「楽しい都電」リニューアルプロジェクト始動!都電荒川線に新たな風
2025年05月21日 16時15分更新
交通局は、東京さくらトラム(都電荒川線)を一新する「都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト」を始動する。このプロジェクトは車両を特別なデザインにリニューアルし、沿線地域の活性化を目的としている。
デザインは、ドーンデザイン研究所のデザイナー・イラストレーター水戸岡鋭治氏が担当し、都営交通初のクラウドファンディングも行う予定だ。プロジェクトのクラウドファンディングは、5月23日から7月22日まで実施され、目標金額は1700万円となる。
リニューアルされるのは運行開始から30年以上経った8500形の都電車両1両だ。新たなデザインは、山吹色の外装で昔の都電を彷彿させ、内装には木材を豊富に使用した多様なパターンの座席が設けられる。「楽しい都電」をコンセプトに、単なる交通手段に留まらず観光目的で楽しめる空間へと再生する。これにより、都電が地域に根ざし、さらに多くの人々に愛される存在となることを目指す。
このリニューアルプロジェクトでは、クラウドファンディングを通じて市民の協力を得る予定だ。支援者には特別な返礼品として車両デザイングッズやお披露目式への招待などが用意されている。これらはプロジェクトへの参加意識を高め、支援者との共同体験を創出する重要な施策だ。返礼品の詳細については、プロジェクトページをチェックしてほしい。
リニューアルした車両の運行開始は2026年(令和8年)春頃を予定している。新たなデザインの都電車両が東京の街を走る姿は、多くの観光客や地元住民にとって新鮮で楽しみなものとなるだろう。このプロジェクトを通じて、東京の新たな名物としての都電を皆で作り上げ、地域の活性化に寄与することが期待されている。
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