横浜赤レンガ倉庫「ミュシャ展」｜実物展示×デジタル映像で体験する芸術の革新

　全国各地を巡回している「ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの女神たち」が、4月18日から5月18日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて開催される。この展覧会は、アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャの作品を、伝統的な展示方法と最新のデジタル技術を駆使して紹介するものである。

　ミュシャ展では、ミュシャが得意とする曲線美や幾何学模様の装飾デザインを、実際の展示作品と高精細なプロジェクターによる魅惑的な映像空間で楽しむことができる。特に「ジスモンダ」や「モナコ・モンテカルロ」といった代表作が映像化され、ミュシャが描いた壮大な世界が立体的に表現される。

　ミュシャの世界を深く知ることができる本展では、多くの実物作品も展示される。OGATAコレクションの協力を得て、大女優を描いた「麗しの女神」や、日常の中での商業ポスターなど「暮らしの彩り」、流れるような美しさを表現した「スタイルの美」、そしてミュシャの愛国心を表現する作品まで、4章構成でその魅力を堪能できる。