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小栗旬、松本潤から竹中直人まで 三英傑を演じた俳優のうち、最も注目されたのは誰?

 豊臣秀吉・秀長の軌跡をお城からたどる「戦国LOVEWalker2026」が12/22発売!この連載では戦国武将ゆかりの城や注目イベント、SNS分析など、大河『豊臣兄弟!』とともに様々な角度から戦国時代と天下人兄弟の魅力を掘り下げる。今回は大河ドラマ放送を記念し、2025年に織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「戦国三英傑」とともに言及された芸能人ランキングを一挙公開。これまでに数多くの俳優が演じてきた戦国三英傑。最も多くのユーザーの記憶に残ったのは誰なのだろうか。

最も注目された「豊臣秀吉」は大河ドラマのあの人!

 では、三英傑それぞれの名とともに言及された芸能人の名前を見てみよう。

順位 スポット名(都道府県名) 話題流通量
投稿数/
アカウント数
男性:
女性比
ポジ:
ネガ比
主な共起語
(その共起語がXでの投稿全体に占める比率)
1 池松壮亮 4,672
45%
55.%
18%
0%
大河ドラマ(98%)、豊臣兄弟!(98%)、仲野太賀(77%)、豊臣秀長(77%)、クランクイン(66%)
2 勝新太郎 282
85%
15%
7%
25%
大河ドラマ(89%)、独眼竜政宗(65%)、小田原(52%)、渡辺謙(34%)、伊達政宗(32%)
3 竹中直人 219
83%
17%
35%
14%
大河ドラマ(39%)、好き(20%)、北野武(17%)、徳川家康(17%)、織田信長(14%)
4 緒形拳 81
82%
18%
17%
1%
大河ドラマ(59%)、太閤記(51%)、黄金の日日(37%)、織田信長(26%)、高橋幸治(25%)
5 西畑大吾 79
42%
58.%
33%
0%
新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~(87%)、暴れん坊将軍(76%)、クローン(53%)、面白い(51%)、新・暴れん坊将軍(51%)

2024年12月~2025年11月までに「豊臣秀吉」とともに言及された芸能人TOP5。

 「豊臣秀吉」の名前とともに最も言及されたのは、池松壮亮さん。2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で豊臣秀吉を演じることが発表され、注目を集めている。

 2位は大河ドラマ『独眼竜政宗』で秀吉を演じた、勝新太郎さん。従来の秀吉像とは異なる、威圧感に溢れた演技が今なお語り継がれており、X上では「秀吉のステレオタイプを覆した」「迫力があってかっこいい」「最強&最凶の秀吉」などという意見が上がっている。

 3位は大河ドラマ『秀吉』で秀吉を演じた竹中直人さん。竹中さんは『秀吉』の大ヒット以降、大河ドラマ『軍師官兵衛』、映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』、ゲーム『仁王2』でも秀吉を演じるなど、豊臣秀吉=竹中直人といわれるほどのはまり役となっている。

 そんな竹中さんだが、『豊臣兄弟!』では戦国の梟雄・松永久秀を演じることが発表されており、「え、秀吉じゃないの?」「「心配御無用!」とか言って安心させてから裏切りそう」「楽しみすぎる」などの声が上がっている。

 そのほか、4位には大河ドラマ『太閤記』『黄金の日日』で秀吉を演じた緒形拳さん、5位には戦国武将のクローンが集まる名門不良高校を舞台にした異色のドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』で秀吉を演じた、アイドルグループ・なにわ男子のメンバー、西畑大吾さんがランクインしている。

「織田信長」は大河から特撮まで様々な作品で登場

順位 人物名(都道府県名) 話題流通量
投稿数/
アカウント数
男性:
女性比
ポジ:
ネガ比
主な共起語
(その共起語がXでの投稿全体に占める比率)
1 小栗旬 16,168
42%
58.%
41.8%
1.4%
豊臣兄弟!(91%)、大河ドラマ(89%)、仲野太賀(51%)、楽しみ(35%)、名古屋まつり(29%)
2 TAKAHIRO 2,584
46%
54%
19.1%
0%
仮面の忍者 赤影(72%)、FANTASTICS from EXILE TRIBE(71%)、EXILE(63%)、佐藤大樹(63%)、三池崇史(33%)
3 堤真一 1,147
26%
74%
2.6%
0%
ババンババンバンバンパイア(96%)、吉沢亮(93%)、蘭丸(78%)、眞栄田郷敦(73%)、映画館(41%)
4 木村拓哉 1,123
62%
38%
11.8%
15.1%
映画(58%)、三浦春馬(23%)、ドラマ(20%)、小栗旬(20%)、ONE OK ROCK(19%)
5 前野朋哉 738
80%
20%
100%
0%
仮面ライダージオウ(100%)、仮面ライダーゼッツ(100%)、料理(100%)、楽しみ(100%)、劇場版(100%)

2024年12月~2025年11月までに「織田信長」とともに言及された芸能人TOP5。

 「織田信長」の名前とともに最も言及されたのは、小栗旬さん。1万6000ポストと2位以下に圧倒的大差をつけている。

 小栗さんは『豊臣兄弟!』で織田信長を演じるほか、ドラマ『信長協奏曲』でもタイムスリップした高校生、サブローと織田信長、明智光秀を演じている。『豊臣兄弟!』でのキャスティングは大きな注目を集めており、X上では「信長は大の甘党なので、実写銀魂知ってる人がこのキャスティングしたとしか思えないw」「トレンドの信長協奏曲ってこれか」「今度は本当の織田信長」などの声が上がっている。

