love walker ロゴ

  • Twitterアイコン

VIP御用達の極上鮨をお手軽に♪ オープンほやほやの「鮨&BAR 不二楼」はご褒美ランチにも◎

2023年06月09日 12時00分更新

本日の映えグルメをチラリ♪ 詳しくは記事後半にて!

 丸の内初心者で美味しいものに目がない「LOVE Walker」女子編集部員クルミ(26)が、“映えグルメ”に出合えるお店に潜入してレポートする本企画。第3回目は、今年4月にオープンしたばかりの「鮨&BAR不二楼」へ!

記事をお届けするクルミです!どんなに天気が悪い梅雨の日でも、お腹は空きます(笑)

食通達を魅了する隠れた銘店のお寿司が「丸の内ハウス」で味わえるんです

 訪れたのは、新丸ビル7階。『丸の内LOVE Walker』連載企画のひとつ「丸の内Friday Night」(https://lovewalker.jp/special/3001004/)でも紹介している「丸の内ハウス」の一角に目的のお店はあります。

 早速メインエレベーターで7階へ。扉が開くといきなり目に飛び込んでくるのは、きらびやかなミラーボールと高級感漂うヒノキカウンターの中でてきぱき働く板前さんという不思議な組み合わせ。もちろん凛とした板前さんが寿司を握ったり仕込んだりする姿も通路からは丸見えなので、通りかかる人はみんな覗き込んでいました。そりゃ気になりますわ(笑)

エレベーターの扉が開くと真正面にお店が。木材の使い方や照明の当て方がとってもムーディーでまるで舞台のよう

 「鮨&BAR不二楼」は、日本橋茅場町にある著名人御用達の完全紹介制寿司店「鮨 不二楼」の新業態(現在は一部のみ一般予約席有)。普段そんな敷居の高いお店なんて行くチャンスがない私。でもココなら、そんな高級店の味が一貫から気軽に頼めるらしいと編集部がザワついていたので、「試してみるっきゃないでしょ」と、ちょっぴり背伸び気分でおひとり様訪問してみました!

お店の看板はオーナーが知人である書道家の武田双雲さん(!)に頼んで書いてもらったそう

L字型のカウンター席は全部で12席。ランチと夕食事時はほぼ満席らしいですが、この日訪れた平日16時ごろは比較的空いている狙い目だったようで、一瞬だけ独占状態を満喫しました

初体験の“熟成鮨”にお口の中が天国です♪

 「不二楼」最大の特徴は“新江戸前鮨”という新たなスタイルを提唱していること。食材の鮮度を活かした“博多前鮨”と素材の美味しさを引き出すためネタにひと手間を加える“江戸前鮨”、そしてネタを数日〜数週間寝かせることで旨味を極限まで引き出す“熟成鮨”を融合したお寿司を提供しているのだとか。お店が掲げる「150年先の鮨の原型を目指す」というコンセプトは、なんとも壮大…!

 独自の哲学に、とてつもないすごさを感じつつ、とにかく食べてみなきゃ分からない! ということで、早速注文。まずは板前さんオススメの「大とろ」、「いか」、「車海老」の三貫から。

目の前でネタを捌いて握る板前さんの所作って画になります。これぞ “回らないお寿司”の醍醐味ですね~

この日のラインナップはこちら。思ったよりお財布に優しいお値段に驚き! そして“ASK”もしっかり注文しちゃいました。気になるお値段は後ほど♡

 まずは「大とろ」をいただきます。 “ドライエイジング”という方法で、10キロのマグロの固まりを2週間冷蔵庫で乾かし熟成させた逸品。焼肉では食べたことがありますが、生のお魚でも使われる手法だったんですね。中心に旨みが凝縮されていく過程で周りは削ぎ落としてしまうので、食べられるのはごく一部。なんて贅沢な食べ方でしょう。こんなの美味しいに決まってると思いながら口に入れると、予想通り噛まなくても一瞬で溶けてしまうほどトロットロ♡ きめ細かく甘みのある脂が、ジュワッと舌全体に染み込んでいく感じがたまりません。今まで食べてきたマグロをはるかに超えた美味しさに、お口の中は完全にパラダイス!

