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私だって「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025」を楽しみたいんだ!本当は!!

ライブは楽しいしフェスも楽しい。でもクラシック音楽のコンサートって楽しいか?

 みなさんはイベントが好きですか? 私はジャンルによりますがまあまあ好きなほうです(みんなそうか)。世の中にはお祭り系、音楽系、グルメ系、スポーツ系などいろいろなイベントがありますが、その中でも個人的にどう盛り上がったものなのか謎なのが「クラシック音楽」のイベントです。

 私自身、フェスにも行ったことがありますし、ライブにも行きます。じゃあなぜクラシック音楽のイベントにだけ「謎」という感情を持っているのか。それは「クラシック」というジャンルだからです。だって、クラシックって「ホールで」「すわって」「静かに聴く」というイメージがあるじゃないですか。それが大勢の人がにぎやかに集まって盛り上がる「イベント」になることが直感的に理解できないんですよね。

 なんなら私の地元でも野外のクラシックフェスがあって、その会場は屋内ですらありません。野外です。街のあちこちで行われていたのですが、昔から「お客さんはどんなふうに楽しんでいるんだろう」と思っていました。

なぜ私には「クラシック音楽」イベントが理解できないのか

 参考程度ですが、Wikipediaで「イベント」を調べると下記のように出てきます。

『運動会や文化祭などのような大規模な学校行事、花見や誕生日パーティーなど個人的な行事、阪神甲子園球場の高校野球大会、オリンピック、あるいはサッカーのワールドカップのようなスポーツの大会、地方公共団体や地域社会が行う祭り、万国博覧会などの国家的な行事、などを指すことが一般的である。また、販売促進のために行われる歌手・タレント・声優・作家・漫画家らの握手会やサイン会などの催し物を指すこともある』

 では同じくWikipediaで「クラシック音楽」を調べてみるとどうでしょうか。

『一般に西洋の伝統的な作曲技法や演奏法による芸術音楽を指す。宗教音楽、世俗音楽のどちらにも用いられる』

 あれ…クラシック音楽が芸術なら、イベントとして開催されるのもおかしくはない…? いやでも、イベントって「盛り上がる」ことが暗黙の了解ですよね。クラシック音楽イベントの場合、みんなで静かに音楽を堪能して(これはなんの疑問もない)、コール&レスポンスはなくて(これもなんの疑問もない)、拍手で盛り上がる(??)のでしょうか……。

 その前に「盛り上がる」とはどういうことなのかを考えたほうがいいのかもしれません。Weblio辞書で調べると下記のように出てきます。

『気持ちや勢いがひときわ高まる。「世論が—・る」「ムードが—・る」「試合が—・る」』

 音楽には盛り上がりの山がありますし、そこで「おおっ」とグッと身を乗り出すような気持ちになることはありそう。最後まで聴いて、気持ちが高まることもありそう。でも、盛り上がったら周囲の人たちと共感したいですよね。それを拍手で表現するのでしょうか。いやなんか物足りなくない? 声出しをしたくならない?

あまり自分の写真を撮らないので、2017年の夏フェスのしかなかった盛り上がる私の写真

 普通の(というとアレですが)ライブだったら一緒に行った人や、なんなら知らない人とでも「すごく良かったですね」と盛り上がれます。一人でライブに行った時は、友人に「めちゃくちゃ良かった!」と連絡しちゃうし。でも、クラシック音楽となるとそれが想像できない。私が知らないだけで、クラシック音楽好きはかなりいて、実はイベント終了後にお互いに「あそこが良かったね」と話していたりする…? というか、私の周りにクラシック音楽好きがいないから、もしくは知らないから、想像できないだけなのか?

 だとすれば、私は自分の想像力の無さから「クラシック音楽」のイベントを敵視していることになります。でもなあ、やっぱりなんだか納得できないんだよなぁ。

終始無言だけど盛り上がるイベントがほかにもあった!

 いや待てよ。静かだけど気分的に盛り上がって、しかも終わったあとにみんなと感想を共有し合うイベントもあるじゃないか。もっとも身近なのは映画だ。映画は上映中は基本無言だ。演劇鑑賞もそうかも。ゲラゲラ笑ったりはするだろうけど。

 だけど基本的にストーリーを楽しむ映画や演劇観賞と、音を楽しむのであろうクラシック音楽鑑賞はやっぱり違うのでは……いや同じなのか? ひょっとしてクラシック音楽も、実は音楽の背景にあるストーリーや思想などを音を通して感じるものだったりするのか? それなら歌詞付けといてくれよと思わなくもないんだけど。うーん、結局、よくわからない!!

私が理解できようができまいが、
5月3日から「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025」がスタート

 5月3日(土・祝)から5日(月・祝)まで、丸の内で日本最大級のクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025」が開催されます。無料で見られるコンサートもあるので、今年こそ毛嫌いしていないで一度足を運んでみるべきか…いやでもなあ。

 誰か私にクラシック音楽イベントのここがいいんだって話をSNSでもいいから教えて!!


ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025
開催日:2025年5月3日(土・祝)・4日(日・祝)・5日(月・祝)
会場:東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷、みなとみらい


文 / 風都ナツメ(LoveWalker編集部)

東北出身。
居酒屋や旅先では初めて見る郷土料理や海外メニューを頼みがち。


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