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桂歌丸師匠の暮らしたよこはまばし「にぎわいそば定食」

2022年04月15日 19時30分更新

 皆さん、こんにちは! 横浜市役所レストラン「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。今回もご覧いただきありがとうございます!

 前回の記事はこちら。

【連載】南区丼:大岡川でつながる「春色お弁当御膳」

※過去の連載記事はこちら:横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

 桜の季節、今年は例年よりも長く咲いていたように感じます。途中、雨、風、寒い日がありましたが、それにも負けず、帰宅途中の夜の公園の桜の木を見上げる日が多い気がしました。

 そんな4月は早くも中旬に差し掛かり「南区丼」は後半に入ってきます。

 早速ですが、4月16日~4月30日までの後半のメニューは「桂歌丸師匠の暮らしたよこはまばし にぎわいそば定食」です。

 南区真金町で生まれ育った歌丸師匠が通った「横浜橋商店街」でよく訪れた「安楽」さんというお蕎麦屋さんで好んで注文された「よこはまばしそば」をヒントにしたメニューをご提供します。コーディネーターは前半と同じく南区「よこはま里山研究所NORA」で活躍する吉武美保子氏です。

 注目していただきたいのは「お蕎麦」です。鎌倉の本店をはじめ、野毛と桜木町コレットマーレにも出店。さらに野毛にそば打ちスタンド「CHIHANA」を展開する人気の十割蕎麦「千花庵」さんから特別に仕入れさせていただけます。

 今回をきっかけに私も個人的に「十割」をいただく機会が必然と増えたのですが、文句なくおいしい!!

 口に含むと芳醇な蕎麦の香りが広がり、そして、ツルンとなめらかなのどごし。

 ただし「お蕎麦」としての寿命が短いので仕入れ、保管、現場でのゆで加減まで全てに細心の注意が必要です。こういった飲食店同士のコラボって一見楽しそうで仲良しに見えますが、とても緊張するのです。

 TSUBAKI食堂が千花庵さんの看板をおかりするのと変わりないからです。

 私が知人の飲食店から依頼されたら一瞬とまどうかもしれません。ですが、千花庵さんはふたつ返事でOK!しかも企業秘密的なことも伝授していただきました。

 その心意気というか男気に感謝しつつ、とてつもなく大きなプレッシャーを感じます。

 それをTSUBAKI食堂のお客様に「南区丼」を通してお伝えできるなんて、なんて素敵なことでしょう。

 その「お蕎麦」を楽しむために歌丸師匠の好きだった「よこはまばしそば」のそばつゆにはこれまた前半と同様、三好豊さんのセレクトして下さった神奈川県野菜から、しいたけ、ひらたけを使用いたします。

 また、新玉ねぎ、春人参、海老のかき揚げを添えます。

 そして、住宅地が多くほぼ「農地」がない南区ですが、その中でも野菜づくりにチャレンジし続ける「はるかぜ農園」の相馬友子さん。少量多品目の中から新鮮な春大根を使用し、見た目も美しい「大根寿司」を作りました。

 青葉区の三澤百合子氏が作られた桜の塩漬けが大根からうっすら透けて障子ごしのお花見のようです。

 デザートには見た目も鮮やかなゴールドオレンジのゼリーを添えました。

 前半の「南区丼」もおかげさまで多くのお客様に楽しんでいただけました。

 嬉しいことに、この「横浜18区丼」を召し上がってくださり、その情報をもとに実際に「横浜18区」めぐりをしていらっしゃるお客様が少しずつ増えてきていることです。

 徐々に陽気もよくなり少し遠出するのが楽しい季節になってきました。

 南区には実はまだまだ魅力ある場所がたくさんあります。是非お散歩がてらブラブラしてみてください。

 5月は「泉区」になります。それでは来月もよろしくお願いいたします。

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文/椿 直樹

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)

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