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「I'm donut?」シェフプロデュースの味、やっぱり美味しすぎた! かわいいクレープを食べに「SOBAP グランスタ東京店」に行ってきた

ソバープ

 昨今のドーナツブームの火付け役ともいうべき存在で、常に大行列のドーナッツ店「I'm donut?」。独創的なパンを生み出し、こちらも常に行列のできる店であるパン屋「アマムダコタン」。両店のオーナーシェフである平子良太さんがプロデュースするお店が東京駅にあるのを知っていますか? その名も「SOBAP(ソバープ)」。こんな注目店、丸の内好きとしては行かないわけにはいかない!というわけで行ってきたのですが、一度訪れただけで、すっかりこのお店のファンになってしまいました。私を虜にしたその魅力を余すところなくご紹介します!

手のひらサイズに美味しさが詰まったソバープ

 SOBAPがあるのは、東京駅構内のグランスタ東京。JR東京駅の丸の内北口改札すぐの場所です。

SOBAP外観

青のタイルを基調にしたオシャレな外観

 SOBAPで販売されるのは、ずばり店名と同じ「ソバープ」。ソバープはその名前の由来にもなっているように、そば粉を使用したクレープで、手のひらサイズのかわいいサイズ感で見た目もとっても華やか。フレーバーも豊富で、最大18種ものソバープが店頭に並びます。お値段は一番お手ごろな「シュガーバター」180円(税込)から、高いものでも400円台前半で購入できます。

ソバープ

ショーケースに並ぶソバープたち。色鮮やかでかわいい!

 クレープといえば普通、店頭ですぐに食べるものですが、ソバープは東京駅に店を構えるという土地柄、手土産に持って帰れるクレープというのがコンセプト。このかわいさは、手土産に持っていけば喜ばれること間違いなしです。

ソバープ

レジ横のディスプレイもかわいい!

 ソバープの1番の特徴はもちろん、生地に小麦粉ではなくそば粉を使っていること。そば粉を使うことで生地が甘くなりすぎず、甘いフレーバーだけではなく、総菜系のフレーバーにもよく合うんだそう。実際にSOBAPでは、商品の約半数が総菜系のフレーバーとなっています。

 また、そば粉のクレープというとガレットをイメージしがちですが、ソバープはガレットとも違います。ガレットの生地は基本的にそば粉、水、塩だけで造られますが、ソバープの生地はクレープ生地の小麦粉をそば粉に置き換えたもの。ですから、牛乳や卵、バターなどは生地に含まれています。甘すぎず、だけどバターや卵などの風味も感じられる絶妙なバランスの生地のおかげで、総菜系のフレーバーによく合い、さらに甘いフレーバーでも生地の甘さが中身の甘さの邪魔をせずに楽しめるんです。

ソバープ調理工程

副店長の鈴木杏奈さんにソバープの調理工程を見せてもらいました。手際よく生地を焼いていきます

ソバープ調理工程

ひっくり返すとこんがりとした焼き目が! これだけで美味しそう~

 ソバープの生地は通常のクレープと同じくらいのサイズで焼きますが、焼きあがった生地は6分の1サイズにカット。ソバープは1つ当たりの生地の量が通常のクレープの6分の1になる手のひらサイズなので、いろんな味を試せるのも嬉しいポイントです。

ソバープ調理工程

6分の1サイズにカットした生地をくるっと丸めます

 ソバープを仕上げていくところも見せてもらいました。まず見せてもらったのは、総菜系ソバープの「タンドリーチキン」。

 卵白のマヨネーズや、サクサクとした食感が楽しいグリッシーニ、オリジナルソースで味付けしたローストオニオンなどを中に入れていきます。

ソバープ調理工程

グリッシーニを入れるところ。グリッシーニはバターでコーティングすることで、マヨネーズなどの水分を吸わないようにしてあり、サクサクとした食感が保たれます

 最後にグリーンリーフやスパイスに漬け込んだチキンなどを、ピンセットを使いながら丁寧にトッピング。見た目の美しさにもとことんこだわります。

ソバープ調理工程

スパイスに漬け込んだチキンをたっぷりと盛り付けていきます

 続いて、スイーツ系ソバープから「メロンとカスタード(季節のフルーツ)」を作るところも見せてもらいました。

 こちらは、トップにのっているのは生クリーム、中心に入っているのはカスタードクリームと生クリームを合わせたディプロマットクリームと、1つのソバープの中でも2種のクリームを使用していて、食べ進めていくことで味の変化を楽しめる仕上がり。

ソバープ調理工程

中にはたっぷりとディプロマットクリームをたっぷりと搾ります

ソバープ調理工程

上には生クリームをこれまたたっぷりと!

 メロンも惜しみなく使用します。ディプロマットクリームと生クリームの間にメロンを入れ、そして最後にたっぷりとメロンをトッピング! 贅沢なソバープです。

ソバープ調理工程

ジューシーなメロンがたくさんのせられていきます

 手のひらサイズの小さなクレープだからといって、あなどれないのがソバープ。3~5口ほどで食べきれるサイズ感ですが、1口ごとに味の変化を楽しめるように、小さいながらにさまざまな材料を層になるように使用して工夫を凝らしているのがよくわかりました。

 ちなみにソバープを作っている様子はお店の外にある窓からも見ることができますよ。間近で作っているところが見られると、ますます食べたくなってきちゃいますよね。

SOBAP店舗

お店の外からキッチンが見えます

 ソバープが出来上がるところを見せてもらい、食べたい!!!という気持ちが今にも溢れ出してきました。作るところを見せてもらった「タンドリーチキン」と「メロンとカスタード(季節のフルーツ)」、それに加えて副店長の鈴木さんにオススメを教えてもらって「いか明太トマト」と「プリン」の4点を購入しました!

