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仕事帰りにニューヨーク気分♪ 「コットンクラブ」の生ジャズで“ブルージャイアント”な世界を堪能♡

2023年06月23日 12時00分更新

 華の金曜日に訪れたいオススメ夜遊びスポットを丸の内初心者の「LOVE Walker」女子編集部員ラン(27)が実際に巡り、ほろ酔い気分で現場をレポートする本連載。

 今回は、会社帰りにトップミュージシャンの演奏を間近で堪能しながら食事できちゃう、超贅沢なライブレストラン「コットンクラブ」に潜入しました!

ランです♪ 今回は東京駅南口を攻めますよ~

気分はニューヨーク。“高級ナイトクラブ”の世界観に入店前からウットリ♡

 最近『丸の内LOVE Walker』の取材のおかげでかなり丸の内に詳しくなってきた私。そんなタイミングで、地方の実家から父と弟が東京に遊びに来るという話が。ならば、都会を感じられるようなゴージャスなスポットでおもてなしをしてあげようじゃないかと、以前から気になっていた「コットンクラブ」をチョイスしてみました。初めて行ったのですがすっごく素敵だったので、今回はその様子をみなさんにシェアしちゃいます!

お店の雰囲気をチラ見せ。詳しくは後ほど!

 今回の目的地、「コットンクラブ」は2005年にオープン。1920代、アメリカ・ニューヨークでセレブたちに絶大な支持を受けた高級ナイトクラブ「COTTON CLUB 」の活気を現代に蘇らせたいという想いから生まれたのだとか。ジャズやソウル、R&Bなど、幅広いジャンルの国内外のトップアーティストによる公演がほぼ毎日行われているそう。だから、当日急に行きたくなっても大丈夫。電話すればすぐに空席状況を教えてくれます。もちろん人気アーティストだと埋まってしまうこともあるので、お目当てが決まっていたら事前に予約しましょう。

 ちなみに、私がここを知ったきっかけは、最近映画化もされたジャズマンガ「ブルージャイアント」。主人公が世界一のジャズ・プレイヤーをめざす物語なんですが、演奏シーンの描写の臨場感がスゴくてドハマりしていて。映画には「コットンクラブ」をモチーフにしたジャズクラブも登場したので、チェックしていたんです〜。しかも、あの有名な「ブルーノート東京」とは姉妹店なので、間違いないですよね!

東京駅方面から見た「東京ビルTOKIA」。丸の内南口から「KITTE丸の内」脇の歩道に沿って線路を左に見ながら進むだけ

有楽町駅方面から見た外観。右に見えるエスカレーターに乗れば「コットンクラブ」のある2階フロアに直行です

 お店の概要をお伝えしたところで、訪問当日の様子を順を追ってご紹介。あ~思い出すとまた幸せな気持ちになります(笑)。「コットンクラブ」があるのは東京駅から徒歩2分、有楽町駅から徒歩5分で到着するアクセス抜群の「東京ビルTOKIA」2階。東京に慣れていない私の家族も迷うことなく辿り着けました。

 広々とした吹き抜けのある2階フロアに到着すると… 赤い絨毯が敷いてあり、ゴージャスな照明が並ぶ光景が広がります。既に感じる非日常感にワクワク。アトラクションの待ち時間に似たような気分♪

私は今回東京駅側から到着。ビルの入り口には、公演情報が書かれた看板が。映画館みたいで、既にドキドキ…!

2階まで続くエスカレーターの脇には、アメリカの「COTTON CLUB」の写真が飾られていました

エスカレーターを登り到着したエントランス前。開場20分前でしたが、既に列ができていました!

ムーディな照明が自然にエントランスまで導いてくれます。「コットンクラブ」のオープンはビル開きと同時。設計段階から計算されていたんでしょうね

いざ入店。公演まではゴージャスな雰囲気を楽しみながらゆっくりとディナーを堪能!

 ビシッとした制服を着たスタッフに受付してもらうと、そのまま席までエスコートしてくれました。VIPな気分〜♪

エントランスから受付までの薄暗い通路。特別な場所に来た感じがして、普段は大人しい弟もテンションが上がっている様子でした(笑)

受付の様子。ここで名前を伝えて案内してもらいました

 中に入ると… 重厚感たっぷりの赤を基調とした内装、圧倒的な存在感を放つシャンデリア、ムーディーな間接照明と超ゴージャスな空間が広がり、私の心は一瞬で本場ニューヨークのナイトクラブにトリップ。なんというか、あの夢の国を訪れた時と同じようなワクワク感を覚えて思わずあちこち写真を撮りまくってしまいました。では、しばし写真をご覧ください(笑)。

入店直後の風景。写真の奥がステージです。席数はなんと約180席もあります

音符の装飾が付いたシャンデリア。いちいち手が込んでいて素敵!

ドリンクメニューを作っているバーカウンター

ライブ会場に欠かせないミラーボールももちろんありました。天井が高くて音がよく響きそう♪

座席は、テーブル席、ボックスシート(3種)、ペア・シートのラインナップ。席の種類によって金額は変わるので、公式HPから確認してみてください

席に着くと、ロゴが書かれた赤いナプキンが

 今回は、予約時に「3人で広々と座れてステージがよく見える席」をスタッフさんにリクエストして、ボックスシート センターをチョイス。ステージ正面後方の高い位置にあるので、眺めは抜群! 薄暗い照明の中、両手を広げてドカンと座れるほどの広いソファでくつろげば、気分は古き良きアメリカ映画のヒロイン。あぁ雰囲気サイコー!

