小田急電鉄は3月12日より、使用済みペットボトルを新たな飲料用ペットボトルにリサイクルする「ボトル to ボトル」に向けた実証運用を開始する。
現在、日本国内で回収されたペットボトルの多くは、回収状況によってペットボトルとしてリサイクルできず、トレイや繊維などにリサイクルされた後、焼却処分される傾向があるという。
同社では鉄道事業者として、天然水・緑茶「箱根の森から」を販売する立場として、SDGs目標12の「つくる責任 つかう責任」へと向き合うことから、分別回収したペットボトルをペットボトルへとリサイクルする取り組みを進める。
「ボトル to ボトルを目指した実証」では、小田急線新宿駅6番ホームにリサイクルステーションを設置。回収量や回収したペットボトルの分別状況、異物の混在率を調査し、より多くの再生可能なボトルの回収に必要な要素を抽出する。分別はキャップ/飲み残し/プラスチック(ペットボトルのラベルなど)/ペットボトル本体。
6月11日まで実施する予定。実証実験の結果を踏まえ、今後は新宿エリアや小田急線沿線に展開することも検討しているという。
ペットボトルのリサイクルは進められてはいるが、きちんと分別回収されなければ効果は上がらない。小田急利用者は協力しよう。
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