ビアガーデンの常識がひっくり返る！　賑わってるのに落ち着いて飲める「銀座スカイビアテラス2025」

　ビールがおいしい季節がやってきました！　特に屋外で風を感じながら飲めるビアガーデン、いいですよねー。でもビアガーデンってガヤガヤしていて、ちょっと落ち着かないという方もいるかと思います。でも！　そのイメージを大きく覆す、すてきなビアガーデンがあるんです！

　それが東京交通会館で開催中のビアガーデン「銀座スカイビアテラス2025」。私が今まで体験した中で一番落ち着いた雰囲気のビアガーデンで、マジでびっくりするくらい大人の雰囲気でビールが楽しめるんです！　「ビアガーデンかぁ…」とあまり乗り気でない方こそぜひ行ってみてほしい。

ビアガーデンなのに騒々しくない…⁉

　スカイビアテラスが行われているのは、交通会館の13階。18時半頃にもかかわらず、すでにビールジョッキを傾けている多くの人の姿が！

　驚いたのは、多くの人がビールを楽しんでいるのに全然騒がしくない点。ビアガーデンってかなりにぎやかで、大声で話さないと会話が難しいシーンも多いのですが、スカイビアテラスはとても上品な雰囲気。かといって静かすぎることもなく、騒がしすぎることもなくて、大丸有エリアのビジネスマンの品の良さを感じました。大人が楽しむビアガーデンって感じで、とても良い！

　何はともあれ、まずはビール。2時間のフリードリンク制で、ビールテントに注文しに行くスタイルです。

　東京交通会館の13階ということで、眺めも最高です。まだ“夜”というには早い時間帯ながら、ビル群や電車の明かりがとてもきれい。日が落ちて暗くなってくると、ロマンチックな雰囲気に変わっていくのもとても良き。時間の移り変わっていく様子が最高のおつまみになりますし、ガヤガヤしていないから、景色もゆっくり楽しめます。

　「銀座スカイビアテラス2025」を営業しているのは東京會舘ということで、お料理ももちろん間違いない味！　ビュッフェスタイルではなく、冷製プレートと温製プレートの2つが提供されます。

　冷製プレートは「チキンテリーヌ」やマリネ、サーモンなど。特においしかったのが「チキンテリーヌ」と「鴨のパテ」で、フレンチの技術が光る東京會舘ならではの絶品。「カリカリベーコンのポテトサラダ」は、一度オーブンで焼き上げたポテトとカリカリベーコンを合わせた一品で、お客さんから人気を集めているんだそう。

　温製プレートの「蓮根とチキンのはさみ揚げ」と「ごぼうチップス」は和風テイストで、夜ごはん感覚というかちょっと落ち着ける、箸休め的な存在。また、昨年まで提供していたプチバーガーの代わりに、今年は「ピリ辛ミートとチェダーチーズのトルティーヤ」が登場しました。サルサソースなどで味付けされた豚肉とチェダーチーズがレタスと一緒に包まれていて、ピリ辛でビールが進みます。私はバターの風味が食欲をそそる「ビーフピラフ」がお気に入り！

　にぎやかなビアガーデンだと周囲の喧騒に飲まれて料理の味が分からないまま終えてしまうことがありますが、スカイビアテラスは落ち着いた雰囲気なので自分のペースでゆっくり料理を味わえます。メニューは約1ヵ月ごとにマイナーチェンジをするとのこと。毎月行きたい！

ビジネスマンの夏を彩って60年

　スカイビアテラスが誕生したのは今から60年前。1965年に東京交通会館に回転展望レストラン「銀座スカイラウンジ」がオープンし、翌年「銀座スカイビアガーデン」が開店しました。当時はステージなどもあったほか、料理も焼き鳥や冷やしトマト、サンドウィッチなどのおつまみを中心に出していたそうで、多くの人が想像するにぎやかな「ビアガーデン」といった趣です。

　残念ながら1980年に一度閉店してしまいますが、2015年に東京交通会館50周年を記念して「銀座スカイビアテラス（13階）」が35年ぶりに夏季限定で復活。その後、改装やコロナ禍を経て2022年に再びオープンして現在に至ります。

　今も昔も、大丸有エリアで働く私たちビジネスマンを楽しませてくれるスカイビアテラス。落ち着いた雰囲気で楽しめるので、「ビアガーデンは騒々しくて苦手」と思っている方もぜひ！　びっくりするくらい大人の雰囲気で楽しめる場所ですよ。ビールも料理もおいしいし、仕事の疲れも吹き飛びますよ！

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東京會舘　銀座スカイビアテラス
営業期間：2025年6月2日（月）～8月30日（土）　※日曜・祝日は休業
営業時間：18:00～21:30（L.O.20:00）、土曜日17:00～21:00（L.O.20:00）
住所：東京都千代田区有楽町2-10-1　東京交通会館13階
HP：https://www.kaikan.co.jp/special/beer/skybeerterrace/

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