席配置の様子。「コットンクラブ」HPより抜粋。「アーティストを間近に見たい」、「デート利用で2人ゆっくり過ごしたい」など要望を伝えれば、スタッフさんが最適なエリアを提案してくれるので、ぜひ相談してみてください!(種類やエリアは選べますが、ピンポイントでの席指定はできないそう)

私たちが利用したボックスシート センターはこんな感じ♡

席から見たステージの様子。見通し抜群〜!

ステージ正面に広がるテーブル席。アーティストの歌声や演奏を間近で堪能できそうです!

写真手前、壁際にあるテーブル席は、カウンター仕様なのでカジュアルに飲食と演奏を楽しめそう。1人で来ているサラリーマンもちらほらいました

 公演が始まるまで少し時間があったので、まずは食事を堪能しよう〜ということで、乾杯! 父は「ギネスビール」、弟は「マルケス ダルメイダ ブランコ」というポルトガルの白ワイン、私はSNSで下調べをして飲もうと決めていた「ジュースボックス」という、季節のフルーツを使った100%フレッシュフルーツカクテル(ノンアルです)を頼みました! 今の季節は桃、デラウェア、グレープフルーツの3種類が入っていて、程よい甘さでさっぱりとしていてとても飲みやすかったです♡

3人で乾杯なんて初めてです、なんか恥ずかしい(笑) 1杯目は珍しくノンアル気分だったので私はこれでOK

 メニューは、アメリカンダイナーで出るような肉料理やハンバーガーから、旬の食材を活かした季節ごとに変わるコース料理までラインナップはさまざま。お腹の空き具合や時間帯に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

 今回は少し早い時間でもあったので、つまみながら小腹を満たせるメニューを注文しました。

「須永農園野菜スティック アンチョビクリーム ガーリック風味」。ミニトマト、ブロッコリー、かぶなど、ごろっとした野菜は、埼玉県にある自社農園から直送しているので新鮮です

「鮮魚のカルパッチョ」。この日は初鰹を使用。ワサビベースのソースと相性抜群! 脂の甘みがじゅわっと口の中に広がりました!

アメリカを感じる「牛肉100%パテのチーズバーガー」。国産牛を使用した自家製パテは、分厚い濃厚チーズとベストマッチ!

ノンアルでは我慢できなくなったので、父のギネスビールと一緒にいただきました

待ちに待った演奏は、なんとグラミー賞受賞アーティスト
大興奮のステージ!

 そんなこんなで、久しぶりに会った2人と食事を楽しみながらおしゃべりしていると、あっという間に開演時間に。今回はジャズプレイが楽しめればぐらいのノリで、出演者情報を深くリサーチしていなかったのですが、この後演奏を聴いて度肝を抜かれることに。それもそのはず、後で詳しく調べてみたらなんと、4度のグラミー賞を受賞し“現代最高峰のジャス・ドラマー”と呼ばれるアントニオ・サンチェスさんというめちゃくちゃスゴイ方だったのです!

 この日は、NYを拠点に活動する彼が率いるバンドのアジアツアー最終日。気合いの入った演奏は、初心者の私でも分かりやすいスタイルのジャズで、一瞬で虜に。演者と観客の距離感が近く、観客やスタッフの喝采も相まって、一緒に雰囲気を作り上げていく感じが本当に素敵。息をするのも忘れてしまう程惹き込まれる圧巻のパフォーマンスでした! 

 たくさん写真を撮ってみなさんにお届けしたかったのですが、演奏中の写真撮影は基本NGなので、プロのカメラマンさんが撮影した写真で臨場感をどうぞ!

写真提供/COTTON CLUB 撮影/Yuka Yamaji
生のジャズライブは初めての私ですが、「コットンクラブ」のオトナな雰囲気の中で響き渡るオシャレな音楽に合わせて、自然と体が踊り出しました♪

写真提供/COTTON CLUB 撮影/Yuka Yamaji
アントニオ・サンチェスさん。超高速テンポや、時に繊細、時にダイナミックなリズムはスゴすぎる。しかも上品なんです。なぜこんなリズム感で叩けるの!? と終始釘付けでした

写真提供/COTTON CLUB 撮影/Yuka Yamaji
バンドメンバーである、N.Y.拠点に活躍する日本人キーボーディスト、BIGYUKIさん。打ち込み機材を使ったと思ったら、ソロで超絶な即興演奏したりとものすごい振り幅で圧倒されました

写真提供/COTTON CLUB 撮影/Yuka Yamaji
演奏が終わると会場中から大拍手が! サイコーでした‼︎

 生で、しかも間近で世界最高峰のジャズを体感して、一人ひとりの強烈な才能が集まるとものすごい化学反応が生まれるのだということが良く分かりました。同時に、改めて「ブルージャイアント」の描写って本当なんだなと(笑)。

 こういう場所が、東京駅からめちゃくちゃ近くて当日気分で訪れることも可能なんて、東京って、丸の内って、なんて贅沢な場所なんだろうと再認識しました。

演奏後に、ドラムに一番近い席まで行ってパシャリ。熱気がまだ残っていました〜

 最後に、これから行く方のために情報を。この日は18時開演と20時半開演という2本立てのスケジュールで、入店自体はそれぞれ1時間前から可能でした。公演時間はアーティストごとに異なるので、公式HPをチェックしてみてください。料金は、通常の食事代プラスアーティストごとに異なるミュージックチャージ=チケット代になります。

 音楽に詳しくない私でも、生演奏の臨場感を楽しむことができる「コットンクラブ」。オトナな遊び方をまた一つ覚えちゃいました(笑)。

 ドリンクだけ頼んで演奏を聴いて帰る人もいるとスタッフさんが言っていたので、次は1人で仕事帰りに寄ってみようかな♪

 これにて第3回「丸の内Friday Night」は終了。次も丸の内ならではの夜遊びスポットを巡ります!

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