キャリーケースを預けて、快適な観光・移動を実現

新横浜駅でキャリーケース専用一時預かりサービス「キャリーパークサービス」が開始

　相模鉄道と東急電鉄は2024年8月1日から、新横浜駅南改札外に設置された待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」にて、キャリーケース専用一時預かりサービス「キャリーパークサービス」の実証実験を開始する。

　新横浜駅周辺は、多くのキャリーケースを持った国内外の利用客が行き交う場所である。また、駅周辺で大規模なイベントやスポーツイベントが開催される際には、キャリーケースの保管場所の不足が深刻な課題となっている。今回の「キャリーパークサービス」は、この課題を解決するための便利なサービスだ。

　キャリーパークサービスは、従来のコインロッカーと異なり、棚に収納するのではなくキャリーケースの取手に施錠する形式を採用している。このため、預けることができるキャリーケースのサイズに制限がなく、非常に柔軟だとしている。専用アプリを通じて施錠・開錠が可能で、預かり場所の空き状況も一目で確認できる。アプリは多言語対応であり、キャッシュレスでの支払いができるため、インバウンド客にも使いやすい設計となっている。

　実証実験は2024年8月1日から2025年7月31日までの予定で、その結果を基に今後の本格導入が検討される。サービスの利用料金は2時間200円、延長2時間毎に200円、1日の最大料金は1,200円となっている。利用は、専用アプリを使用して事前に会員登録を行い、クレジットカードでの決済を行う。

　新横浜駅の利用客にとって、キャリーケースの一時預かりサービス導入は、荷物を持ち歩く手間から解放され、より快適に観光や移動が楽しめる大きな助けとなるだろう。この新しいサービスがどのように駅の利便性を向上させるか、注目されるところだ。