西新宿初心者が行く！～vol.1花巡りの散歩で春気分~

　皆さん、こんにちは！

　毎週木曜日にお届けする「学生たちの日常」では、工学院大学に通う学生たちが過ごす、西新宿でのそれぞれの日常をお伝えします。

　

　今週は、私「ぐっち」(３年生/建築学部・建築デザイン学科)が、西新宿初心者の目線から、まちあるきの様子をお届けします。

前回の記事はこちら！：
西新宿にはためく商店会フラッグは工学院大学生のデザイン！　人情×神田川で表現 https://lovewalker.jp/elem/000/004/091/4091245/

過去の連載記事はこちら：
学生たちの日常
https://lovewalker.jp/special/3000859/

　私「ぐっち」は、今春３年生に進級し、２年間通った八王子キャンパスから新宿キャンパスへとやってきました。

　そして、新たな試みとして、『西新宿LOVE Walker』での学生連載に新たなメンバーとして加入させていただくことになりました。記事を書くことは初めてですが、どうぞ宜しくお願いします！

　しかし、そこで気づいたこと。

「西新宿のことなんも知らない…！（苦笑）」

　西新宿といえば、高層ビルがあって、オフィスワーカーが歩いていて、都庁があって…そんな断片的な情報しか持ち合わせていませんでした。そんな私が記事を書いてもいいの？と戸惑いましたが、西新宿初心者の目線だからこそまっさらな状態で西新宿のいろいろな面をお伝えできることがあるのでは？ と思いました。

　元々、西新宿の魅力をもっと知りたいという想いから、コラムのメンバーに参加させていただいたため、西新宿初心者はもしかすると大きなアドバンテージになるかもしれません。歩くことが大好きなので、まちを歩きながら、気付いたこと、感じたことをお伝えできればと思います。

　今回のテーマは ”花巡りの散歩で春気分”。新入生になったような気持ちで、暖かな春の日差しを浴びながら、新学期のフレッシュな春気分を満喫しようというわけです。

　皆さんは、お散歩するときどんなことを楽しみにして歩きますか？　私は、移りゆく景色を眺めつつ、音楽を聴きながらお散歩するのが好きです。

　本日のお供は「UNISON SQUARE GARDEN」(通称：ユニゾン)さんの「kaleido proud fiesta」。kaleidoは造語で「美しい形」、proudは「誇る」、fiestaは「祝祭」という意味があるそうです。なんとなくイメージが伝わりますでしょうか？

　曲調は底抜けに明るいPOP。春の陽光を浴びるような爽やかな一曲。

https://www.youtube.com/watch?v=-7zYPOvPABo
UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」MV

　さて、新宿駅西口の地下道を抜けて、新宿中央公園に向かって歩いて行く途中、なにやら花壇の周りに人が集まっているのを発見しました。

　「なにかのプロジェクトをされているんですか？」と聞くと、プロジェクトのスタッフの方が「これです」と言って花壇の側面を指さしました。そこには「道で咲かせよう　東北の花」の文字。お話を聞くと、年に４回、東北三県からお花を運んできて、都庁通りの花壇に植えているそうです。被災地の復興支援と、東北と東京の地域間交流を目的に植えられた花たちは、太陽の日差しを浴びながらいきいきと咲いていました。

　花壇の近くにいた親切なおばさまによると、植え替えられた後の花は、根っこについた土ごと畑の肥料になるそうです。地球にやさしい！

　「道で咲かせよう　東北の花」プロジェクトの花壇を眺めながら通り過ぎ、その後は、新宿中央公園と新宿区立十二社児童公園に足を運びました。

　新宿中央公園では色とりどりの花たちが咲いていました。天気がよかったこともあり、園内には熱心に写真を撮っていらっしゃる方が多く見受けられました。一眼レフを構えた中年の男性、スマホを手にしゃがみ込んで写真を撮る若い女性など、様々な年代の人々がいて、思い思いにシャッターを切っている姿が印象的でした。

　 一方、新宿区立十二社児童公園は、住宅街の中にありひっそりとしていて人はほとんどいませんでした。しかし、ブランコの横にそびえる立派な桜の木や、手入れされた花壇に咲くチューリップは、人に知られていないのがもったいないと思ってしまうほどきれいで、しばし見惚れてしまいました。

　気づけば写真フォルダは花でいっぱい。被災地復興に馳せた想い、見る人を楽しませようとする想い、様々な想いが込められた花たちに「ありがとう」と言いたくなりました。ぽかぽかと暖かい散歩日和には、みなさまも是非西新宿に足を運んでみてはいかがでしょうか。

　では、また次回の連載でお会いしましょう！