みなさん、こんにちは。
私たち、横浜市芸術文化振興財団は、美術、音楽、ダンス、古典芸能など、アートの力を活かして、横浜の魅力を高める活動をしています。
この連載ではリレー形式で10回に渡り、新たなアートイベントの楽しみ方、文化施設周辺の街歩きなど、アートを切り口に街の魅力をお届けします。
前回の記事はこちら:
横浜ジャズ100年!今年も「横濱JAZZ PROMENADE」で横浜の街を歩く
過去の連載はこちら:
アートが紡ぐ街へ~ヨコハマ・アートディスカバリー~第9回は、「横浜市民ギャラリーあざみ野」の経理担当・丸山が、今年で開館20周年を迎える「横浜市民ギャラリーあざみ野」について、あざみ野駅周辺の様子を交えてご紹介します。
あざみ野って、どんな街?
あざみ野は、横浜市青葉区の東側に位置する閑静な住宅街。駅前にはカフェや喫茶店が点在していて、少し歩けば緑豊かな公園もある、のんびりした雰囲気の街です。春には河津桜が咲き誇り、季節の移ろいを楽しめます。寒い日も、あざみ野商店会の街灯が街を照らしてくれるので、どこか温もりを感じることができます。ちなみに、かつてこの地域にはアザミ(薊)の花が多く咲いていたことから、「あざみ野」と名付けられたそうです。
駅から5分、アートフォーラムあざみ野に行ってみよう!
住宅街の中に静かに佇む「アートフォーラムあざみ野」は、「男女共同参画センター横浜北」「横浜市民ギャラリーあざみ野」の複合施設。地元の人だと、アートフォーラムあざみ野が、一番馴染みのある名称かもしれません。
市民ギャラリーあざみ野へは、あざみ野駅から歩いて5分ほど。駅を出て、「etomo」(商業施設)やお店が並ぶにぎやかな側とは反対方向へ出て坂道を登ると、右手に「山内図書館」や「山内地区センター」などの公共施設が見えてきます。
そのまま坂道をまっすぐ進むと、「アートフォーラムあざみ野」に到着です。
中に入ると、吹き抜けが気持ちいい開放的な空間が広がります。
館内でどう過ごすかはそれぞれ。展示室で美術鑑賞するもよし、図書コーナーで読書をするもよし、カフェテーブルやベンチに座って自由にくつろぐ方もいらっしゃいます。
気軽に立ち寄れるアートスポット
「横浜市民ギャラリーあざみ野」という名前だけ聞くと少し堅い印象を受けるかもしれませんが、実は誰でも立ち寄れる、親しみやすいアートスポットなんです。
2つある展示室では、年3回の主催企画展に加え、ほぼ毎週入れ替わる絵画や写真展が開催されていて、いつ訪れても新しい作品に出会えます。エントランスやラウンジでも定期的に小展示を開催しているので、お友達とおしゃべりをしながら、ご飯を食べながら、アートを感じることができる空間になっています。
また、アートだけでなく、健康講座や音楽の発表会など、地域のさまざまな活動が行われる複合施設のため、訪れる人の目的もさまざま。そんな垣根のない雰囲気だからこそ、「美術館は敷居が高そう」と思っている方の鑑賞デビューにもぴったりです。
今年で開館20周年を迎える「アートフォーラムあざみ野」。アニバーサリーを記念して、10月25日と26日は館内でイベントを開催!展示室1では、開催中の現代美術展「あざみ野コンテンポラリーvol.16 庄司朝美 トビリシより愛を込めて」の入場料がこの2日間は無料になります。難しそうと思っていた現代美術が、意外と面白かった!そんな発見があるかもしれません。ぜひ、ふらっと立ち寄ってみてください。
▼スポット・イベント紹介
横浜市民ギャラリーあざみ野 公式HP
・X(旧Twitter)
https://www.instagram.com/artazamino/
https://www.facebook.com/artazamino
・YouTube
https://www.youtube.com/@artazamino
■あざみ野コンテンポラリーvol.16 庄司朝美 トビリシより愛を込めて
日時:10月11日(土)~11月3日(月・祝)/11:00~18:00
一般500円 20歳未満および学生・65歳以上無料
※10月25日、26日(アートフォーラムあざみ野開館20周年)は入場無料
https://artazamino.jp/event/contemporary16
▼執筆者紹介
文:丸山 琴乃
プロフィール:神奈川県横浜市出身。2024年に大学を卒業し、横浜市芸術文化振興財団に入団、横浜市民ギャラリーあざみ野に勤務。横浜の好きな景色は、象の鼻パークから眺める海。
横浜LOVE WALKERの最新情報を購読しよう