さわやかさと苦みが脳を揺らす!世界大会を総ナメしている「伊勢角ビール」を飲んできた
2025年02月14日 12時00分更新
ここ数年クラフトビールにハマっていて、丸の内にすごいビールが飲める店があると聞いて行ってきました。
やってきたのは丸ビル5階にある「伊勢角屋麦酒」というお店。「伊勢から世界へ」を合言葉に、三重県伊勢市でクラフトビールを醸造しているメーカーの直営店です。
世界のビール大会で金賞受賞したビールが毎週入れ替わりで飲める!
伊勢角屋麦酒のビールは、なんと世界のビール大会で金賞受賞常連! こちらのお店では、そんな金賞常連のビールを含めた10タップのビールを扱っています。店長の白井康誠さんに話を伺うと、「実は、週1で新商品が出るんですよ。なので、毎週それらを含めた7タップを入れ替えています」とのこと。つまり常時扱っているのは3種類。全種類飲もうと思ったらどのくらいの時間がかかるんだろう! というか、週1で新商品が出るというそのスピード感もすごすぎます。
ビール界のオスカーを受賞した一杯は、さわやかな香りと苦みが自慢
まずは伊勢角屋麦酒の顔でもあるペールエールをいただきます。クラフトビールのわりにそこまでクセは感じませんが、一拍置いて口の中にグレープフルーツのような柑橘系の香りが。グレープフルーツの皮に近いところのような苦みもあり、さっぱりとした飲み口です。
ペールエールは常時扱っている3種類の内の一つ。最も歴史が古くビール界のオスカーとも呼ばれる「The International Brewing Award」で、最高賞のゴールドを2017年、2019年、2024年の3回受賞しています。白井さん曰く「弊社のビールで、世界で初めて賞を受賞したのがペールエールなんです」とのこと。そんなすごいビールが丸の内で飲めるなんて!
2杯目で遠くに海を感じ、3杯目で脳をグッとつかまれる
せっかくなのでもう2種類ビールをご紹介します。伊勢志摩産の牡蠣殻を使っている「なま角 スモークオイスタースタウト」は、燻製のような香ばしい香りが印象的。もっと牡蠣が主張しているかと思いきや、磯っぽさを遠くに感じる程度で飲みやすい。
名前がユニークな「Neko Nihiki」は、濁りのある一杯。アメリカ・ポートランドのブルワリーとコラボしたビールで、伊勢角屋麦酒の社長と共にネコ好きなことからこの名前が付いたんだそう。フルーティーな味わいですが、これまでの3つの中で一番濃厚なのと、一番アルコール度数が高いのが意外。飲み続けると脳をグッとつかまれるような濃さです。
伊勢角屋麦酒の母体は、約440年の歴史を持つ「二軒茶屋角屋餅店」。お伊勢参りの茶店として創業し、やがて味噌や醤油の醸造を手掛けるようになりました。クラフトビールを作り始めたのは27年前。現在の社長も酵母の研究をしており、世界で通用するブルワリーを目指してさまざまなビールを作っています。そして実際、ペールエールをはじめさまざまなビールが世界の大会で受賞しているんです。
最後に、白井さんがちょっと気になる情報を教えてくれました。
「過去に新橋で採取した酵母を使ったオリジナルビールを作ったことがあるんです。もしかしたら丸の内店でもそのようなことをするかもしれませんね」(白井さん)
なんとなくビール酵母は自然豊かなところにありそうな気がしていたので、新橋でも採取できるんだ!と驚きです。丸の内は皇居近くなら採れそうですが、意外と丸の内仲通りでも採れるのかも…。もし丸の内の酵母を使ったビールができたら、絶対に飲みに行かなくちゃ!
世界が認めたクラフトビールが楽しめる伊勢角屋麦酒、種類が豊富できっとお気に入りの一杯が見つかるはず。ビール以外にも伊勢志摩を中心とした日本酒も用意しているので、そちらもぜひ楽しんでみてください!
伊勢角屋麦酒 丸ビル店
住所:東京都千代田区丸の内2丁目4-1 丸の内ビルディング5F
営業時間:11:00~15:00(LO14:30)、17:00~23:00(LO22:00)
土曜 11:00~23:00(LO22:00)、日曜・祝日11:00~22:00(LO21:00)
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