“ハマの魅力の案内人”だからわかった! 沖縄と横浜・鶴見の「ちむどんどん」する関係
2022年05月20日 09時00分更新
皆さん初めまして! 「横浜の魅力のアツい案内人」アツシ・ヤマモトです。普段は毎週水曜19時~YouTube生放送「LOVE横浜」を中心に横浜の情報を発信しています。
え? 知らない? そんな方は「横浜LOVE放送」のアーカイブですぐ確認をオススメします。
さて、4月からスタートしたNHKで放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」が話題ですね。沖縄の文化に根ざした奥深いストーリー、主演の黒島結菜さん(アツシ・ヤマモトすっかりファンであります)を始めとする生き生きとしたキャスト、次々と登場するおいしそうな料理など、見どころはたくさんあります。
しかし何と言ってもドラマの舞台が横浜市の鶴見であること! これが横浜人としては特に見逃せないポイントなのです。ズバリ全ての横浜市民の方に観て欲しいドラマ!!
今回「ちむどんどん」をキッカケにさらに横浜の多様な魅力を内外に発信していくために、山中竹春横浜市長、「ちむどんどん」にマスター役で出演中の川田広樹さん(ガレッジセール)、そして横浜・鶴見沖縄県人会青年部事務局長で鶴見区在住の下里優太さんによる鼎談が行なわれました。鼎談模様はこちらの記事をご覧ください。
そしてこの鼎談の司会・進行を何と私、アツシ・ヤマモトが担当させて頂きました。まさに横浜LOVEつながりで鼻が高い! そして横浜市さん太っ腹!(笑) 内容は上記を読んで頂くとして、今回はちょっとした裏話なども交えて、アツシ・ヤマモトがこの企画で感じた鶴見&横浜の魅力を独自に語っちゃいます。
1.「横浜と沖縄って似ている部分がある!」
まさに「チャンプルー」という言葉で表現されるように、多様な文化が共生する場所である沖縄。そこはかなり横浜と重なリあいます。川田さんも「第2のふるさと」としみじみ言われていましたが、やはり似ている部分が多いんですね。
下里さんの経営する鶴見の「おきなわ物産センター」ではマンゴー味、パイナップル味などのサーターアンダギーが売られているとか。これは川田さんいわく「沖縄でもあまり見かけない」らしいのです。横浜鶴見で独自の発展を遂げたサーターアンダギーがある! これは発見でした。
食べ歩きが趣味という山中市長も、独自に進化した横浜グルメの魅力を語っていました。ちなみに市長は沖縄料理といえば沖縄そばとゴーヤチャンプルーとのことなのですが、その他のいろいろなチャンプルーにも興味があるそうです。川田さんが教えてくれたチキナーチャンプルーも気になる様子でした。
ちなみにチキナーとは炒めた芥子菜のこと。いろんなチャンプルーがあるんですね。シウマイチャンプルーとか家系チャンプルーがあったら即オーダーしたいな!
2.「鶴見には古くからの沖縄文化がそのまま継承されている」
川田さん、下里さんが口をそろえていたのが「鶴見には、沖縄以上に昔の沖縄の文化が残っている」という点でした。那覇でもあまり聞かない、昔おじい・おばあが使っていたような方言を鶴見で聞くことがあったり、「沖縄角力(おきなわすもう)」が盛んに行われていたり(ちなみに沖縄角力をテーマにした映画「だからよ~鶴見」は川田さんが主演)、古くからの沖縄料理を食べることができたり。よりディープな沖縄がそのまま鶴見に息づいているのです。これって結構すごいことじゃないですか!? こんなに近所でコアな沖縄気分が味わえちゃう訳ですよ。
そして、沖縄角力は、柔道着を来て帯を付けて戦う格闘技ということで、実は趣味がブラジリアン柔術であるアツシ・ヤマモトは興味津々。いつか鶴見でチャレンジする気満々です! 是非大会にも出てみたいな。
3. 横浜は多様な文化を受け入れて発展してきた街。「ちむどんどん」でもそんな横浜が見られそう
1859年の開港以来、外国から多くの人や文化が横浜に入ってきました。山中市長からもご紹介頂きましたが、例えば横浜発祥の食文化として、アイスクリーム、パン、ビール、牛鍋などがあり、さらにナポリタン、ドリアなど、日本流にカスタマイズしてゆく多様性が横浜にはあるのです。
水道、新聞、ガス灯、西洋理髪、テニス、鉄道、電話、写真……すべて横浜が発祥地とされており、その後全国各地に広まっていきました。凄いよ! 横浜。
下里さんからは「鶴見には沖縄にルーツがある南米の2世、3世が数多く移住したため、「南米タウン」としての面も見られるようになった」というお話がありました。そこにも横浜ならではの文化の多様性がありますね。
そういえば横浜が生んだ偉大な人物であるアントニオ猪木氏は鶴見区出身! 中学生の時にブラジルに渡り、その後現地でスカウトされ日本に帰国しプロレスラーとしてデビューしています(しかも日系ブラジル人というふれこみで)。多様性の象徴的な話です。
現在、横浜市泉区と大和市にまたがる県営いちょう団地では在住されているベトナム人の方によるベトナム料理店が並んでいたり、都筑区には東京横浜独逸学園がある関係で、ドイツ関連のイベントなどが行なわれています。横浜中華街の存在はもちろん有名ですね。多文化の共生は横浜各地で見ることができます。
「ちむどんどん」で黒島結菜さん演じる主人公の比嘉暢子は料理人になる夢を抱き上京し、鶴見で暮らしながら、修業をスタートします。山中市長からも「横浜は新たなチャレンジが出来る場所」という言葉がありましたが、ドラマでも暢子の成長ぶりと、文化の交流が描かれそうです。
また横浜といえば!の崎陽軒から5月13日に「ちむどんどんする横浜・沖縄弁当」も発売! 「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトの一環です。三浦産芽ひじき入りジューシー、鮪の漬け焼入りゴーヤチャンプルー、さかな天ぷら、沖縄県産もずくのシークヮーサー入りサラダなど沖縄料理満載&もちろん昔ながらのシウマイも入っています。お弁当を通じた文化の交流ですね。
もちろんアツシ・ヤマモトも食べましたが、もっちもちのジューシーがホントにおいしいんですよ!
さまざまな共通項がある沖縄と横浜。「多様な文化の共生」は両者を結びつけるキーワードですね。今後のドラマの展開も、横浜人としてメチャクチャ楽しみです!
(提供:横浜市)
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