名古屋マリオットアソシアホテルに新たな18室のスイートルームが誕生!!
名古屋の入り口で極上のおもてなし、1室110万円、国内外の富裕層を迎えるお部屋を写真レビュー
2023年10月06日 10時00分更新
名古屋マリオットアソシアホテルは9月19日、全面リニューアルされたスイートルーム18室のメディア向け内覧会を実施した。名古屋の入口である名古屋駅直上の超高層ビル「JR.セントラルタワーズ」に2000年開業の同ホテルは、6年前より客室の改装を進めており、訪日外国人の増加、国内外富裕層や記念日需要などに応えるため、今年5月よりスイートルームの改修に着手。15室のデザインを一新するとともに、3室を新設したとのこと。
1泊の通常料金が25万円のジュニアスイートから、110万円のマリオットスイートまで、国内外の富裕層を迎えるお部屋とは、どのようなものなのか。新たに設けた「デザインコンセプト」ごとに、名古屋マリオットアソシアホテルの新スイートルームを写真レビューしよう。
ヨーロピアンクラシック(8室)
デザインコンセプト「ヨーロピアンクラシック」のスイートルームは、最上級の「マリオットスイート」と、それに続く「ヘリテージスイート」「コージースイート」「ジュニアスイート」の8室。ある意味、王道のVIPルーム空間の印象。優雅さが溢れている、重厚感のある調度品やインテリアに上品なピンク色のソファーやカラフルなクッションがアクセントになっていて大人の可愛らしさも演出(どこかの国の王女気分!)。
マリオットスイートのバスルームは、床や壁のモザイクタイルと共に大理石で作られていて名古屋城を臨む景色とともに最上級のバスタイム間違いない! また随行者(お付きの人)用の部屋などもあって本当に広かった。
ヨーロピアンモダン(2室)
優雅なインテリアスタイルながら現在風にアレンジされて洗練された空間のスイートルーム。こちらのお部屋は遮光カーテンなどがなく、窓際のバスルームから寝室も繋がっているので自然光で過ごせるのも魅力。
オリエンタルクラシック(2室)
ヨーロッパから見た中国様式ということで、エキゾチックな雰囲気。リビングダイニングルームとベッドルームに使用されている翡翠色がとても印象的だった。ベッドルームには2方向に大きな窓があり、西側の眺望をダイナミックに楽しめる。
ジャパニーズモダン(2室)
入った瞬間から木の落ち着きを感じ、また窓際の組子細工の障子の華やかさや飛騨家具などのインテリアがセンス良く配置されて“粋”なお部屋。名称「那古野スイート」は、現在の名古屋市内の地名「那古野(なごの)」ではなく、名古屋の古くの表記に由来しており「なごやスイート」と読む。 細部までこだわりが溢れていて、地元の有松絞(トイレの壁画が!なんと贅沢な)や七宝焼きのアートワーク、ベッドサイドの壁は名古屋市の木「クスノキ」がレイアウト。(これもアートのように存在感があった。)
ニューヨークモダン(4室)
モノトーン基調で都会的、まさにモダン!印象的なのは窓の格子。この格子のある窓から眺めると景色も違って感じるのが不思議。南側の部屋が「ブルックリンスイート」、北側が「マンハッタンスイート」という名称で、今回見学した48階のブルックリンは、バスルームに階段があるの点も特徴的だった(47階のブルックリンスイートは階段なしとの事)。シックな中にもこだわりのアートワークや小物が一層、贅沢な空間を演出していると感じた。
バスアメニティにもこだわりが
ホテルの入浴タイムを心地よくしてくれるのが、備え付けのバスアメニティ。イタリアの「LabSolue(ラブソルー)」、「Acqua di Parma(アクア ディ パルマ)」、イギリスの「Miller Harris(ミラーハリス)」と、ホテルとして日本初、または東海地区のホテル初のブランドが3種類登場。お部屋によって異なるアメニティが用意されているのが素晴らしい。
さらに持ち帰る際には、「三河木綿」の巾着袋が!こういう心遣いっていいですね。
内覧会で分かったスイートルームのおもてなし
スイートルームは自分には縁遠いVIP、国賓や王族のための空間と思いつつ内覧会に参加したが、細部にまでゲストを喜ばせたいというおもてなしの心遣いと、ホテルのオリジナリティを感じてもらうための努力を実感。各お部屋の常滑焼の急須も本当にそれぞれに選び抜かれたもので、何度も常滑まで足を運んだのだそう。
ホテルのスイートルームは一般的に1つのコンセプトに統一する事が多いが、名古屋マリオットアソシアホテルの新たなスイートルームは、ここまで紹介してきたとおり、ヨーロピアンクラシック、ヨーロピアンモダン、オリエンタルクラシック、ニューヨークモダン、ジャパニーズモダンの5種類のコンセプトに分かれている。コンセプトによって、部屋の雰囲気も広さも違うので、需要に合わせたり、宿泊客が好みに応じて選べる楽しさがある。
コロナの影響も落ち着き、大阪万博やアジア競技大会の開催予定もあり、さらにインバウンドの需要も増える見込みの中、海外の富裕層に向けたフルスペックのホテル、スイートを持ったホテルが少ないといわれる名古屋。このようなホテルが増えることで名古屋地区の価値があがり、いろいろなものが誘致できるようになるのは楽しみだ。
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