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【連載】オフィス街西新宿をつながる街に! 西新宿スマートシティ協議会について

2021年05月19日 10時00分更新

※新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。

新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

 東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部です。(旧 次世代通信推進課note)。デジタルサービス局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOSを飛躍的に向上させるため、新たに設置した組織です。その中で、ネットワーク推進課は、東京の成長戦略やICT利活用の更なる推進のため、2019年(平成31年)4月に新たに設置された組織です。その中で、次世代通信推進課は、TOKYO Data Highwayの構築を推進し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現に向け、取り組んでいます。

 都民の皆様がどこにいてもサクサクつながる環境を構築するため、全国初となる5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの試行設置や通信事業者が5Gアンテナ基地局を設置しやすいように、行政財産を開放するなど様々な取組みを展開しています。こうした日々の取組みを都民の皆様に情報発信していきます。

 今年度から新たに取り組んだ、スマートシティプロジェクト。西新宿スマートシティ協議会の取組について紹介していきます。

 前回の紹介記事はこちら

【連載】データ利活用実証プロジェクト報告 3/5(MaaS Tech Japan)

※過去の連載記事はこちら:東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部ネットワーク推進室(旧 次世代通信推進課note)連動企画

そもそもスマートシティとは・・・??

 スマートシティという言葉を聞いたことがありますか??

 この言葉は、2010年頃からエネルギー分野で使われるようになり、地域内での電力等の効率的な配分システムなどを備えた街を指していました。

 近年ではエネルギー分野にとどまらず、交通、医療、教育等々、分野横断で都市の構造をデジタル化し街全体を変革することを指すようになってきています。

東京都の考えは・・・??

 東京都では、2020年8月に公表した「TOKYO Data Highway基本戦略」で、5G等の高速モバイルインターネット網を21世紀の基幹インフラと位置づけその整備を推進しています。その中で西新宿を5Gの重点整備エリアとしています!次世代通信推進課では様々な取組で5Gの整備を促進しています。

 https://note.com/smart_tokyo/m/m1eef5190a6d1

 また、2020年12月の「未来の東京」戦略ビジョンにおいて、「スマート東京」の実現を目指すことを示しました。

「未来の東京」戦略ビジョンより

 そして西新宿をその先行実施エリアに位置付けました。

 先行実施エリアでは「5Gと先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装」を目指します。まさに「TOKYO Data Highway基本戦略」×「スマート東京」の取組を、西新宿を一丁目一番地としてやっていこう!というわけです。

なぜつながる街・・・??

 取組を推進するため、2020年5月に「西新宿スマートシティ協議会」を設立しました。

 協議会の目的は「デジタル技術を活用し人と人、人と都市をつなげ西新宿に関わる人のQOL(生活の質)向上に貢献」すること。

 西新宿では5G等のインターネットがつながるようにしたい、最先端の技術が体験できる場にしたい、でも結局やりたいことは、電波を繋ぐだけではなく、デジタル技術を使うことだけでもなく、それ等を通して人や都市がつながり、人々の生活が豊かになること。 そんな「つながる街」が作りたいという想いを込めました。

スマートシティ西新宿って誰が作るの・・・??

 西新宿に関わる人々の生活を豊かにしたい。だからこそ行政が一方的に行うものではないと思っています。西新宿に関わる皆様の「声」を聞かせていただき、一緒にスマートシティを作っていきたい。そのためにLINEを使った「VOICE」という取組を始めました!LINEに登録いただいた皆様に、「どちらの取組がよいか」や「どんな内容がよいか」などのアンケートを実施し、実際に反映していきます!

都市OSって何・・・??

 スマートシティを検索すると都市OSという言葉がよく出てきます。都市OSの定義は難しいのですが、イメージはこのような感じです。

 これまでは各サービスが個別のシステムをもとに実施されてきました。今後、分野横断的にサービスを提供するためには、システムのデータを統合して管理する必要があります。

 データをどのように管理していくか、どんなルールで利用していくか等の基盤となるのが「都市OS」と呼ばれるものです。西新宿スマートシティ協議会でも、その在り方について検討しています。

西新宿スマートシティプロジェクトに関わって

 最後に、担当者の僕の話を少しだけさせてください。僕は都庁に入って6年目のいわゆるプロパー職員です。

 西新宿スマートシティプロジェクトは新宿副都心エリア環境改善委員会の方々、通信事業者の方々、その他西新宿に関わる多くの方々と日々話し合いながら進めています。また、次世代通信推進課は民間からの転職や出向の方も多く、これだけ多種多様な方々と一緒に仕事ができることは、都庁の別の部署ではなかなかできない経験だと思います。これからも多くの方々と一緒に取組を進めたいと思っています!

 ホームページのチェックやLINEの登録等ぜひぜひよろしくお願いします!

 ◆この記事は、下記より転載しています
 https://note.com/smart_tokyo

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