「つながる東京」電波の道を整備する基盤である基地局についてご紹介
2024年02月21日 10時00分更新
※新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
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東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部です。(旧 次世代通信推進課note)。デジタルサービス局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOSを飛躍的に向上させるため、新たに設置した組織です。その中で、ネットワーク推進課は、東京の成長戦略やICT利活用の更なる推進のため、2019年(平成31年)4月に新たに設置された組織です。その中で、次世代通信推進課は、TOKYO Data Highwayの構築を推進し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現に向け、取り組んでいます。
都民の皆様がどこにいてもサクサクつながる環境を構築するため、全国初となる5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの試行設置や通信事業者が5Gアンテナ基地局を設置しやすいように、行政財産を開放するなど様々な取組みを展開しています。こうした日々の取組みを都民の皆様に情報発信していきます。
■前回の紹介記事はこちら
都における自動運転に関する取組をご紹介します!part3
※過去の連載記事はこちら:東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部ネットワーク推進室(旧 次世代通信推進課note)連動企画
皆さん、こんにちは!つながる東京推進課です。東京都は、電波の道「TOKYO Data Highway」で高速インターネットが安定的に、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現を目指しております。今回は、その基盤となる「基地局」についてご紹介します。
◆東京都の基地局設置促進に関する取組
まず、東京都が実施している、基地局設置についての取組を簡単にご紹介します。
過去にもご紹介しておりますので、詳細記事もぜひご覧ください。
▲アセットデータベースの公開
基地局の設置を促進するには、個人や民間事業者が持つ施設などだけでなく、行政財産のアセットを基地局設置の候補地として開放することが重要であるため、東京都は保有するアセットのうち基地局設置が可能なものにつき、アセットデータベースとして一覧化し、HPに掲載しております。
また、それぞれに位置情報を付与し、マップ形式でアセットの場所を閲覧できるようにしております。デジタルサービス局のHPにて公開しております。
都保有アセットデータベース及び5Gアンテナ基地局等設置ワンストップ窓口
詳細はこちら
▲ワンストップ窓口の設置・運営
これまで、開放したアセットに対する基地局設置にかかる事務手続きが煩雑化していたことから、令和3年度にワンストップ窓口を設置しました。
ワンストップ窓口は、5Gアンテナ基地局等(4G含む)の設置を加速化させるため、通信キャリア等からの申請や問合せ等に一括して対応するための窓口です。
詳細はこちら
都庁職員が通信キャリアから学んだ「アンテナ基地局設置の現場」について
◆「基地局」ってなに?
一言でいえば、「電波を発射、受信する設備」のことで、主にビルの屋上や鉄塔に設置されているものとなります。
皆さんが普段使用している携帯電話、スマートフォン等の通信機器はこの基地局が無ければ使用することができません。
通信機器はどのようにしてつながっているのでしょうか。
▲携帯電話のつながる仕組み
一例として、携帯電話で電話をかけたときの仕組みをご紹介します。
まず、図のAさんが携帯電話でBさんの携帯電話に電話をかけると、最寄りの無線基地局が電波を受信します。次に基地局から、複数の基地局を束ねている交換局へ送られ、さらに日本中をカバーする幹線ネットワークを通じて、通話相手の最寄りの交換局へ送られ、そこから通話相手に一番近い基地局に送られます。その後、Bさんの最寄りの無線基地局からBさんへ呼びだしの電波が送信され、AさんとBさんの電話がつながるという仕組みになっております。このように基地局は通信機器同士をつなぐものとして大変重要な役割を担っております。
※なぜ基地局は相手の居場所がわかるの?
上の事例において、Bさんの居場所や、Bさんの最寄りの無線基地局がわかるのは、交換局のおかげなのです。交換局は加入者の情報を記録していて、常にその人(端末)がどこにいるか、位置情報を把握しています。そしてその人が移動したとしても、常に位置情報を新しく登録しているので、最寄りの基地局がわかるのです。
新幹線で移動の際、通話していなくても携帯電話のバッテリーの消耗が早いと思ったことはありませんか?それは、高速で頻繁に位置登録が行われているので、普段よりも電力の消費が激しくなっているためなのです。
▲基地局の種類
基地局にはいくつか種類が分かれており、主に上図の4つの種類があります。
開放したアセットを活用した基地局はその多くが左から1番目のビル設置タイプになります。
・ビル設置タイプ
ビルの屋上のスペースを利用して設置し、基地局の種類では2番目に広い電波カバーが可能です(1~3km)。こちらはビルや住宅などが立ち並ぶ密集地で多く利用され、都内で最も多く設置されている基地局です。
以下は、都の保有アセットに設置した基地局(ビル設置タイプ)の写真です。
その他のタイプについてもご紹介いたします。
・鉄塔タイプ
鉄塔タイプは電波範囲が一番広いものです。郊外には大きなビルなどがほとんどないため、主に郊外の見通しが良い場所に設置される傾向にあります。
・小型基地局
小型基地局はその名のとおり小型でよく電柱に設置されるものです。住宅地のような密集地域では1つの基地局に送受信されるデータが集中しがちなため、住宅地でよく設置されています。
・屋内基地局
屋内基地局は屋外の基地局ではカバーすることが難しい屋内において、効率よく電波を届ける基地局となっております。
◆おわりに
今回の記事では、「基地局」の種類や特徴についてご紹介させていただきました。
みなさまの普段生活しているエリアのどこかには紹介した基地局が設置されておりますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
東京都では、引き続き西新宿の街をスマートシティにしていく取組を推進してまいります!
【参考】デジタルサービス局HP:
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/
引き続き、西新宿スマートシティ協議会のホームページを定期的にご覧いただくとともに、西新宿の取組を配信しているLINEコミュニティにご登録いただき、是非とも熱気あふれるコミュニティの仲間に加入していただければと思います。お待ちしております!
西新宿スマートシティプロジェクト-西新宿スマートシティ協議会-
https://smartcity-nishishinjuku.jp/
【参考】デジタルサービス局HP:
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/
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