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【連載】都庁若手職員による有志開催「5G・西新宿スマートシティPJ勉強会」

2021年08月04日 10時00分更新

※新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。

新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

 東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部です。(旧 次世代通信推進課note)。デジタルサービス局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOSを飛躍的に向上させるため、新たに設置した組織です。その中で、ネットワーク推進課は、東京の成長戦略やICT利活用の更なる推進のため、2019年(平成31年)4月に新たに設置された組織です。その中で、次世代通信推進課は、TOKYO Data Highwayの構築を推進し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現に向け、取り組んでいます。

 都民の皆様がどこにいてもサクサクつながる環境を構築するため、全国初となる5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの試行設置や通信事業者が5Gアンテナ基地局を設置しやすいように、行政財産を開放するなど様々な取組みを展開しています。こうした日々の取組みを都民の皆様に情報発信していきます。

 前回の紹介記事はこちら。

【連載】「スマート東京最前線」の次世代通信推進課

※過去の連載記事はこちら:東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部ネットワーク推進室(旧 次世代通信推進課note)連動企画

「刺激・驚き・モチベーションアップ・今まで知らなかった・カルチャーショック」

 これは、都庁若手職員に向けた「次世代通信推進課第一回勉強会」実施後のアンケートで寄せられた回答の一部です。

 こんにちは、次世代通信推進課の岡田です。

 2020年夏に遡りますが、都庁若手職員20数名に向けておよそ1時間半の勉強会を開催しました。

 勉強会の内容は、至ってシンプル。次世代通信推進課の取組等の紹介、そして次世代通信推進課に所属する「民間企業経験者」とのフリートークです。

 それでは、勉強会について紹介していきます。

 開催経緯

私:都庁職員には5Gや西新宿スマートシティPJのことを知らない人もたくさんいます。次世代通信推進課の環境や人員構成、取組を、多くの若手職員に知ってほしいですよね。驚く人も多いと思います。

課長:じゃあ勉強会でも開催しようか? 知り合いの若手職員にも声をかけてみるよ!

 以上、終業後に交わした1分足らずの雑談。

 まずやってみよう! からのスタートです。

 勉強会は、通常業務とは別に有志で開催し、都庁内多数の局(総務局・主税局・建設局・水道局・下水道局・福祉保健局)の若手職員に加え、オンラインで島しょ三宅支庁の職員も参加しました。

勉強会内容

 次世代通信推進課の組織構成、5Gや西新宿スマートシティPJなどの取組の紹介に始まり、参加した若手職員と次世代通信推進課職員とのテーマフリーの座談会を行ないました。

 仕事職場紹介は、同じ若手職員という目線で、日々感じることも含め紹介しました。

スライドの一部

「ICTを進めるうえで意識されることはありますか?」

 取組の紹介後、参加職員から出た質問のひとつです。

回答:「外で行なっているICTの取組や情報に常にアンテナを張る」

 質問を受け「ハッと」なりましたが、私自身ではなく、次世代通信推進課にいる民間企業出身の先輩職員が日々やっていることを共有しました。

 次世代通信推進課には民間企業に10年以上勤め転職された方、民間企業から研修といった形で出向されている方が多数在籍しています。

 そんな方々が都で働いている事実や、考え方、仕事の姿勢などを知ってもらいたいと思い企画したのが、民間企業出身者×若手職員のフリートークです。

民間企業出身者×若手職員のフリートーク

 ゲストスピーカーは5名。民間企業でのキャリアが10年以上ある職員です(一部民間企業より出向中)。参加者を6人程のグループに分け、座談会形式で行ないました。

 テーマフリーのせいか、参加者した若手職員はやや緊張気味ではありましたが、ここで聞くゲストスピーカーの話が非常に印象に残ったと思います。

 以下、ゲストスピーカーが伝えた内容の抜粋です。

・前職では紙を使ったら呼び出しのメールが来る
・初めて職場で固定電話を使った
・昼食を机で食べる人が多いことに驚いた
・仕事にはまず「Fun」が必要
・公務員がタフに仕事をしている点に驚いた
・都庁は楽しい、公を目的として働けるやりがいがある
・他 多数

 参加者からは「自分の職場にはICTという言葉があまり出ない」「まだまだ先のことのように感じていた」「民間企業出身者がこんなにいるとは知らなかった」との声があり、ゲストスピーカーが話す内容と、現状とのギャップに非常に驚いている様子でした。

 都庁の「中」から「外」を味わうことで、気づくことも多いと思います。

熱い思い満載のアンケート結果

 緊張気味の参加者もおりましたが、熱い思いは勉強会開催後のアンケートに記されていました。以下、アンケートの抜粋です。

〇感想
・目標を明確にもち、仕事を全力で楽しんでいるのが伝わってきて、とても刺激を受けた
・どんなものがあればより効率的に業務を行なえるかを日々考えたい
・既定概念にとらわれず、色んなバックグラウンド、考え方を持ち寄って一緒に仕事をしていることが印象的
・技術を知ることのできる勉強会や直接的にお話しする機会があればまた参加したい
・5Gを通してこれからさらに人と人、人と都市がつながるようになったら、利便性の高まりや超低遅延による自動技術の安全性の向上等、より魅力的な都市になると感じワクワクした
・一番驚いたのが、課長級に転職者がいたこと

〇知りたいこと
・プロジェクトを推進する上で、課題の抽出方法や解決するためにどんなことを考え、取り組むのかなどのプロセスも聞いてみたい
・普段の業務や会議などをどのように進めているのかを聞いてみたい
・最低限必要または必須のスキル等があれば聞きたい
・スマートシティを実現するための技術等が現在どこまで進歩しているか、今後の展望はどのようになっていくかについて興味がある

 他にも多数、素敵な感想をいただきました。

第二回有志勉強会?

 「まずやってみよう」と勉強会を開催したなかで、多数のアンケート回答など参加された若手職員の方々から、大いに刺激をいただきました。

 勉強会終了後、執務室に戻ってすぐに参加したゲストスピーカーの先輩方から言われました。

「次回はテーマを設けてディスカッションをしよう!」

 次回? さてどうしよう… 次は都庁内の仲間を増やして開催してみようかと検討中です。

◆この記事は、下記より転載しています
https://note.com/smart_tokyo

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