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東京都、6月は「蚊の発生防止強化月間」―感染症対策を強化

2025年05月22日 15時45分更新

 東京都は、蚊が媒介するデング熱などの感染症のまん延を防ぐため、6月を「蚊の発生防止強化月間」と定め、蚊の発生防止やウイルス媒介蚊の調査、患者発生時の迅速な対応を強化する方針を発表した。この取り組みは、虫よけ剤の使用に加え、たまり水をなくして幼虫の発生を防ぐことを都民に呼びかけるものである。

 都は、この月間を通じて、ポスター掲示や啓発動画の放映、ラッピングバスの運行を通じた広報活動を強化する。また、6月18日には「感染症を媒介する蚊対策講習会」をハイブリッド方式で開催し、都民や施設管理者を対象に感染症や蚊の生態に関する知識の普及を図る。さらに、定点観測地点を設け、定期的に蚊を捕集してウイルス保有の有無を調査することで、感染拡大を未然に防ぐ。

 具体的な対策として、都内主要駅や公園、区市町村庁舎でポスターを掲示し、YouTubeなどで啓発動画を放映する。また、ラッピングバスが都内4営業所から発着し、広く蚊の発生防止を周知する予定だ。さらに、25の定点観測施設で蚊媒介感染症のウイルス保有状況を調査し、感染のリスクが高い地点はホームページを通じて情報提供を行う。

 患者発生時には、速やかに行動歴などを調査し、ハイリスク地点を特定、感染拡大を防ぐために必要な措置を取ることとしている。東京都のこの取り組みは、蚊媒介感染症の発生やまん延を防ぐための強固な対策として注目されている。

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