「もったいない」を「欲しい!」に変える、ファッションのプロが仕掛ける在庫の蘇らせ方
2026年03月30日 17時05分更新
3月13日~22日までの期間、東京を代表する9のエリアを中心に開催されたファッションとクリエイティブの祭典「TOKYO CREATIVE SALON 2026」。ここでは、丸の内エリアで3月18日~22日に開催された「LIVE STOCK MARKET」の様子をご紹介。アパレル店舗の経年在庫に新たな価値を与えて、デッドストックをライブストックに変身させる取り組みです。
デッドストックに新たな価値を与える「LIVE STOCK MARKET」
丸の内エリアのTOKYO CREATIVE SALONでメインイベントとなったのは新丸ビル3F アトリウムで開催された「LIVE STOCK MARKET」。スタイリスト小沢宏さんが、経年在庫に新たな価値を与えるべく、その審美眼でセレクトした商品が並びます。
通常販売からセールやアウトレットを経ても余ってしまった経年在庫=デッドストックから、「今だからこそ価値があるもの」を小沢さんが独自の審美眼でピックアップ。そうすることでデッドストックを生まれ変わらせたのが「ライブストック」です。
丸の内での「LIVE STOCK MARKET」の取り組みは4回目となりますが、小沢さんが運営する長野県上田市の「エディストリアル ストア」でもライブストックの取り組みを行っています。この取り組みを続けるなかで、近年は変化も感じているそう。
「サステナブルな考え方が世の中に浸透していくなかで商品のサイクルがきれいにできあがってきているので、ライブストックとしてピックアップできるものが減ってきている感覚はあります。僕にとっては難しさも感じる部分ですが、世の中的には良い流れになってきていると思います」
そうした状況下で、厳選された商品が並ぶ「LIVE STOCK MARKET」。一部の商品のタグには、小沢さんの直筆のメッセージがあるものも。
「『雑誌の3D化』というのをコンセプトにしていて、僕自身がお店にいなくてもこうした原稿を書くことで接客の代わりになれば、という思いでやっています。ネットで調べても出てこないような情報を伝えられるようにしています」と小沢さん。
デッドストックを販売、というと、「サステナブル」な取り組みという印象を強く感じますが、環境に良いということだけではなく、小沢さんの手によって、オシャレでカッコイイファッションイベントになっているのが「LIVE STOCK MARKET」。スタイリストとしての小沢さんのファンであるファッション好きの人々もたくさん訪れてくれたとのことです。
丸の内を巡ってオシャレなサステナブルバッグをゲット
「LIVE STOCK MARKET」は、新丸ビル3F アトリウムのメイン会場のほか、丸の内エリア内の各店舗も参加。過去の在庫品の販売をはじめ、アーカイブの展示や容器回収など、各店舗がそれぞれのアプローチで在庫品の新たな魅力を提示しました。さらに、参加店舗に置かれたスタンプを4つ集めることでバッグがもらえる「残反バッグ STAMP RALLY」も開催。
このイベントでもらえるバッグは〈UNITED ARROWS〉〈BEAMS〉〈パパス&マドモアゼルノンノン〉に加え小沢さんが営む〈エディストリアルストア〉の4社が提供。各社の倉庫に眠っていた端切れ布で試作したり、生産の過程でB品となってしまったものなど、サステナブルなバッグとなっています。
かなり人気のイベントとなり、連日行列が絶えませんでした。初日は2時間ほどで予定数を配布し終えたとか! 端切れ布で作られたとは思えないオシャレなバッグに、人気も納得です。
サステナブルな取り組みでありながら、オシャレゴコロも忘れない丸の内エリアの東京クリエイティブサロン。純粋にファッションを楽しみながら、環境のことを考えるきっかけともなるイベントとなっていました!
※イベントは終了しています

文 / オシミリン(LoveWalker編集部)
大阪生まれ。
趣味は読書と写真を撮ること、おいしいものを食べておいしいお酒を飲むこと。
丸の内LOVE WALKERの最新情報を購読しよう












