エースベーカリー

食べる人が笑顔になるお菓子を目指して60年。「本当においしい!」そのひと言を聞くために日々商品と向き合う

エースベーカリー小牧工場では、最大で1日に約3,000本のバウムクーヘンが焼かれる

機械の設定や製品の検品など細やかな配慮でおいしさと安全を追求

機械まかせではなく、人がチェックをしながら手焼きする

 ふんわりとソフトな食感が幸せな気分にさせてくれる、エースベーカリーのバウムクーヘン。スーパーなどで気軽に購入できるお菓子として、幅広い世代に広く親しまれている。そのおいしさはどんな現場で作られているのか。あま~い香りに包まれた小牧工場を訪れてみた。

カットされたバウムクーヘンが次々に流れてくる

 工場1階バウムクーヘン担当の小島さんは、長く働けるところを希望して入社を決めたそう。「検品で製品のよしあしを見分けたり、包装や製品の大きさによって機械の設定を変えたり、この仕事は専門職だと感じます」。

 沖縄から移住してエースベーカリーに就職した宮里さんは、工場2階ケーキを担当する。「お客様に提供するものを製造するので緊張しますが、お店に商品が並んでいるのを見るとうれしいですね」と仕事の魅力を語ってくれた。

工場係長の小島さん(左)と宮里さん(右)

アイデア出しから試作と試食まで努力を重ねて新商品が完成

チームでの意見交換が盛んな商品開発部<

 商品開発部では、アイデアが製品として完成するまで、試作と試食を重ねている。企画や試作のほか、デザインの案出しも行うなどチームで盛んに意見交換することも欠かせない。

 「入社1年目で企画が通り、うれしかったです」と語るのは、商品開発部の二宮さん。初めての経験で不安もあるなか、上司や先輩の力を借りて商品化にたどり着いた。二宮さんの2年先輩となる木引さんは「手が届きやすい価格を実現しながら、おいしいものを作ること」が仕事の醍醐味なのだとか。

商品開発部内に設けられたスペースで試作が繰り返される

愛らしいハトのロゴには企業名が隠されている

 エースベーカリーの設立は1965年。60周年を迎え、さらなるおいしいお菓子づくりを目指している。訪問した小牧工場では、バウムクーヘンのほかパウンドケーキやブラウニーなどを製造。くわえて、工場直送の規格外品をお得に販売する直売店も併設し、商品によっては午前中で完売するほどの人気ぶりだ。

直売店では、風味や品質は正規品と変わらない商品がお得に購入できる

 また、本社のある三ツ渕工場では、もうひとつの主力商品であるひと口タイプゼリーを製造している。それぞれが誇りと責任をもって生み出すお菓子が、今日も笑顔をつくっていく。

三ツ渕工場で作るゼリーは、果汁100%蒟蒻ゼリーなど15種類以上

エースベーカリー小牧工場
小牧工場・直売店
住所 愛知県小牧市大字大草字年上坂6355-2
電話 0568・47・0811
1965年創業。バウムクーヘンや一口ゼリーなどを製造する食品メーカー。アルファベットチョコレートで知られる名糖産業のグループ会社

https://www.ace-bakery.co.jp/

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