イエローグリーンの光で染まる東京、5月31日から禁煙週間開始
2025年05月14日 14時00分更新
5月31日の世界禁煙デーに向け、東京都は公益社団法人東京都医師会と共同で、東京スカイツリーや隅田川橋梁群などの都内施設をイエローグリーンにライトアップする。目的は受動喫煙防止の意識向上を図ることで、特に令和2年4月に全面施行された受動喫煙防止条例の5周年に合わせたものだ。また、点灯期間中にはSNSを介してライトアップされた施設の写真を「#世界禁煙デー」と共に投稿するキャンペーンも実施される。
イエローグリーンは受動喫煙防止のシンボルカラーとして採用されており、「煙を吸いたくない」という意識を表現する色である。この色は平成13年に長崎県佐世保市の市民アイデアから生まれたもので、世界禁煙デーの象徴として用いられることが多い。東京都ではこの活動を通じて喫煙が一般的ではない社会習慣になることを目指し、受動喫煙を減らすための飲食店選びを新たな啓発活動の一環として奨励している。
ライトアップは5月31日から6月6日までの間、東京の各施設で異なる時間帯に行われる。東京スカイツリーは21時から24時までの予定で、隅田川橋梁群は日没後15分から23時までライトアップされる。他にも東京都庁第一本庁舎や渋谷ヒカリエなど、都内の主要施設が点灯される予定だ。また同期間中、デジタルサイネージを用いた啓発動画の放映やポスター展示も行われ、都民の意識を高める狙いがある。
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