コンプリートを目指そう!愛知県豊田市で「豊田御城印プロジェクト」を実施中

2023年12月26日 11時30分更新

文● 杉山幸恵
提供: 一般社団法人ツーリズムとよた

 愛知県の北部に位置する三河地方の豊田市。徳川家のルーツである松平親氏をはじめ、徳川十六将の渡辺守綱や、徳川四天王の榊原康政など数多くの名将を輩出している。そんな戦国武将の息吹を感じる地では、市内に150以上もある城(城跡)という歴史資源に焦点を当てた「豊田御城印プロジェクト」を展開中。オリジナルの御城印を集めながら、豊田市の歴史的スポットを訪ね歩いてみよう!

市内150以上ある城&城跡のなかから12城を厳選して御城印を作成!

 豊田市の歴史観光を楽しんでもらえるようにと、2022年秋からスタートした「豊田御城印プロジェクト」。地域で厳選された人気の城跡を地元でデザインした、〝MADE IN 豊田〟の御城印が評判を呼んでいる。第5弾となる今回からは、下山地区にある大桑城の御城印も仲間入り。全12城をそろえると、徳川家の旗印として用いた文字が現れる仕掛けも注目したい。

徳川家康に従軍した川合弥十郎が城主だったとされ、主郭の虎口、土橋、空堀、土塁が残っている大桑城

豊田の戦国時代はここから始まった!徳川家康の祖先松平氏発祥の地へ

松平親氏と徳川家康を祀る「松平東照宮」。松平家が代々、産湯に使ったという井戸も残る

 豊田市街から東に10kmほどの山村にある松平郷。徳川300年の礎となった、松平八代の歴史が始まった場所だ。「松平東照宮」をはじめ、松平氏の菩提寺「高月院」など、松平氏ゆかりの史跡が多く残る。松平家に関する約200点の品を展示する「松平郷館」や、天下もちセットが味わえる「天下茶屋」にも立ち寄ろう。

松平家墓所がある「高月院」。山門や本堂は、徳川家光によって建てられたものとされる

 松平郷とその周辺では親氏が築いた「松平城」のほか、1400年代から1500年代後半にかけて、軍事的に重要な役割を果たしたとされる「大給城」の御城印を販売している。

松平郷の中心部から西へ約3km、豊田市街地のみならず尾張地方まで遠望する標高約200mの山上にある「大給城」

江戸時代後期から明治末までの面影が残る、足助の町並みを散策しよう!

 紅葉やカタクリの花などが有名な愛知県随一の景勝地・香嵐渓からほど近く。妻入りや平入りの変化に富んだ家並みが約2kmにわたって続く、足助の町並み。愛知県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたエリアだ。三河から信州を結ぶ伊那街道の重要な中継地に当たる商家町で、物資運搬や庶民通行の要所として栄えた。戦国時代には原型が形成され、 江戸初期には現在のような町割りに。古きよき風情を残した小路をぶらり歩いてみよう。

1775(安永4)年の大火で町並みの大部分は焼失。防火のために漆喰で軒先まで塗り固めた塗籠造りの町家が今に残る

1916年創業の「日月もなか總 本舗 川村屋」の日月もなか(白あん140円、小豆162円)は、足助みやげにぴったり

 足助の町並みから少し足を延ばした、標高301mの真弓山にある「足助城」でも御城印を販売。15世紀以降に西三河山間部に勢力を持っていた足助鈴木氏が築城したと考えられ、発掘調査成果に基づき〝全国ではじめて復元された山城〟としても知られている。

城跡公園足助城として整備されており、高櫓・長屋・物見矢倉・厨などの建物が復元

【豊田御城印プロジェクト】
住所・時間・休み:御城印・販売場所により異なる
電話:0565-85-7777(ツーリズムとよた)
料金:1部500円
HP:https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/2277/

販売場所
●桜城/販売場所:T-FACE B館2F インフォメーション
●七州城/販売場所:T-FACE B館2F インフォメーション
●上野城/販売場所:T-FACE B館2F インフォメーション、上郷区民会館
●寺部城/販売場所:T-FACE B館2F インフォメーション
●松平城/販売場所:松平東照宮
●大給城/販売場所:松平東照宮
●足助城/販売場所:足助城
●大桑城/販売場所:手づくり工房 山遊里
●市場城/販売場所:小原観光協会、和紙工芸体験館
●川口城/販売場所:藤岡観光協会
●小渡城/販売場所:旭観光協会
●武節城/販売場所:道の駅どんぐりの里いなぶ、いなぶ観光協会、どんぐり工房

豊田の歴史巡り(ツーリズムとよた公式サイト):https://www.tourismtoyota.jp/history/

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