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丸の内の美術館・静嘉堂で地獄から極楽を探検! オススメグッズはジークレーによる「如意輪観音像」!

2023年09月13日 11時00分更新

ジークレー版画

 静嘉堂@丸の内で9月24日(日)まで開催中の「あの世の探検―地獄の十王勢ぞろい」展。タイトル通り、仏教美術の世界での「あの世」、地獄と極楽を探検する展覧会です。大迫力の「十王図・二使者図」をはじめとする作品バナーを掲げ、美術館のホワイエはちょっとした“地獄”仕様に。

ホワイエ

ホワイエもいつもと少し様子が変わり、“地獄”仕様です

ホワイエ

 一方、中国・朝鮮・日本各国の大変美しい仏画を集めた展示室に足を踏み入れると、ありがたい極楽浄土の世界が皆様をお迎えします。

如意輪観音像

如意輪観音像 南北朝時代 14世紀 静嘉堂文庫美術館蔵

展示室

日本の仏画を集めた展示室

 穏やかな気持ちになっていただけたら、その気分をおうちにもお持ち帰りいただきたい! 皆さまに愛されるミュージアムグッズの開発に余念のない館長より、今月のおすすめグッズである、ジークレー複製の「如意輪観音像」をご紹介します。


ジークレー版画

ジークレー複製「如意輪観音像」

 ジークレーとは、従来のリトグラフやシルクスクリーンに変わる最新技術による複製画です。インクを紙や布地に直接吹きつけて着色するのですが、その色彩は七万色を超えるといわれます。また、劣化しにくいことが特長で、保存期間は百年ともいわれるので、温度や湿度を気にすることなく、一般家庭で楽しめます。

 描かれている如意輪観音とは何でしょうか。あらゆる願いを叶える不思議な珠(たま)と、仏の教えのめぐみによって、すべての人間を苦しみから救い、願いをかなえてくれる菩薩です。

如意輪観音像部分

如意輪観音像(部分) 南北朝時代 14世紀 静嘉堂文庫美術館蔵

 「あの世の探検」展で、地獄の悲惨な姿を目のあたりにしたあと、私たちに心の救いを与えてくれる本像をお部屋に飾ってはいかがでしょうか。写経などする時の部屋にあればご利益(りやく)倍増かもしれませんね。

安村敏信(静嘉堂文庫美術館長)

静嘉堂@丸の内 ミュージアムショップ
住所:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
営業時間:10:00~17:00、金曜日10:00~18:00
定休日:月曜日 ほか展示替え期間など
美術館HP:https://www.seikado.or.jp/

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