丸の内エリアの古き良き昭和レトロなスポットを、一人遊び好きな「LOVE Walker」女子編集部員クルミ(26)が実際に巡り魅力を深掘りする本連載。
第4回目は、東京駅周辺の高架下に広がるレトロな通りを散策してみました!
表通りは、アーチ式高架橋にずらりとお店が並ぶお馴染みの光景。新旧入り混じる空気感がステキ!
今回ご紹介するのは、有楽町から東京駅、果ては大手町まで続く高架下エリア。沿って歩けば隣の駅へ簡単に移動でき人通りが多い西側(丸の内方面)は、レンガ調の既存空間を生かした飲食店が連なっていて、ショッピングや観劇ついでに訪れたことがある人も多いはず。実際散策してみると、表通りは夕暮れ時になるととても良い雰囲気で魅力的。裏の高架下では、ディープな飲食店街を見つけてしまって大興奮でした!
まずは、お馴染みの有楽町駅〜東京駅間の高架下西側を歩いた様子からご紹介します!
これまでの3回はお目当てのお店に突撃していましたが、今回はちょっと趣向を変え、私のレトロセンサーをフル稼働させながら、丸の内をブラブラしてみました。
出発地点は、JR有楽町駅西側。そのまま高架下に沿って東京駅へとGO。煉瓦造りのアーチ式高架橋の形を生かして、たくさんのお店が入居しているこちらですが、ちょうど「東京国際フォーラム」と隣合わせのエリアには、比較的新しい飲食店が多い印象でした。新旧が入り混じる感じがステキです!
大きな通り(鍛冶橋通り)を渡ってさらに東京駅へと進んでいくと、「はとバスツアー」の営業所やバス停、丸の内でよく見かけるフォトウェディングの事務所といった、多岐にわたるジャンルが見られましたよ!
裏は一転、超ディープ。昭和へタイムスリップしたような渋〜い飲食店街が広がる!
表通りの散策中から裏側に何かありそうな雰囲気を感じ取っていたので、入口を探しに最初のポイントまでリターン。すると、高架下の中へと続くいかにも怪しそうな薄暗い通りを発見しました!
おそらく新幹線の高架下であろう場所から奥の方に薄暗〜い飲食店街が伸び、入口には「有楽町高架下センター商店会」と書かれています。近づいてみるとなかなか奥まで続いている様子。レトロセンサーが超反応した私はすぐに入って散策してみることに。
構造的には、通路となるエリアは新幹線の高架下、お店は、先ほど紹介した電車の高架下に入り営業している形でした。後で調べてみると、このスポットの歴史はかなり深いよう。戦後、有楽町駅の東側に広がったヤミ市をルーツとする「すしや横丁」という飲食店街があったそうなのですが、昭和40年代に撤去。その際に、お店の一部が高架下へと移り今のような商店会を形成したのだとか。当時は有楽町駅の北に東京都庁があったので、帰り道に職員が利用し大繁盛していたそうです。
通りを進んでいくと、当時の香りを感じるレトロなお店がたくさん! 中には麻雀ができるお店もありました。今ではかつてよりかなりお店の数が減っていて人数も少ないようですが、通路としても利用できるし、穴場なお店も多そう。まさに知る人ぞ知るといったエリアなので、気になる人はぜひ訪れてみてほしいです♪
東京駅から大手町までも高架下は続いていた!! 最後は「味の散歩道」で一杯やっちゃいました
さて、またもや東京駅に到着した私ですが、Googleマップを見てみると大手町方面にも高架下が伸びていることを確認。「ちょっと見てみるか〜」程度の気持ちで向かったのですが、「味の散歩道」と名付けられた引力強めの通りに出合ってしまいました。外飲みできるお店やリーズナブルな価格の居酒屋が並んでいましたよ!
これまでの取材で、歴史ある建物や喫茶店、飲食店がたくさんあることは知っていましたが、今回高架下にもレトロな景色が広がっていたことを発見して、ますます丸の内の奥深さを知りました。そして改めて、東京のど真ん中で、昭和にタイムスリップしたようなスポットがあることに驚きとワクワクを感じて、まだまだ探してみたくなりました!
今回ご紹介した高架下エリア、気になった方はぜひ訪れてみてくださいね!
これにて第4回「昭和レトロさんぽ」はおしまい。次はどんな場所に行こうかな〜!
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