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再開館が待ちきれない! ソフィ・カルとロートレックなど、魅力たっぷりの三菱一号館美術館展覧会ラインナップ

2024年06月25日 11時00分更新

ロートレック_ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ

 みなさまこんにちは! 設備メンテナンスのために長期休館中の三菱一号館美術館です。

 この度、2024年11月23日の再開館に向けて、「丸の内LOVEWalker」にて連載をスタートすることになりました。今後の展覧会スケジュールや、休館中の美術館活動、4月に就任した池田館長のコラム、学芸員による展覧会の紹介など、ちょっとした「みみより」情報を不定期にお知らせしてまいります。当館からの「お便り」とともに、再開館までの日々をお過ごしくださいますと幸いです。

 初回は、ご挨拶がてら再開館後の展覧会のラインナップをご紹介いたします。

 

 まずご紹介するのは、再開館後最初に行われる展覧会です。

三菱一号館美術館 再開館記念『不在』―ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレック
[会期: 2024年11月23日(土)〜2025年1月26日(日)]
https://mimt.jp/exhibition/#sophie-calle

ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》1891年
リトグラフ 193.8×119.3㎝
三菱一号館美術館蔵

 本展覧会では、フランスを代表する現代アーティストのソフィ・カル氏が当館のコレクションの中からオディロン・ルドンの《グラン・ブーケ(大きな花束)》に着想を得て制作、当館に新たに寄贈された作品を世界初公開いたします。

 また、19世紀末のパリで活躍したアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの多彩な版画・ポスターの表現にフォーカスし、当館のコレクションを中心にフランス国立図書館所蔵のロートレック作品と併せて展覧します。

 二つ目の展覧会は、2025年2月からスタートする、オーブリー・ビアズリーの回顧展です。

オーブリー・ビアズリー展(仮称)
[会期: 2025年2月15日(土)〜5月11日(日)]
https://mimt.jp/exhibition/#aubrey-beardsley

クライマックス

オーブリー・ビアズリー《クライマックス》1893年(原画)、
ライン・ブロック、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 
© Victoria and Albert Museum, London

 25歳という若さで世を去った夭折の画家、オーブリー・ビアズリー(Aubrey Beardsley 1872-1898)。この英国の奇才は、精緻な線描や大胆な白と黒の色面からなる、きわめて洗練された作品を生み出しました。そして本展は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画です。初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描にくわえて、彩色されたポスターや同時代の装飾など、約200点を通じてビアズリーの芸術をご紹介します。

 そして、先日リリースとなった3つ目の展覧会は、パリのオランジュリー美術館とオルセー美術館のコレクションから、印象派の巨匠であるルノワールとセザンヌという二人の画家を取り上げる企画です。

オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより
ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠

[会期:2025年5月29日(木)~2025年9月7日(日)]
https://mimt.jp/blog/museum/12703/

 二人の巨匠による肖像画、静物画、風景画、そして、二人から影響を受けたピカソを加えた約50 点の作品から、モダン・アートの原点を探ります。 本展はミラノ、マルティニ(スイス)、香港を巡る世界巡回展であり、当館が日本唯一の会場となります。

風景の中の裸婦

ピエール=オーギュスト・ルノワール《風景の中の裸婦》1883年、
油彩/カンヴァス、
オランジュリー美術館

セザンヌ夫人の肖像

ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885-95年、
油彩/カンヴァス、
オランジュリー美術館

 それぞれの展覧会について、今後も順次情報を公開いたしますので、三菱一号館美術館のWEBサイト(https://mimt.jp/)や公式SNS(@ichigokan_PR /mitsubishi_ichigokan_museum) もご確認ください。次回は、休館中の美術館の様子をお知らせ予定です。お楽しみに!

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