 2位はEXILEの「TAKAHIRO」さん。FANTASTICSの佐藤大樹さんが主演のドラマ『仮面の忍者 赤影』で信長を演じ、注目が集まった。

 3位は堤真一さん。吉沢亮さんが森蘭丸を演じる映画『ババンババンバンバンパイア』で織田信長を演じることが大きな注目を集めた。なお、堤さんは映画『本能寺ホテル』でも信長を演じている。

 そのほか、4位にはドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』や映画『レジェンド&バタフライ』で信長を演じた木村拓哉さん、5位には『仮面ライダージオウ Over Quartzer』で信長を演じている前野朋哉さんがランクインしている。

大御所俳優からアイドルまでバラエティに富んだ「徳川家康」

順位 人物名(都道府県名) 話題流通量
投稿数/
アカウント数
男性:
女性比
ポジ:
ネガ比
主な共起語
(その共起語がXでの投稿全体に占める比率)
1 松下洸平 11,577
35%
65%
41.8%
0.2%
豊臣兄弟!(97%)、大河ドラマ(95%)、仲野太賀(34%)、小栗旬(32%)、織田信長(32%)
2 松本潤 6,922
28.%
72%
19.1%
4.2%
どうする家康(73%)、大河ドラマ(44%)、誕生日(12%)、推し(10%)、グッズ(9%)
3 立花慎之介 2,321
91%
9%
2.6%
0%
英傑大戦(100%)、サイン色紙(100%)、当選(100%)、プレゼント(100%)、参加方法(99%)
4 細田佳央太 843
31%
69%
11.8%
0.1%
家康行列(98%)、どうする家康(91%)、大河ドラマ(82%)、特別出演(57%)、岡崎市(30%)
5 内野聖陽 351
39%
61%
100%
0.6%
大河ドラマ 真田丸(84%)、大河ドラマ(77%)、堺雅人(59%)、草刈正雄(58%)、大泉洋(57%)

2024年12月~2025年11月までに「徳川家康」とともに言及された芸能人TOP5。

 「徳川家康」の名前とともに最も言及されたのは、大河ドラマ『豊臣兄弟!』で家康を演じる松下洸平さんだった。X上では「まるで冷静と情熱の間にいるような家康」「腹にどんな感情抱きながらの家康になるのか楽しみ」などの声が上がっている。

 2位は大河ドラマ『どうする家康』で家康を演じた嵐の松本潤さん。Xユーザーからは「いまだにロスに悩まされる」「プリンス感強めな家康」と評する声が上がっている。

 3位は声優の立花慎之介さん。立花さんはアーケードゲーム『英傑大戦』で徳川家康を演じており、算出期間中に立花さんのサイン色紙が当たるキャンペーンを英傑対戦公式が開催していたことからポスト数が大幅に増加している。

 そのほか、大河ドラマ『どうする家康』での家康の長男、松平信康役で知られ、2025年4月6日に岡崎市で開催された「家康行列」で若き日の家康を演じた細田佳央太さんが4位にランクイン。5位には大河ドラマ『真田丸』で情けなさと老獪さ、人間臭い魅力が同居する家康を演じた内野聖陽さんがランクインした。

 今回のランキングでは、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の出演者がすべて1位を獲得しており、SNSでの『豊臣兄弟!』に対する期待の大きさがわかる結果となった。ドラマのみならず、映画、小説、アニメ、ゲームなどありとあらゆる分野で題材とする作品やモチーフとなるキャラクターが多数発表されている戦国三英傑。2026年度はどのような結果になるのだろうか。来年の結果からも目が離せない。

エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀からひとこと

 西田敏行の様に、一人であらゆる役をこなす人もいるが、三英傑俳優というのはある。大河とか漫画原作モノ、さまざまなシチュエーションでの秀吉、信長、家康役がある訳だが、役者にとっては爪痕が残せる強烈な、是非やってみたい役なのだろう。最近の秀吉はネガティブなキャラが多かったが、豊臣兄弟は久々に突き抜けるキャラになりそうで、Xのポストでの反応が楽しみだ。

データ詳細

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2024年12月1日~2025年11月30日
解析対象:「織田信長」「徳川家康」「豊臣秀吉」と「芸能人名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:135,492件

角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

 解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。

『戦国LOVEWalker2026 ウォーカームック』

発行:株式会社角川アスキー総合研究所
発売:株式会社KADOKAWA
発売日:2025年12月22日
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
ISBN:9784049112979
サイズ:A4判/100ページ
詳細・購入はAmazon

【目次】 千田嘉博先生インタビュー:「武将たちがあこがれた城」
特集:秀吉・秀長の城(長浜城、姫路城、郡山城、聚楽第、名護屋城など)
特別企画:深掘り 大阪城ガイド
特別企画:有馬温泉
大河ドラマ特集(主演インタビュー、ドラマ紹介、仲野大賀さんインタビュー)
戦国メタ散歩:金沢城、三方原の戦い、河越城の戦いなど

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