SOBAPボックス

4点以上の購入で、無料で専用ボックスに入れてくれます

SOBAP紙袋

袋もかわいい! 持って帰る時もテンション上がりっぱなしです

 さあ、お家に帰っていよいよ実食です!

スパイス香るチキンとマヨネーズのマイルドな味わいが絶妙

 最初にいただいたのは、「タンドリーチキン」(¥410・税込)。

ソバープ タンドリーチキン

 作っているのを見せてもらっている時から、スパイシーなチキンの香りが私の食欲を刺激していました(笑)。

 チキンがこぼれそうなほどたっぷりのっているこちらのソバープ。こぼさないように大きな口で豪快にいただきます! するとチキンのスパイシーな味わいがガツンと来ます! 食べ進めると卵白で作ったマヨネーズが出てきて、そのマイルドな味わいが、チキンのパンチのある味わいと絶妙にマッチ。これは美味しすぎる~! バルサミコを煮詰めたソースで味付けしたローストオニオンの味わいもアクセントになっています。

 気になるそば粉を使った生地も、香ばしさやほのかな甘さはありつつ、やはり甘すぎないので、総菜系のお味にもよく合います。食感はしっとり、もちっとしていて、中身を優しく包み込んでくれています。

 これはランチとして食べるのも良さそうだし、ビールにも絶対に合いそうです!

ジューシーなメロンとクリームの相性がたまらん!

 次にいただいたのは「メロンとカスタード(季節のフルーツ)」(¥350・税込)。

ソバープ メロンとカスタード(季節のフルーツ)

 こちらも作っているところを見せてもらっている時から、絶対に食べようと思っていた一品。しかも季節限定メニューということで、見逃すわけにはいきません。

 早速ぱくり! メロンから果汁があふれ出します。ジューシーなメロンの風味とミルク感たっぷりな生クリームの相性も抜群です。食べ進めていくと、ディプロマットクリームも現れます。トップの生クリームと違い、こちらはカスタードの卵の風味が優しく感じられ、これもメロンによく合います。メロンとクリーム、それぞれの素材の味を余すことなく楽しめるのが魅力的。

 さらに食べ進めると、焼いたメレンゲも出てきます。サクッとしてシュワッと解けるような食感で、最後まで飽きることなく楽しく食べることができました。

 生地はスイーツ系のお味にもよく合っています。生地が甘すぎないので、中身の甘さを邪魔せずに楽しめちゃうんですね。

 この美味しさが期間限定でしか楽しめないのは残念なくらい!

小ジャレたおつまみとしても良さそうないか明太トマト

 続いては「いか明太トマト」(¥410・税込)をいただきます。

ソバープ いか明太トマト

 かねふくの明太子を使ったいか明太が惜しげもなく入ったこのソバープ。一口食べると明太子の味が口いっぱいに広がって、明太子好きにはたまりません! 中に入った自家製のマヨネーズといか明太の相性も抜群です。

 ちょっと意外に思ったトマトの組み合わせも、トマトのさっぱりとした味わいが、いか明太の濃厚な味わいとよく合い、納得です。

 これは、ワインに合わせるのも良いかもしれません。ソバープをつまみに飲むなんて、なんだか小ジャレてませんか? 自宅でハイクオリティなお酒タイムが楽しめちゃいそうです。

かわいさにも美味しさにもトリコになるプリンソバープ

 最後にいただくのは「プリン」(¥360・税込)。

ソバープ プリン

 名前の通りプリンがそのまま乗ったこの見た目。ちょっとかわいすぎやしませんか? ツンツンとつつきたくなるようなぷるぷるのプリンです。

 プリンのかわいさをじっくり堪能したところで、いただきます! 口にすると濃厚な卵の味わいが広がる、上質なプリンです。この子、見た目だけじゃない!

 中にはキャラメルベリーソースを混ぜたクリームが入っていて、プリンからクリームへの味わいの変化も楽しめます。

 4種のソバープ、どれも堪能しました。ああ、美味しかった~! 4個で女性がランチとして食べるのにちょうど良いくらいのボリューム感です。どれも甲乙つけがたい美味しさでしたが、1番のお気に入りは、「いか明太トマト」かな。今度は絶対ワインを用意して食べたい!

 他にもまだまだ気になるメニューがたくさんあったソバープ。すっかりソバープの魅力にハマってしまっています。近くに行くたびに立ち寄ってしまいそうな予感です!

SOBAP グランスタ東京店
住所:東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 JR東日本東京駅構内1F 丸の内北口改札内横
営業時間:8:00~22:00、日祝8:00~21:00(※翌日が休日の場合は、22:00まで営業)


文 / オシミリン(LoveWalker編集部)

大阪生まれ。
趣味は読書と写真を撮ること、おいしいものを食べておいしいお酒を飲むこと。


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