世界初「水空合体ドローン」って何!? 舌に電気を流して味を変える体験ができる!? SusHi Tech Tokyo 2024ショーケースプログラムの海の森エリアには驚きがいっぱいだ!

2024年05月10日 11時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII
提供: 東京都、SusHi Tech Tokyo 20204 ショーケースプログラム実行委員会

海の森エリアで見られる“最先端”のテクノロジー

最先端のテクノロジーを、広大なフィールドで展開する海の森エリア

 さて、今回紹介する海の森エリアを詳しく見ていきましょう。中央防波堤エリアの陸・海・空を活用して、さまざまな最先端テクノロジーを実演・体験・展示する会場です。

 とはいえ、「最先端テクノロジーって、なんだか難しそう……」と思う人もいるでしょう。そこで、“親しみやすさ”を持った“ロボット”ということで、週刊少年ジャンプで連載中の人気ギャグマンガ『僕とロボコ』より、「ロボコ」が公式アンバサダーに就任しています。

SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム

海の森エリアでは、マンガ内でもハチャメチャに活躍するロボコが登場する

 作中でも型破りな活躍をするロボコが、会場の各所にある技術内容の紹介パネルなどに登場。最先端テクノロジーを、どういう特徴があるのか、どこで活躍するのか……おもしろく、わかりやすく解説します。

 さて、海の森エリアではどんな技術が見られるのでしょうか?

 まずは、これからの社会には必要不可欠ともいえる、最先端の再生可能エネルギー。太陽光や風力の発電設備を展示するほか、船着き場では水素生産船も間近で見られます。

水面に設置した洋上浮体式太陽光発電パネル。これからの世界を担う発電設備が、海の森エリアに集まっています

 単に発電するところを見せるだけではありません。実際に発電した電気を一部電動モビリティなどにも供給する予定です。発電した電気がイベント内で活用されることで、テクノロジーがどのように役立つのか、よりわかりやすくなりますよね。

本物の機材に触れるDJ体験コーナーも。ここでも、海の森エリアで発電した電力を一部使用します

 そして、未来のテクノロジーといえば、次世代モビリティです。海の森エリアにも、ドローンや電動キックボードなど、モビリティはもりだくさん。

 たとえば、KDDIスマートドローンでは、世界初の「水空合体ドローン」、そして「充電ポート付きドローン」が展示されます。水空合体ドローンは、その名の通り、空を飛んで水に潜れるドローン。モバイル通信にも対応しており、空中ドローンの遠隔飛行や、空中・水中カメラ映像のリアルタイム伝送が可能なんだそう。

水空合体ドローン。空を飛んで水に潜ることができる、世界初のドローン

 「空飛ぶクルマ」も登場します。ショーケースプログラムの別会場でも登場している空飛ぶクルマですが、海の森エリアでもそのテクノロジーがしっかり解説されるとのこと。

自分で操縦できる一人乗りの空飛ぶクルマ「HEXA」

 「未来のモビリティを解説してくるのはわかったんだけど、せっかくだし、実際に乗ってみたいな……」という人も、ご安心ください。電動パーソナルモビリティ(自転車、キックボード)に誰でも自由に乗れる、「フューチャーモビリティ 〜ライドパーク〜」コーナーもあります。

パーソナルモビリティの試乗体験もありますよ

 「ヘルステック体験 〜リビングラボ〜」も見どころです。東京都立大学・久保田研究室による「生活機能測定トレーラーリビングラボ」では、空間型ロボットで身体の動きを計測できるほか、リアル脱出ゲームや座るだけで筋トレができるリクライニングチェアなども用意しています。

「未来のおうち」を楽しく体験できる「ヘルステック体験 〜リビングラボ〜」

 また、グループ形式で先行プロジェクトを周る解説付きツアーも催行(平日限定・事前予約制)。このツアーは「再生可能エネルギー」「環境・モビリティ」の2テーマに分かれています。中央防波堤エリアという広大なフィールドを活かし、最先端テクノロジーの実装に取り組む事業者の努力をわかりやすく理解できますね。

 海の森エリアを訪れれば、テーマに基づいたさまざまなコンテンツを体験できる。最先端のテクノロジーを理解するだけでなく、未来の東京がどのようになっているのかも想像できます。

 そう、海の森エリアは、先行プロジェクトで実装を進めているテクノロジーを理解するだけでなく、来場者一人ひとりが東京の明日を想像し、自分たちの生活を考えるきっかけになる楽しい“学び”がある会場なのです。

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