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【連載】金沢文庫で密をさけて春さんぽ

2021年03月23日 16時30分更新

 こんにちはー! 「横浜の旬な観光トピックス」をお届けすることになりました、ハマコです! よろしくお願いいたします~。 イベント、グルメ、知られざる横浜のスポットなど、その時々にハマコが気になった情報を皆さんにお届けするよ~。

 まずは自己紹介から。ハマコは、横浜市観光公式サイト「横浜観光情報」の公式ツイッターのメインキャラクターなんだけど、普段は横浜の最新情報や、おすすめのイベント情報、地元ネタなど、イマドキの横浜を「ハマコ」目線で紹介しているよ。よかったら、ハマコのツイッターをフォローしてね。他にもインスタグラムFacebookのアカウントもあるので、どんどんフォローしちゃってね~❤

 さて、暖かな気候が続き、だいぶ春らしくなってきましたね~。横浜の桜の満開もすぐそこ。新調したお洋服を着て、桜の名所を巡って思いきり春を満喫したいところだけど、今年のお花見はできれば人混みは避けたい…という方におすすめの情報をご紹介します♪

 横浜観光情報では、『ちょっとディープな大人の横浜』を紹介することをコンセプトに「横浜大人スタイル」というページを公開しています。「知る人ぞ知る」隠れた名店や、「横浜にもこんな場所があったのか!」というようなスポットを、ちょっと独特な表現の文章で紹介しているの。

 そのコンテンツのひとつ、「横浜に秘境あり」にて、最近追加公開された記事に関連して、春のお散歩にぴったりのスポット、「称名寺」を紹介しちゃうね。

「唐の国の猫たちの末裔がくつろぐ」 称名寺

 京急線「金沢文庫駅」から歩くこと12分。称名寺は鎌倉時代中期の武将、北条実時が邸内に建てた持仏堂が起源といわれています。

 朱色の赤門をくぐると、ソメイヨシノの桜並木の参道が続き、桜が満開の時期は何度も行ったり来たりしたくなっちゃうの! (あ、1本の木から紅と白の花を咲かせる赤門脇の「源平しだれ桃」も見逃さないでね。)参道を進むと、突き当りには仁王門があって、その横の通用門を入ると、上の写真のように、阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した美しい「浄土庭園」が広がっています。春は、この阿字ヶ池に映り込む桜がとってもきれいなんだよ~🌸

 と、いうわけで、横浜の桜も3月17日に開花宣言されたことだし、称名寺の桜の開花状況をレポートしてきたよ~。

(レポート日:2021年3月20日)

赤門をくぐると・・・

ソメイヨシノの桜並木

 ・・・あれ?! さ、咲いていない??

源平しだれ桃は咲き始め

仁王門前はちらほら開花しているのを確認

阿字ヶ池周辺の桜も開花を確認!

満開になったら阿字ヶ池にうつり込むピンクがきれいなんだろうな~・・・

 称名寺の桜は3月20日現在、まだ咲き始めといった状態でした。3月下旬から月末くらいには満開の桜が楽しめるのではないでしょうか。

 ちなみに、阿字ヶ池のまわりには樹齢800年を超えるイチョウなどの名古木もあるんだって。紅葉の季節も気になるね!

 ところで、京急線の駅名にもなっている「金沢文庫」。これは、日本最古の武家文庫、「金沢文庫」が由来なんだよ。金沢文庫は称名寺と小山を隔てた場所に、いまから約700年以上前に北条実時が創設したといわれ、実時を祖とする金沢北条氏が収集した政治、歴史、文学、仏教などに関わる文書・記録・和漢の典籍が収蔵されていたんだそう。

現在の「神奈川県立金沢文庫」外観 ※3/26金~4/16金までは、予約制の入館となります

 このころ、中国(宋)との交易の際、唐猫は仏典などの貴重な書物を食い荒らすネズミよけとして乗船していたんだって。実時は当時、鎌倉の一部だった六浦港(現在の平潟湾)で、中国の書物を陸揚げしており、その際にいっしょに一匹の唐猫も上陸したといわれています。金沢区に伝わる民話によると、この猫は船が中国に帰る日になっても戻らず、生まれた国に戻れなかった唐猫を村人たちは可哀そうに思い、とても可愛がったそう。やがてこの辺りの猫と仲良くなり、丸い目をした可愛い子猫がたくさん生まれたのだとか。この子猫たちは「金沢猫」と呼ばれ、背中を撫でると、普通の猫とは反対に背中を持ち上げるのでそれがまたかわいいと珍しがられ、その愛らしさが全国で評判になり、「カナ」とか「カナカナ」と呼ばれ全国で親しまれたんだって。あくまでも金沢区に伝わる民話だけど、いま、私たちが称名寺で見かける猫は、この「カナカナ」の子孫かもしれないって思うと、なんだかすごく歴史を感じちゃいますね。ハマコが訪れたときは、カナカナちゃんたちはどこかへお散歩にいったのか、見かけませんでした。

 なお、鎌倉幕府滅亡後、「金沢文庫」は衰退。しかし、明治30年に伊藤博文の斡旋によって、再建されます。関東大震災で被害を受けた後、 昭和5年、阿字が池の横の広場に「神奈川県立金沢文庫」がつくられ、平成2年には現在の場所に「神奈川県立金沢文庫」が建てられたんだよ。

 ちなみに金沢文庫には、ミュージアムキャラクターアワード2020で11位に輝いた「ボサツちゃん」がいるの。ハマコ、お友達になりたいな~。

ボサツちゃん❤

 さて、話は戻りますが、称名寺は比較的のんびり散歩ができる場所だけど、桜の満開時期など、混雑しているときは、無理せず、そう遠くないところにはカフェや美味しいパン屋などもあるので、気になるお店を見つけつつ、時間をおいてから訪れてみるのもよいかも。

 文/ハマコ

横浜観光コンベンション・ビューローが運営する、横浜市観光公式サイト「横浜観光情報」公式ツイッターを運営しています。横浜の最新情報や、おすすめのイベント情報、地元ネタなど、イマドキの横浜を「ハマコ」目線で日々取材し、情報発信しています! 趣味はカフェ・パン屋巡りとショッピング。是非、フォローしてね~♪
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