「3.11防災花火」首都圏3カ所で開催 避難場所の認識向上を目指す取り組み
2025年03月10日 12時00分更新
3月11日、LINEヤフーは東日本大震災の追悼と防災意識の向上を目的に、「3.11防災花火」を首都圏の避難場所から打ち上げる。このイベントは明治神宮外苑、東京都立駒場高等学校、川崎市河川敷の3箇所で18時30分から始まり、19時に打ち上げが開始される。特設サイトでは避難場所の検索や、避難所との違いについても学ぶことができる。
LINEヤフーは、「避難場所の設置距離」と「花火が綺麗に見える距離」の約2kmという一致点に注目し、花火を通じて避難場所を知る取り組みを始めた。このイベントでは、災害時に避難が可能な場所と同じ距離範囲で花火を楽しむことで、自分の周囲の避難場所を確認するきっかけを提供する。また、明治神宮外苑での花火前には、防災専門家やタレントのゆうちゃみさんによるトークセッションも予定されており、これもライブ配信で視聴可能だ。
調査によれば、日本人の多くが災害を懸念しつつも、具体的な避難場所を把握しているのは約3割に過ぎないという。「避難所」と「避難場所」の違いを知らない人や、自宅周辺の避難場所を現地で確認したことがない人も多い。この背景のもと、「3.11 防災花火」は、避難場所の認識を高めることに重点を置き、適切な防災行動を促進するために企画された。
花火打ち上げの現場では、避難場所マークを模したオリジナル花火が作られ、特に明治神宮外苑で打ち上げられる。このオリジナル花火は、避難場所という重要な情報を参加者に分かりやすく届けるための象徴となっている。
夜景LOVE WALKERの最新情報を購読しよう