巡って食べて楽しい街歩き! 丸の内の新スポットも発見できる「東京エキマチスタンプラリー」をやってみた
2025年03月19日 12時00分更新
暖かくなってくると、街を歩くのが楽しくなりますよね。そんなこの季節にぴったりのイベント「東京エキマチ スタンプラリー」が開催中です。
「東京エキマチ スタンプラリー」は、東京駅、日本橋、そして丸の内エリアを巡るデジタルスタンプラリー。ルート1「アート&建築さんぽ、ときどきカフェ(スイーツ)」、ルート2「ビルの隙間のかわいいパワスポ巡り&グルメ」、ルート3「老舗と新店をつないで味わう東京エキマチ歩き」の3つのルートがあります。
今回、私はルート3「老舗と新店をつないで味わう東京エキマチ歩き」でスタンプラリーを楽しんで来ましたので、ご紹介します!
老舗が立ち並ぶ日本橋エリア
まず訪れたのは、日本橋エリアにある「小津和紙」。1653年創業の和紙専門店です。
和紙の専門店なんて初めて来たかも! さまざまな種類の和紙はもちろん、和紙を使ったレターセットやマスキングテープ、ポチ袋などの雑貨も扱っています。
店内には外国からのお客さんもたくさんいらっしゃいました。確かに海外の方へのおみやげにとっても喜ばれそう!
素敵な和紙がたくさんありましたが、私は友禅おりがみセットをゲット! 伝統的な柄を現代的なカラーリングで表現したシリーズだそうで、このネオンカラーにビビッと来ました。友達にちょっとしたギフトを渡すときなどに、ラッピングに使ったらおしゃれじゃないですか?
お店を訪れた月曜日は工房がお休みだったのですが、手漉き和紙体験も行っているようです。これは友達と一緒に体験したら楽しそう!
もちろんスタンプも忘れずゲット! デジタルスタンプラリーなので、スマホの位置情報を利用してスタンプを押すことができます。
2つ目のスタンプラリーチェックポイントを目指し、歩きます。途中、早咲きの桜を見かけました。街の風景も楽しめるのがスタンプラリーのいいところですね。
小津和紙から10分ほど歩き、「日本橋さるや」に到着!
ここは、300年以上の歴史を持つ楊枝専門店。黒文字という樹を使い、職人が1本ずつ手作りした楊枝が並びます。持ち運びに便利な楊枝入れなども販売していて、ギフトにも良さそう。
丸の内エリアには日頃よく行くのですが、近いのにも関わらず日本橋エリアへはあまり足を踏み入れたことがありませんでした。老舗も多く、また、この日訪れたのがちょうどお昼時だったこともあり、行列のできる美味しそうなお店もたくさん見かけました。また散策しに来ようっと!
初のペルー料理に舌鼓!
日本橋を離れ、20分ほど歩いて新丸ビルへ向かいます。最近健康を意識してなるべく歩くようにしているので、ちょうどいい運動になりました。
新丸ビルのチェックポイントは、5階にあるレストラン「YUYAY(ユヤイ)」。ここでは美食の国といわれるペルーの料理が楽しめます。
ペルー料理は初体験の私。平日ランチセット(¥2,300・税込、現在は販売を終了)を注文します。メインは4品のなかから好きなものを選べて、私は「カラプルクラ」という料理をチョイス。
ランチセットには、サラダとスープも付いてくるので、それを食べながら「カラプルクラ」を楽しみに待ちます。
そしていよいよ「カラプルクラ」が登場!
「カラプルクラ」とは、乾燥ジャガイモを使った煮込み料理。その上にジューシーなローストポークがのっています。
色味からカレーのような味を想像しましたが、カレーほどパンチのある味ではなく、優しい味わいで、日本人も親しみやすいです。ペルーには移民が多く暮らし、料理もいろんな国の食文化が混ざり合っているのが特徴なんだとか。そのためか、日本人にも馴染みやすい味の料理が多いそう。
乾燥ジャガイモというのも初めてでしたが、生のジャガイモとはまた違った、ほっくりした栗のような食感がクセになります。
ローストポークもジューシーでとっても美味しかったです!
デザートのミルクケーキとハーブティーも堪能して、ごちそうさま! お味もボリュームも大満足でした。
現在は上記メニューの販売を終了し、平日ランチメニューをリニューアルしたそう。新たなメニューもぜひ食べに行きたいです!
「東京ミッドタウン八重洲」のパブリックアートを鑑賞
お腹がいっぱいになったところで、また少し歩きたくなったので丸の内側から八重洲側へ移動。八重洲側のチェックポイントは「東京ミッドタウン八重洲」の外周に点在する自然、未来、平和を志向したパブリックアートです。
正面エントランス前にあるのは、東京2020オリンピック・パラリンピックでトーチのデザインを手がけたことでも知られるアーティスト・吉岡徳仁の『STAR』。訪れたタイミングは日陰になっていましたが、太陽の光が当たれば反射して違う表情を見せてくれそう!
