三陸の港と横浜の港がつながる瀬谷区丼『瀬谷バーガー改』！

　皆さん、こんにちは！ 横浜市役所内商業施設「ラクシス フロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。

　今回もご覧いただきありがとうございます！

前回の記事はこちら。

【連載】佐藤農園さんのお野菜がたっぷり緑区丼『トム・ヤム・ガイ』！

※過去の連載記事はこちら：

横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

　6月の横浜18区丼ファイナル～開港編～は「瀬谷区」です。

　メニュー名は、「瀬谷バーガー改」！！

　まずはなぜ瀬谷区でバーガーなの？のお話からさせていただきます。

　前回の2クール目「横浜食育18区丼」の際にご協力いただいた瀬谷第二小学校さんと連携したとき、瀬谷丸のお話を聞きました。その瀬谷丸で採れたブリ（イナダ）がメインとなっているバーガーです。

瀬谷第二小学校のみんなと考えた瀬谷区丼『ハンバーグラタン』

　そして、そもそもなぜバーガーか？

　それは「18区丼」の1クール目に瀬谷バーガーとして横濱ビーフのハンバーガーを提供させていただいたからなのです。

　さらに今回はそのバーガーのソースに、一般社団法人セヤミツラボさんのはちみつをベースにしたハニーマスタードソースを添えます。

（一般社団法人セヤミツラボ：https://www.seyamitsu.com/）

　そこで勤務をされている鈴木悠太さんのご案内で先日セヤミツラボさんを訪ねてきました。瀬谷にある畑におじゃましたのですが、そこではお野菜やハーブを育てていて、ちょうどその時期は桑の実が旬だったので、たくさん摘んでいただいちゃいました。

　そして、お目当てのミツバチの巣箱があったのですが、当日は少し肌寒く小雨も降っていたせいで、ハチたちはお休み気味でした。ただ、そこには10万匹以上いるらしく、普段はブンブン活発に動き回っているそうです。

　その土地の半径2kmくらいからミツを集めてくると言われていて、まさに瀬谷区のお花から採ったハチミツなんですね！

　花の特性か、春先のハチミツは若干濃いそうなので、今回は初夏に集めてきたハチミツを使わせていただくことになりました。

　そして今回案内をしてくれた鈴木さんですが、大学で建築を学んでいたとき、このハチミツに出合い、学校を辞めて、こちらでお仕事を始められたそうです。それだけ熱い想いを抱いている鈴木さんのハチミツというだけで、絶対に美味しいはずですし、無性に応援したくなりました。

　また、18区ドリンクには「相澤良牧場」さんのフレッシュなミルクを使用した「アイスチャイ」をご用意しました。スパイスをオリジナルで調合し、しぼりたての新鮮な牛乳と合わせたチャイは、ほんのり甘くスパイスがやさしく香る大人の味わいです。

　今回は三陸の港と横浜の港が「18区丼」を通してつながっているという形で「開港」を表現しました。是非たくさんの方々に召し上がっていただきたいと思います。

　そして7月は「泉区」になります。こちらもぜひ楽しみにしていてください！！

　最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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文／椿 直樹　　　　

プロフィール　　　

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)