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AIが踏切を監視!? 小田急電鉄が新システムで実証実験

2021年01月29日 12時00分更新

 小田急電鉄は1月28日、「カメラ映像とAIによる異常状態検知システム(スペースタイムシーンアナリティクス)」を用いて新宿ー代々木八幡の踏切内の安全性向上を目的とした実証実験を行なう。

 ノキアソリューションズ&ネットワークスが提供するシステムを用いたもので、踏切監視カメラの映像をスペースタイムシーンアナリティクスを活用して解析。既存の「踏切障害物検知装置」での検知が難しい人の動きを適正に検知することで、踏切内の安全性をより高めることを目的とする。

 第1期の実証実験では踏切動作中に限って取り組み、AIによる誤解析などのエラーも見られた一方、多くは期待どおりのアラート動作をするなど一定の成果が得られたという。これを踏まえ、今回の第2期ではAIの解析素材の取得と並行して交量や規模の異なる複数踏切の同時解析による集中管理。踏切動作前における踏切内での人の転倒などの異常検知についても検証する。

 実証実験は「新宿1号踏切」「南新宿3号踏切」「代々木八幡1号踏切」の3踏切で6月頃まで実施する予定。

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