「みんなの個性を活かす」横浜野菜それぞれの違いを大切にした保土ヶ谷区丼

2024年12月09日 10時30分更新

文● 椿直樹

　皆さん、こんにちは！横浜市役所内商業施設「ラクシスフロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿直樹です。

　今回もご覧いただきありがとうございます！

前回の記事はこちら。

【連載】はまぽーくのラケを、ほうじ茶＆煎茶でさっぱりと食す港南区丼

※過去の連載記事はこちら：

横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

　「横浜食育18区丼」もいよいよ今月の12月を入れてあと2区で終わりとなります。

　まだ終わっていませんが、過ぎてみればあっという間の1年半ですね。

　今回は2クール目ということもあり、かなり多くのお客様から反響をいただきました。

　さて、この年末の12月は「保土ヶ谷区」の出番です！私が生まれ育ち、実家がある区です。

　連携させていただいたのは「ぎんがむら保育園」さん。こちらの皆さんとは「ど根性ホルモン」「大ど根性ホルモン」「ど根性キッチン」のときに、食リンピックという食育のイベントでご一緒させてもらってからのご縁になります。

　今回ようやく「ぎんがむら保育園」さんにお邪魔できました。

　私がイメージしていた保育園とは全然違うというか、「食」に対してのこだわり、追求がすごいなという第一印象でした。

　献立は全て手作り、そしてお野菜は保土ヶ谷区の農家さんたちのものをなるべく使っているそうです。キッチンもオープンで、何を作っているかはすぐ分かるし、「だし」の香りや野菜をゆでている匂いなどもダイレクトに感じることができます。

　まさに「食育」の保育園ですね。そのせいか、園児たちもみんなニコニコして、私のもとにも平気で近づいてきてくれ、話しかけてくれたりしました。もちろん、スタッフさんたちもみんな親切で優しいオーラがあふれていました。今回のメニュー提案についても、そのスタッフさんたちからたくさんのアイデアをいただきました。

　その中から、「みんなの個性を活かす」という保育園の理念のもと、「みんな違ってみんないい」を合言葉に、保土ヶ谷区の個性あふれる農家さんたちのそれぞれ自慢のお野菜をせいろに入れて蒸し上げました。

　メニュー名もその名の通り、『保土ヶ谷野菜のせいろ蒸し』！

　お野菜を召し上がっていただくタレ3種は

①和田町昭和建設さんの屋上で採蜜している和田町産100％はちみつ「WANEY（ワニー）」をベースにしたゴマダレ

②苅部博之さんの青柚子、青唐辛子で作った柚子コショウ
　9月くらいに仕込んで、2ヶ月熟成させたので辛味がかなりまろやかになりました。

③自家製のバーニャカウダソース

　また今回の保土ヶ谷区丼ではお野菜、ごはんを、15日までの前半と、16日からの後半に分けて入れ替えます！