「丸の内夏祭り」で「ダンシング・ヒーロー」を踊りまくっているのはどんな人? 浴衣とスーツと観光客が輪になって踊る盆踊りがサイコーだった!
2025年07月26日 12時00分更新
7月25日(金)と26日(土)、丸の内行幸通りで「丸の内夏祭り」が開催しています。丸の内仲通りにやぐらを建てて、みんなで盆踊りをするという丸の内の夏の風物詩です。
今年はじめてこのイベントに出向いてみたのですが、東京の玄関口で盆踊りをする方々はビジネスマンが多いのでしょうか。それとも海外から旅行にきた方とか…? そもそも、東京駅前での盆踊りって盛り上がるのかしら…。そんな疑問を胸に初日の様子を見てきたら、完全に杞憂でした。超盛り上がってた!
江戸の文化、打ち水はきちんと効果がある!
「丸の内夏祭り」の目玉は盆踊りですが、もう一つ、「打ち水」も行われます。初日のセレモニーではまちづくり協議会会長の吉田淳一さんが「丸の内夏祭りが始まったのは2005年。今や丸の内の夏の風物詩といわれるようになりました」と挨拶。
東京都副知事の栗岡正一さんは「打ち水は江戸時代に始まったとされています。今、NHKの大河ドラマ『べらぼう』が放送されていますし、都内の公園はほとんどが江戸時代に各藩の大名が作った大名庭園です。そんな江戸時代に思いを馳せながら過ごしていただければ」とお話しされていました。打ち水について深く考えたことがありませんでしたが、江戸文化に触れる貴重な機会の一つなんですね。
挨拶が終わるとゲストの方々、一般参加者の方々と一緒に打ち水が行われました。MCの方によると打ち水にもコツがあるそうで、「高く、放物線を描くように」水を撒くのだとか。打ち水の前後で気温を比べると0.2度下がっていたそうで、しっかり効果があるんだなあと感心しました。
ここでMCの方が「みなさんどこから来ましたか?」と質問。丸の内から来た方4割、都内から来た方4割、地方や海外から来た方2割といった具合で、思ったより丸の内の外から参加されている方が多い様子。てっきり丸の内という場所柄、仕事帰りのビジネスマンが多いのかなと思っていたのでちょっと意外でした。
盆踊りでまさかのテンション爆上げ!
打ち水が終わると祭りの一番の目玉、盆踊りタイムがスタート! 浴衣姿の方やスーツ姿の方、私服の方などさまざまな人々が入り乱れて盆踊りを楽しみます。途中から飛び入り参加する方も多く、輪がどんどん広がっていくさまは圧巻。動きは静かなのにリズムがあるあの独特な感じ、おもしろいですよね。あまり踊ったことがなくても踊れちゃうのも不思議!
盆踊りは選曲もユニーク。最初はいわゆる普通の盆踊りソングだったのですが、3曲目に流れたのはなんと荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」。音楽を聞きつけて参加者の数が増え、歌に合わせて振りや掛け声も入るように。みなさんテンション上がりすぎです(笑)
会場には丸の内らしくキッチンカーの屋台が出ていたり、最近丸ビルのところにできたフォトスポットが一時的に移設されたりして、踊らなくても夏祭り気分が楽しめます。「丸の内夏祭り」は26日(土)も開催しているので、みなさんもぜひ遊びに行ってみてください。
丸の内夏祭り2025
開催日:7月25日(金)・26日(土)17:00~21:00
会場:行幸通り ※雨天時中止
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