江戸城の外掘りに浮世絵を写した光景、なんか「ブレードランナー」みたいで好き
2024年05月31日 13時00分更新
5月30日(木)から6月2日(日)の期間、江戸城の外堀で歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」のプロジェクションマッピングが行われます。こちらは外濠の水辺再生事業の実証実験で、定期開催されるものではないのですけど、イメージ写真を見る限り、めちゃキレイ! これはぜひ見ておかねば。
お堀に浮かぶ浮世絵の光
5月30日(木)から6月2日(日)まで、江戸城外堀跡・牛込濠の法面約100mに、プロジェクションマッピングで歌川広重の「名所江戸百景」に描かれた江戸の水辺の風景などを映します。
歌川広重は、「東海道五十三次」の風景画で有名な江戸時代の浮世絵師です。昭和生まれの方なら、昔、永谷園のお茶漬けにおまけとして「東海道五十三次」のカードが封入されていたのを覚えてらっしゃる方もいるかも知れませんね。その歌川広重の連作「名所江戸百景」は、江戸の町並みを描いた作品群。日本橋、霞が関、桜田(門)、両国など、今も町の名前の残る名所の昔の姿をめちゃエモいイラスト(浮世絵)として残しています。
浮世絵になった東京の町って、実はめちゃくちゃエモいと思うんですよ。昔の江戸の町って、こんなにカラフルなの!?って思っちゃいます。
そのエモさ全開の浮世絵を江戸城外堀跡にプロジェクションマッピングで投射するというこのイベント、ほかに、花見や祭りで賑わう江戸の街を描いた浮世絵をモチーフにしたデジタルアニメーションや、錦鯉や花々などデジタルアートも投影。これらは対岸の千代田区立外濠公園内から見ることができます。
普段は周囲の灯りでぼんやり照らされている外堀の水面ですが、プロジェクションマッピングで華やかな浮世絵が水面に反射した姿を見ると、現代のビルがそそり立つ東京の街の背景と、和を象徴するカラフルな浮世絵イラストのコントラストが、なんだか映画「ブレードランナー」の世界みたいです。江戸の昔に思いを馳せるようなイベントなのかと思いきや、意外に未来を感じさせてくれる演出にもなってますよね、これ。まあ、外国の方が考える、という意味でですが。我々ももちろん楽しみですが、意外とインバウンドで旅行に来られた外国人の方などに人気のイベントになるのでは…。
外濠の水辺再生事業 江戸城外濠 プロジェクションマッピング(実証実験)
日時:5月30日(木)~6月2日(日)19:30~21:00
※約8分間のコンテンツを連続投影します。
※雨天の場合でも投影を実施しますが、荒天の場合は投影を一時中断・中止する場合があります。
会場:(投影)江戸城外濠牛込濠法面(東京都新宿区市谷田町三丁目約 100m の区間)
(観覧)千代田区立外濠公園
※プロジェクションマッピングは対岸の千代田区立外濠公園内からご覧いただけます。
※混雑時は安全確保のため外濠公園内の観覧エリアは一方通行となります。新見附橋から約100m北側(JR飯田橋駅方向)に観覧エリアの入口を設け、新見附橋付近は出口となります。
アクセス:JR「飯田橋駅」西口より徒歩約10分、JR「市ケ谷駅」より徒歩約10分
料金:観覧無料・事前申込不要
ご来場の方へのお願い:
・会場周辺では係の誘導に従ってください。
・混雑時は安全確保のため外濠公園内の観覧エリアは一方通行となります。新見附橋から約100m北側(JR飯田橋駅方向)に観覧エリアの入口を設け、新見附橋付近は出口となります。
・写真撮影・動画撮影をする場合は、フラッシュ撮影・ドローン撮影・混雑時に最前列で三脚を使用しての長時間の撮影はご遠慮ください。また、連写のシャッター音は周囲の方の迷惑となる場合がありますので混雑時は連写を控えていただくかサイレント撮影機能をご使用ください。映像の動きが早いためスマートフォンの場合は動画撮影をおすすめいたします。
・三脚を使用する場合のカメラ位置は観覧場所に関わらず撮影者の頭の高さまでを上限とさせていただきます(公式記録スタッフによる撮影を除く)。また、脚立等地面に足が接触しない物を使用しての撮影はご遠慮ください。
・観覧に適したエリアが限られるため、譲り合いにご協力をお願いします。
・スタッフによる写真撮影・動画編集、メディア取材に映り込む場合があります。あらかじめご了承ください。
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