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東京都庁前からスタート! 「東京マラソン2024」3月3日開催

2024年02月29日 14時30分更新

 「東京マラソン2024」が3月3日、東京都庁前を出発するコースで開催される。この大会は、パリ五輪の男子マラソン代表選考レースとなる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの最終戦となり、男子のマラソン日本代表最後の1枠が決まる。

 パリ五輪マラソン男子日本代表は、昨年10月に行われたMGCで小山直城(Honda)と赤﨑暁(九電工)の2名が内定。3つある代表枠の残り1つは、指定するMGCファイナルチャレンジ大会(男子は福岡国際マラソン2023、大阪マラソン2024、東京マラソン2024)で設定記録(男子)2時間5分50秒を満たして、なおかつ満たした選手のなかで最上位の記録を持つことが条件。該当する選手がいない場合は、MGCで3位に入った大迫傑(Nike)がパリ五輪のマラソン男子日本代表に内定する。

 昨年12月に最初のMGCファイナルチャレンジとして開催された福岡国際マラソン、そして先週行われた大阪マラソンでは設定記録の突破者は現れなかったため、今大会で設定記録を満たした最上位選手はパリ五輪への切符を手にすることができる。

 また、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅢ(2022年4月~2024年3月)も男子は最終レースとなる。こちらもシリーズチャンピオンが決定する。シリーズⅢのチャンピオンには賞金660万円が授与されることとなっている。一方、女子もJMCシリーズⅢは残り2レース。今大会はグレード1(G1)大会に指定されており、JMCランキングの変動もあると予想されている。

フォート・キシモト

 男子ではリオ五輪、東京五輪と2大会連続で金メダルを獲得したエリウド・キプチョゲ(ケニア)、昨年のベルリンマラソンで2時間3分13秒をマークしたヴィンセント・キプケモイ・ゲティッチ(ケニア)や、ロッテルダムマラソンで2時間3分50秒をマークしたティモシー・キプラガト(ケニア)ら有力ランナーがエントリー。

 MGCファイナルチャレンジという視点では、日本記録(2時間4分56秒)保持者の鈴木健吾(富士通)が注目選手だという。MGCファイナルチャレンジ設定記録(2時間5分50秒)を上回る自己記録の日本人選手は、鈴木と大迫傑(Nike)の2人のみ。

 鈴木に次いで、設定記録に近い自己記録を持つ山下一貴(三菱重工)、山下と同じく前回の東京マラソンで2時間5分59秒(日本歴代4位)をマークした其田健也(JR東日本)もパリ五輪への1枠を狙う。

 また、2021年びわ湖毎日マラソンで2時間6分35秒をマークした細谷恭平(黒崎播磨)、昨年の大阪マラソンで、初マラソンながら2時間6分45秒(当時の初マラソン日本最高)をマークした西山和弥(トヨタ自動車)や、同じ大阪マラソンで2時間6分53秒だった池田耀平(Kao)、そしてエリート選手の小椋裕介(ヤクルト)も自己ベスト2時間6分51秒と2時間6分台のランナー。

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 一方、女子のレースにも国内外のトップランナーがエントリー。海外招待選手には、東京五輪の5000mと10000mで二冠を獲得し、昨年のシカゴマラソンで世界歴代2位となる2時間13分44秒をマークしたシファン・ハッサン(オランダ)が出場予定。ほかにも2時間14分58秒(世界歴代5位)のアマネ・ベリソ・シャンクレ(エチオピア)や2時間16分28秒(世界歴代10位)の自己記録を持ち、青森山田高(青森)出身のローズマリー・ワンジル(ケニア)など有力選手が名を連ねている。

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 東京マラソン2024は3月3日 9時10分にスタート。東京都庁前から日本橋、浅草雷門、両国など都内名所を巡り、東京駅前・行幸通りをフィニッシュ地点とする42.195km。

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東京マラソン2024
開催日程:3月3日(9時10分スタート)
コース:東京都庁(スタート)/東京駅行幸通り(フィニッシュ)

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