部門の概要:
■課題部門
指定された県内の建築物等の中からいずれか1つを再現した作品を募集。
【審査基準】作品の再現度、精巧度等を審査
■自由部門
福岡県にまつわるものを自由に制作した作品を募集。
【作品の例】歴史上の建造物(大宰府政庁、旧福岡県庁等)、未来の福岡(建造物、風景等)、名物や特産品(食べ物、伝統工芸品等)など
【審査基準】作品の独創性、ユーモア度、福岡ファン度を審査
賞及び副賞
最優秀賞 各部門1名、6000円相当の福岡県特産品をプレゼント
優秀賞 各部門2名、3000円相当の福岡県特産品をプレゼント
ユース賞 各部門1名、3000円相当の福岡県特産品をプレゼント(中学生以下の応募者から選定)
審査員賞 部門関係なく3名、3000円相当の福岡県特産品をプレゼント
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