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たけのこの「名残り」とスナップいんげんの「走り」を感じる「磯子区丼」

2023年05月02日 12時30分更新

 皆さん、こんにちは! 横浜市役所内商業施設「ラクシス フロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。

 今回もご覧いただきありがとうございます!

前回の記事はこちら。
小松菜といちごを身近に感じる「港北区丼」がスタート!

※過去の連載記事はこちら:
横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

 「横浜食育18区丼」、2023年5月は磯子区です!

 5月15日(月)までの前半は「弥生さんの炊きたてたけのこ釜飯」!!

 今回の食育ポイントは旬の食材の「名残り(なごり)」と「旬」を同時に楽しんでいただける内容になりました。

 たけのこは、もちろん苅部弥生さんより。たけのこ自体は終盤になりますが、それでもさすがは弥生さんです。香り高く柔らかい!

 そのたけのこを使用し、ご注文をいただいてから釜飯を炊き上げます。そして、歯ごたえのある部分は春巻きにしました。

 ここで「春巻き」について、ごはんのおかずになるかどうかお店のスタッフさんたちと議論になりました。私は断然おかずになる派でしたが、ほとんどお酒のつまみとか、ごはんは一緒に食べないという意見でした。皆さんはいかがでしょうか?

 そして、もう一品はシャキシャキの歯ごたえが抜群の「走り」のスナップいんげんです。歯ごたえを残すようにボイルし、昆布だしベースのタレとおかかをからめました。上品なスナップいんげんの甘さと少し強めのおかかが良いバランスの一品です。

生産者:苅部弥生さんとたけのこ

 そういえば弥生さん宅に、たけのこをいただきに行った際、野生のリスが5~6匹、庭を走り回ったり、木々に飛び移ったりして遊んでいました。素人の私にはとてもかわいく感じ、弥生さんに「リスが遊んでる庭なんて良いっすねー!」なんて言ったのですが、実は農作物への被害が深刻らしく、地域では獣害扱いのようです。

コーディネーターのバトンタッチ (左) 港北区:荒木典子さん、(右)磯子区:成井良晃さん TSUBAKI食堂での「港北区ナイト」にて

 今回の「磯子区」のコーディネートは成井良晃さんにお願いしました。磯子で愛される成井生花店のご主人です。今回は母の日が近いということで、カーネーションをご用意いただき、お盆に添えさせていただいています。

 ランチタイムに炊きたての釜飯をご用意できることは個人的に良かったなぁと思いますし、そのプレートの中に一輪のお花があることで、日々の忙しいお昼の時間に少しでもホッとしていただけたらうれしく思います。ぜひ召し上がりにいらして下さいね!!

 最後までご覧いただき、ありがとうございます。5月16日(火)からの磯子区後半もよろしくお願いいたします。


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文/椿 直樹

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)

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