高級寿司といえばやっぱり板前さんがはけで醤油を塗ってくれるヤツですよね~。脂が醤油をはじくツヤツヤな見た目がたまりません♡

最初に頼んだ「大とろ」、「いか」、「車海老」。ペアリングに、シャンパン「ランソン・ブラックラベル」も調子に乗って注文しちゃいました♪

 続いては「いか」。種類によって提供方法は異なるそうですが、この日はヤリイカが、鹿の子造りというドレスアップした姿で登場。肉厚の身に格子状に切り込みを入れることで、新鮮な素材本来の肉感を感じつつコリっとした歯応えも楽しめました! お花のような見た目が綺麗すぎて、食べるのがもったいなかった~

どこからみても美しい、まさに映え寿司…! 職人技が光ります

 「車海老」は隠し味として身とシャリの間に白エビが! (写真では全く見えないですが笑)。口に入れた瞬間、車海老の香りがブワッと鼻を抜け、後から白エビのプリプリ&ねっとりした甘みが追いかけてくる、これまで食べてきた海老のお寿司では味わったことのない素敵な一貫でした!

真ん中が少しぷっくりしているのがわかりますか? この下に白エビが潜んでいるんです!

自分へのご褒美寿司にぴったり。奮発しても大満足!

 あまりの美味しさに気持ちが大きくなってきた私。ここまで来たら行くしか無いでしょ! ということでオーダー、「うに」様です。普通なら、コースで諭吉センセイ数人とサヨナラ覚悟でないと味わえないだろう高級店の「うに」様が一貫1000円で食べられちゃうんだから、いくしかないですよね! しかも板前さんのオススメに乗っかって、超贅沢にムラサキウニとバフンウニを食べ比べしてみることに♡

磯の香りが強いムラサキウニ。深〜いコクがあって濃厚な味がたまらん〜! 溢れてしまう程たっぷりとのせてもらっちゃいました

上品な甘みが特徴のバフンウニ。ムラサキウニと比べると、濃い橙色なんですね〜。クセが少ないので、魚介特有の生臭さが少し苦手な私も食べやすい!

 美味しすぎて、一貫ずつゆっくり楽しめたのもあってそろそろお腹もいい感じ。最後はお値段 “ASK”のメニューからずっと気になっていた「名物とろたく」を注文!

 普通のとろたくと何か違うんだろうかとドキドキしていると、私の気持ちを汲み取った板前さんが「これが中に入りますよ」と具材を並べてくれました。一見シンプルですが、それぞれの具材がツヤツヤでいかにも美味しそう。たっぷりの中落ちは、本マグロの背骨から手作業で削ぎ落としたもの、たくあんは舌触りと食感が最大限楽しめるよう、一度桂剥きにしたものを重ねて細〜く千切りにしているんだとか。

中落ち、たくあん、芽ネギと具材はあくまでシンプル

「なんで中落ちが2つに分かれているのかは、見ていたらわかりますよ」と板前さんがニヤリ

 そして手渡されたASKな名物は… 長〜い手巻きの頂上に、追加の中落ちと芽ネギがそのまま乗った衝撃のビジュアル! これはすぐにでもSNSに上げたい!

 どこから食べればいいのか一瞬戸惑いましたが、「思いっきり上からどうそ!」という笑顔の板前さんを信じ、こぼさないよう大口を開けてガブり。するとどうでしょう! シャキっとした食感で爽やかな香りを放つ芽ネギと、濃厚な中落ちが口の中で絶妙なハーモニーを奏でだしました。これは止まらない! と食べ進めるとコリっとした食感とともにさっぱり塩味の利いたたくあんが現れ味変もバッチリ。結構お腹もいっぱいだったはずなのにペロリと入ってしまい、さすが名物というだけあるなと納得です。ちなみに気になるお値段は、その日のマグロの仕入れ値によって変わるそうでこの日は2200円! ワタシ的にはかなりの奮発でしたが、美味しいのはもちろん最高に映えていたので、自分へのご褒美として後悔は一切ナシです(笑)。なお“ASK”とある通り、その日のお値段は聞けばもちろん教えてもらえるので、お財布と相談しながら頼んでみると良いと思います! ごちそうさまでした。

斬新すぎる見た目! さっきの2つに別れた中落ちの片方は、芽ネギの土台になっていました!

 次から次へと、想像を超える新感覚なお鮨に出会えて終始興奮がおさまらなかった私。板前さんとのトークを楽しんだり、お寿司のうんちくを聞いたりと、カウンターならではの楽しみも堪能できちゃいます。

 敷居が高くてなかなか味わえない“知る人ぞ知る”銘店の味をこんなに気軽に食べられるなんて、本当に満足♪ 今回は高級ネタばかり頼んでしまったので良いお値段になっちゃいましたが、リーズナブルで好きなネタを二~三貫つまむみたいな使い方ももちろんできるので、ぜひ堪能してみてください!

 これにて第3回の「映えグルメツアー」はおしまい。

 さあお次はどんな映えに出会えるかな〜!

併設しているスタンディングBARではドリンクのみの利用も可。待ち合わせやサク飲みもしやすいですよ

この記事をシェアしよう

丸の内LOVE WALKERの最新情報を購読しよう

この連載の記事