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南区丼:大岡川でつながる「春色お弁当御膳」

2022年03月31日 13時00分更新

 皆さん、こんにちは! 横浜市役所レストラン「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。今回もご覧いただきありがとうございます!

前回の記事はこちら。

別腹を満足させる楽しいプレート「いちごア・ラ・モード」

※過去の連載記事はこちら:横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

 ようやく「春」が訪れ、桜もあちこちで見頃を迎えてきましたね。今年は何とかお花見にも出かけられそうで少しホッとしています。

 さて、「横浜18区丼」も残すところ5区となりました。本当にあっという間です。何か、今までは毎月毎月大変なことも多くありましたが、ここまできてしまうと名残惜しくなってくるから不思議です。変わらず1つの「区」ずつきちんとお伝えしていきたいと思います。

 ということで、4月は「南区」です。

 「南区」は私の実家のある保土ケ谷区のお隣なので土地勘も多少あったつもりですが、やはり調べたり聞いたりしてみると知らないことだらけでした。

 そんな南区の前半(2022年4月1日~4月15日)は、「春色お弁当御膳」です!!

 TSUBAKI食堂前の大岡川沿いを下っていくと南区まではあっという間です。今回はテイクアウトにもバッチリ対応させていただきますので、お花見のお弁当にぜひご利用くださいね。

 そして今回も強力なコーディネーターの方にご協力いただきます。

 私が地産地消の推進をスタートさせた頃からお世話になっている「よこはま里山研究所NORA」の吉武美保子さん。企画には同じく埋橋眞弓さん。

 お盆にのせる超素敵なランチョンは高校の後輩でもある矢野真美さん(ランチョンは本当に素敵なので、お店で確認して下さいね!)

(左から矢野さん、吉武さん、埋橋さん)

 お野菜は私がまだ起業前に色々とアドバイスを下さった三好豊さんのセレクトです。

 そのメニュー内容ですが、

・タラの芽と空豆のクリーム煮
・たけのこの土佐酢和え
・新玉ねぎのおひたし
・よもぎのフリット

 をかわいらしくザルのカゴに盛り合わせました。

 そして、およそ350年前に吉田勘兵衛良信が中心となって埋め立てられた「吉田新田」。その中心でにぎわうのが下町情緒あふれる「横浜橋通商店街」です。

 今回は酉の市のときにだけ提供されるメニュー「トック」をご一緒に提供。棒状のおもちを人参、大根などの野菜と一緒に煮た「韓国風雑煮」で、お好みでキムチを追加して味変をお楽しみください。

 また、大岡川では小舟やカヌーでお花見を楽しむ人たちもいます。カヌーに見立てた笹の上にかわいい丸型のおにぎり。春の花畑をイメージさせる菜の花の「緑」、玉子の「黄」、桜の「ピンク」。桜にのった桜の塩漬けは青葉区丼でもお世話になった三澤百合子さんより。

 またまたたくさんの方々のおかげで、この季節にピッタリの華やかな「丼」になりました。

「南区丼」を是非召し上がっていただき、横浜の「春」をカラダいっぱいに感じてください!

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文/椿 直樹

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)

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