「文豪ストレイドッグス」連載100話記念で名場面の舞台となったスポットを「聖地巡礼マップ」に。作画の春河35特別インタビューも
2022年04月01日 09時00分更新
横浜をモデルにした異世界のヨコハマで、太宰治や芥川龍之介ら文豪と同じ名前をもつキャラクターが異能力を駆使して死闘を繰り広げてきた漫画「文豪ストレイドッグス」。アニメ化や2.5次元舞台にもなった同作が、月刊「ヤングエース」4月号で連載100話を達成しました。
それを記念し、3/22発売の「横浜LOVEWalker 2022」では、「文スト」こと「文豪ストレイドッグス」の舞台をめぐる「聖地巡礼マップ」を掲載しています。横浜市出身である作画の春河35さんの特別インタビューも掲載していますので、文ストファンなら、ぜひチェックしみてください。
聖地巡礼マップでは、みなとみらいや山下公園周辺を中心に、主人公の中島敦や武装探偵社のメンバーが登場する印象的な場所をピックアップしました。その作成は、漫画を読みながら、どのコマがどこを舞台にしているのか下調べすることから始まりました。わかりやすかったのは、コミックス2巻でヒロインの泉鏡花が初登場した横浜駅西口五番街ゲート下。これは「西口五番街」という文字まで描かれているので間違いないですね。駅のみなみ西口前から商店街に入ったあたり、マクドナルドがあるところの景色がリアルに描かれています。
武装探偵社の宿敵である「ポートマフィア」の暗殺者である泉鏡花が、そこを通りかかった太宰の袖をつかみます。この場面が描かれたのは2013年で、作画の春河35さんによれば、横浜相鉄ジョイナスの1Fに『ステラおばさんのクッキー』があった頃だとか。たしかに、クッキー食べ放題をやっていた『ステラおばさんのクッキー』、ここにありましたね!
ほかにも、象の鼻パークから新港橋梁のあたりや横浜山手西洋館など、漫画には横浜市民ならわかる場所がたくさん出てきます。春河35さんは、「(舞台を選ぶときは)『おっ、これはあそこかな』とわかる方にはわかる場所を選ぶようにしています」とインタビューで答えてくれました。異世界ものだけれど、舞台のリアリティにはこだわり、作画作業中で時間がなく「ヤングエース」の担当編集者が建物の写真を撮りに走ったこともあるそうです。
コミックス最新刊22巻が発売され「猟犬」(福地桜痴が怖い!)や「天人五衰」(ドストエフスキーがイケメンすぎ!!)との戦いが展開。どんどんスケールアップしている「文スト」漫画本編と共に「横浜LOVEWalker 2022」の特集もチェックしてみてください。
ヤングエース4月号発売中
(c)朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA
撮影=奥西淳二
横浜LOVE WALKERの最新情報を購読しよう