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「スマート東京先行実施エリア」で何が実現したの?~都市OS関連事業のご紹介~

2024年01月24日 12時00分更新

※新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。

 新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

 東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部です。(旧 次世代通信推進課note)。デジタルサービス局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOSを飛躍的に向上させるため、新たに設置した組織です。その中で、ネットワーク推進課は、東京の成長戦略やICT利活用の更なる推進のため、2019年(平成31年)4月に新たに設置された組織です。その中で、次世代通信推進課は、TOKYO Data Highwayの構築を推進し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現に向け、取り組んでいます。

 都民の皆様がどこにいてもサクサクつながる環境を構築するため、全国初となる5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの試行設置や通信事業者が5Gアンテナ基地局を設置しやすいように、行政財産を開放するなど様々な取組みを展開しています。こうした日々の取組みを都民の皆様に情報発信していきます。

■前回の紹介記事はこちら
誰ひとり取り残されないデジタル社会を目指して~スマホを通じた身近でできる支え合い「TOKYOスマホサポーター制度」のご紹介

※過去の連載記事はこちら:東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部ネットワーク推進室(旧 次世代通信推進課note)連動企画

「スマート東京先行実施エリア」で何が実現したの?

 皆さんこんにちは!東京都では、デジタルを通じて都民の皆様の生活の質向上を目指す「スマート東京」の実現に取り組んでいます。その取組の一環として、5Gや先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装、いわゆるスマートシティの取組を重点的に推進する「スマート東京先行実施エリア」を設定しています。

 その中でも、全国と東京の交通結節点で、有力企業が集積する経済・金融の中心エリアである、「大丸有」「竹芝」「豊洲」では、豊富なデータを共有・活用し、国際競争力のあるエリアを目指して様々な取組を実施しています。東京都は、データや先端技術が集積する民間主導エリアであるこれら3つのエリアに対し、他地域へのデータ・サービス拡張の基盤となる「エリアOS」の構築支援を行ってきました。

 今回は、その3エリアの取組の成果をご紹介します!

「大丸有エリア」での取組

 「大丸有」は、大手町・丸の内・有楽町の各頭文字をとって名付けられた名称です。「大丸有エリア」は既成市街地として多くのサービス実装や実証実験などが行われています。このような取組の基盤としてエリアOSを構築することで、サービスやデータ等を一元的に集約・管理することを目指しています。

大丸有エリア

スマートシティ・アイテムの整備

 街のアップデートを推進するアプリやサービス開発を行うときに利用する大丸有スマートシティを支えるアイテム群の整備をしています。大丸有エリアのモビリティデータとエリアデータを統合し、エリアの来街者向けサービスとして、MaaSアプリ「Oh MY Map!」を2021年12月に提供開始しました。アプリから収集されるデータを可視化するダッシュボードを構築し、ユーザーがどのようなコンテンツに興味を持っているのか、閲覧ページや使用回数等などのデータから、一定程度、読みとることが可能となりました。また、データライブラリとして分野横断の多様なエリア独自のデータや既存のオープンデータを一元的に集約し、公開しています。

Oh MY Map!アプリ画面

Oh MY Map!ダッシュボード画面

データライブラリ

「竹芝エリア」での取組

 「竹芝エリア」は再開発により人口や来街者の急増が見込まれており、「回遊性の向上」「防災力の強化」「混雑回避」などを喫緊に解決すべき課題として捉えています。そんな竹芝エリアでは、発生したイベントデータをリアルタイムに処理して、即時配信することが可能となるよう、エリアOSを活用した取組を実施しています!

竹芝エリア

モビリティの横断的な活用施策

 電車遅延、天気、シェアポート空状況をリアルタイムに処理し、最適な情報をLINEやサイネージで配信しています。電車の運航休止時にはシェアサイクルで移動する、という選択肢も生まれます。健康的ですね!

LINE画面

シェアサイクル空状況 ※数字は自転車の残数

「豊洲エリア」での取組

 「豊洲エリア」では、「職・住・遊の全ステークホルダーのQOL向上」「地域連携・地域参画による先進的まちづくり・エリアマネジメント」を目標に掲げています。そこで、多様なサービスが一元的に利用できて、地域の方々にとって利便性の高いサービスから提供を開始しています。

豊洲エリア

豊洲スマートシティポータルサイト

 2021年に、豊洲スマートシティの最新の取組を公開するポータルサイトをユーザビリティの観点からリニューアルしました。「スマートイート」「スマート防災」「スマート観光」「スマートモビリティ」「スマートヘルスケア」の5つの分類のタグを設け、ジャンプ機能を搭載しました。それぞれのボタンを押すだけで、閲覧したい項目へジャンプできるのはとても便利ですね!

ポータルサイト画面

終わりに

 今回は、「スマート東京先行実施エリア」の中でも、都心部の3エリアにおけるエリアOSを活用した取組の紹介をさせていただきました!地域に密着したリアルタイムデータ等を活用して日々、様々なサービスが生まれています。

 今後は、更に、各エリア間でのデータ・サービス連携を促すことで、都内で広く都民の皆様の生活をより便利に、より豊かにできるよう、官民連携のもと取り組んでまいります!

【参考】スマート東京先行実施エリアHP:
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/smarttokyo/kiji_05.html

 引き続き、西新宿スマートシティ協議会のホームページを定期的にご覧いただくとともに、西新宿の取組を配信しているLINEコミュニティにご登録いただき、是非とも熱気あふれるコミュニティの仲間に加入していただければと思います。お待ちしております!

西新宿スマートシティプロジェクト-西新宿スマートシティ協議会-
https://smartcity-nishishinjuku.jp/

【参考】デジタルサービス局HP:
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/

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