八重洲通り側にまわると、彫刻家・中西信洋の『Stripe drawing – Sunset reflection』も設置されています。
さらにあおぎり通り側には、現代美術家・栗林隆の『Mountain range』が展示されています。施設の建設時に、作品が展示される場所の地下30mで、作者自ら採取した土を版築の一部に使っているんだとか。
東京駅直結の和菓子店で苺大福ゲット!
再び丸の内側に戻ります。続いて訪れたのは、行幸地下ギャラリー横の「翠江堂(すいこうどう) 丸の内店」。本店は中央区新川にある創業80年の和菓子店。丸の内には2024年5月にオープンしました。
ここでは名物の苺大福(¥280・税込)を購入。帰宅してから、夕食後のデザートとしていただきました。
やわらかなお餅としつこくない甘さのあんこ、そしてみずみずしい苺が絶妙にマッチする、最高の苺大福でした!
もちろんスタンプもゲット。7か所中5か所を巡り、スタンプラリーも終盤です。
歴史を感じる東京ステーションホテル
続いて訪れたのは、「東京ステーションホテル」。このホテルは、重要文化財である東京駅・丸の内駅舎内に位置します。
ホテル内の「THE LOBBY LOUNGE」で優雅にティータイム…といきたいところでしたが、次のチェックポイントでお茶をする予定でお腹の余裕もないので、ホテル2階の回廊を少し見てきました。ここでは駅を見下ろすことができ、さらに上を見上げると創建当時のレリーフを忠実に再現したドームの一部を間近に見ることができます。重要文化財たる東京駅・丸の内駅舎の歴史を感じられるんです。
スタンプもゲットし、残るは1か所です!
絶品チョコスイーツでとろける時間
さあ、いよいよ最後のスポットへ。東京ステーションホテルを出て、丸の内仲通りを有楽町方面に進みます。春の空気が心地良い~! やって来たのは、「MAISON CACAO(メゾンカカオ)丸の内店」。2024年12月にオープンした、ブランド初のカフェ併設店です。
オープンすると知った時から「絶対行きたい!」と思いつつまだ行けていなかったので、これは良い機会!と行ってきました。人気店のため、平日でしたが席に案内されるまで10分ほど待ちました。
メニューも豊富で悩みます。カフェ限定の「生フォンダン」や「生ミルフィーユ」にも心惹かれますが、丸の内店のシグネチャーケーキだという「生フロルケーキ」のホワイト(¥ 1,650・税込)をいただくことに。「生フロルケーキ」にはビターなチョコレートムースを基調としたブラックと、ホワイトチョコレートムースを基調としたホワイトがあり、今回はホワイトをチョイスしました。
また、ドリンクはせっかくならメゾンカカオらしいものを、と思い、ほかでは見かけない「カカオティ」(ホット¥880・税込)を選びました。
まずやって来たのはカカオティ。色味は普通の紅茶のようで、あまりカカオは感じないのかな、と思いましたが、口に運ぶとカカオの香りがふわっと広がります。ですが、ホットチョコレートのような甘さはないので、甘いスイーツとの相性も良さそうです。
そしていよいよ「生フロルケーキ ホワイト」の登場です! つやっつやの見た目が美しい!
エルダーフラワーの香りを織り交ぜたホワイトチョコレートムースに、苺とフランボワーズのジュレ、はちみつのムースが重なるケーキ。ホワイトチョコのコクのある甘さを楽しみつつも、苺とフランボワーズのジュレの甘酸っぱさが爽やかで、最後まで飽きることなく味わえます。下の方にはピスタチオのクランチが入っていて、食感の変化も楽しいです。
ほかにも美味しそうなスイーツがたくさんあったので、絶対また来ようっと!
そしてついにスタンプもコンプリートです。
今回私が参加したルート3のスタンプを揃えると、「東京ステーションホテル アフタヌーンティー グラスシャンパーニュ付き」が当たる抽選に応募できます。今回は東京ステーションホテルでのティータイムが叶わなかったので、これはぜひ当てたい! ちなみにルート1、ルート2のスタンプを集めると、それぞれ別の商品の抽選に応募できます。
日本橋、八重洲、そして丸の内と、それなりに歩きましたが、たくさん美味しいものをいただいたのでカロリーオーバーな気が…でも美味しく楽しい1日となったので良しとしましょう!
東京エキマチ スタンプラリー
開催期間:2025年3月7日(金)~3月28日(金)
文 / オシミリン(LoveWalker編集部)
大阪生まれ。
趣味は読書と写真を撮ること、おいしいものを食べておいしいお酒を飲むこと。
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