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ヤドクガエルの仲間たち

2022年08月22日 12時00分更新

 みなさん、こんにちは!

 横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。

 第17回は、「アクアミュージアム」でクラゲや魚類の飼育をしている土田真由美がお伝えします。

 前回の記事はこちら。 ■イルカたちによるスプラッシュタイム!

 ※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記

 2022年7月、アクアミュージアム5階に森のオアシスをコンセプトとした癒しの空間「フォレストガーデン」が新たにオープンしました。

 森の雰囲気の中で生きものを観察したり、のんびりと過ごしたりしていただけます。

 そんな「フォレストガーデン」の緑に囲まれた休憩所の一角には、森の宝石と呼ばれている美しい体色や模様が印象的な森の小さな住人「ヤドクガエル」を展示しています。

 カエルと言われると、苦手と思われる方が多いのではないでしょうか?

 今回は皆さんのイメージとは少し違うカエルをご紹介します。

 こちらの画像をご覧ください。

この写真の中にカエルが隠れています

 どこにいるかわかりますか?

 正解は…。

こんなところに!

 見つけられましたか?

 全身はこんな感じです。

キオビヤドクガエル

マダラヤドクガエル

 体長4cmほどの、カラフルでかわいらしい小型のカエルたちです。

 キオビヤドクガエルはその名の通り黄色い帯があり、ヤドクガエルの中で唯一冬眠ならぬ夏眠をします。

 マダラヤドクガエルは生息場所によって緑や青と体色はさまざまです。

 カエルたちは植物の下や隙間に身を潜めて暮らしています。

 人間から見たら、「そんなにカラフルな体色では外敵に見つかってしまい危険なのでは?」と思ってしまいますが、この色は「俺たちは毒を持っているんだぞ!」という外敵への警戒色なのです。

 何より彼らは名前のとおり体表に猛毒を持っている危険生物!!

 餌として食べた毒をもつ昆虫の毒を吸収して体表から分泌します。

 しかし、飼育されているヤドクガエルたちは毒の無い餌を食べているので毒を持ちません。

 横浜・八景島シーパラダイスでは小さなコオロギをあげています。

 すばしっこいコオロギを食べるため勢いよく捕食しに行きます。

コオロギを追いかけるキオビヤドクガエル

 たまに逃げられてしまうこともありますが…。

 食事中はリズムを刻んでいるかのように、後ろ足をトントンしていることもあるので タイミングが合えばよく観察してみてください。

 いかがでしたか?

 カエルへのイメージは変わりましたか?

 「あれ?かわいいかも…」と思っていただけましたら、ぜひ、この美しいカエルたちを見に来ていただければ幸いです。

文/土田 真由美

 2016年入社。主にクラゲの飼育を担当しています。 カエル飼育はまだまだ初心者!現在修行中です。


横浜・八景島シーパラダイス
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