エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀のまち散歩 第13回
吉村大阪府知事、コシノジュンコ氏らがお祭り・食・エンタメてんこ盛りの大阪・関西万博「大阪ウィーク~春・夏・秋~」のキービジュアルや開催概要を公表した
2025年01月22日 17時30分更新
大阪府・大阪市は2025年1月21日、2025年大阪・関西万博(大阪・夢洲、2025年4月13日~10月13日)で、大阪府内の各地域の魅力を国内外からの来場者に広く発信するために開催する「大阪ウィーク~春・夏・秋~」の概要やイベントカレンダー、キービジュアル(ポスターやチラシ、公式サイト等の広報媒体においてメインとなるイメージ画像)を吉村洋文大阪府知事や審査をしたコシノジュンコ氏らと公表した。大阪と言えば熱くなる元関西ウォーカー編集長の筆者も記者会見場に駆け付けた。
キービジュアルは、大阪府内のデザイン系学科を有する学校(大学、専門学校、高校)に作成の協力を依頼し、これらの学校の応募作品の中から、コシノジュンコ氏を座長とする審査会による審査を経て、最優秀賞・優秀賞・特別賞を選出した。最優秀賞作品は、「大阪ウィーク~春・夏・秋~」のポスターやチラシ、公式サイト等の広報媒体においてメインとなるイメージ画像「キービジュアル」として活用していく。
最優秀賞に選ばれた三木優さんによると、コンセプトは「春、夏、秋のテーマをそれぞれ解釈し、だんじりとそれを取り巻く人々が猛進するイメージを直線的に、盆踊りの柔らかく滑らかな動きのイメージを曲線的に、ジャズ・ブルースの鷹揚な曲調のイメージを波線的に、幾何学的なキャラクターデザインとして表現しました。また、大阪ウィークのキャッチコピーにある「笑おう!踊ろう!歌おう!」の要素を各季節のイメージキャラクターの表情を変化させることで表現しました」とのこと。
春・夏・秋の陣、地域の魅力発見ツアーでお祭りや盆踊り、パフォーマンス、音楽ライブ、各地の食を堪能。夏の盆踊りは3000人以上が参加する世界最大のギネスを目指す
大阪ウィークは、万博会期中の春・夏・秋の3期(計35日間)にわたって、 大阪ウィーク全体で約400件のプログラムを実施する予定。 EXPOアリーナでは、「大阪の祭!~EXPO2025 春の陣~」、「真夏の陣」、「秋の陣」 、EXPOメッセでは、「地域の魅力発見ツアー~大阪 43 市町村の見どころ~」 、EXPOホール、ギャラリー、ポップアップステージ、大阪ヘルスケアパビリオンでは、 大阪各地の祭やダンス、音楽、食や伝統文化、アート、産業・技術などのイベントを 多数展開していく。
「大阪の祭!~EXPO2025 春の陣~」
<会場>EXPOアリーナ「Matsuri」
<期間>2025年5月9日~5月10日 10:00~20:30
<開催内容>
▼だんじり・やぐら・太鼓台等 展示・実演(5月9日~10日)
・大阪の多彩でエネルギッシュな“祭”で大阪ウィークのオープニングを飾る。
・大阪の「祭」の象徴ともいえるだんじり・やぐら・太鼓台等が一堂に会する史上初の試み。
・直径95mのアリーナ内を取り囲むように配置した壮観な展示で、来場者は足を踏み入れた瞬間から、迫力ある世界に引き込まれる。
・会場中央に設置する実演エリアでは、それぞれ特色あるパフォーマンスを披露。 来場者は祭りの勇壮さを間近で体感することができる。
▼ステージイベント(5月9日~10日)
・住吉大社による住吉踊りや、天神祭りギャルみこし、そのほか府内各地の和太鼓の演奏など、 大阪の様々な祭りがステージイベントとして繰り広げられ、会場を盛り上げる。
「大阪の祭!~EXPO2025 真夏の陣~」
<会場>EXPOアリーナ「Matsuri」
<期間>2025年7月26日~7月29日 10:00~20:30 (※7/29は終了時間が早まる可能性。詳細は後日HP等で発表。)
<開催内容>
▼ギネス世界記録 盆踊り最多人数・最多国籍数に挑戦!(7月26日)
・「お祭り男」宮川大輔氏などをスペシャルゲストに迎え、 万博公式テーマソングコブクロ提供の「この地球(ほし)の続きを」に合わせて、新たなギネス世界記録をめざす! ゲストには他に、伝統河内音頭継承者で大の万博好きの河内家菊水丸氏(筆者も吹田市の万博記念公園などでいろいろ、ご一緒させてもらっている)も出演。来場している各国の参加者で踊りの輪を作る。現在の世界記録は最多人数が2017年9月の「八尾河内音頭まつり」の2872人で、吉村知事は目標数を3000人以上とし、ギネスの記録更新を目指す。国籍数の方は記録がないが、今回の50か国以上での記録を目指す。
▼交流盆踊り(7月27日~28日)
・国内外の来場者が一つの輪になって踊る交流盆踊り! ・大阪各地の盆踊りで国内外の来場者が交流を深める。
▼次世代パフォーマンス(7月27日~29日)
・次代を担う子ども達の熱気あふれるパフォーマンスが来場者に元気を届ける。
・小中高校生などによるチアダンスやバトントワーリング、吹奏楽、バレエ、歌劇、ダンス等の様々なパフォーマンスを披露!ゲスト出演者とのコラボレーションも予定している。
「大阪の祭!~EXPO2025 秋の陣~」
<会場>EXPOアリーナ「Matsuri」
<期間>2025年9月4日、9月5日、9月7日 10:00~20:30
<開催内容>
▼ステージパフォーマンス(9月4日、5日、7日)
・ジャズなどの海外音楽も精力的に受け入れ、独自に発展させてきた大阪の音楽のルーツや受容性など、音楽を通じて大阪の魅力を広く国内外に発信する。
・9/4は大阪ゆかりのジャズをはじめ、様々なジャンルのアーティストによる音楽ステージ
・9/5は府内市町村の観光大使などによる多彩な音楽ステージ
・9/7は大阪の魅力を世界に発信する万博スペシャルフェスを開催予定。
「地域の魅力発見ツアー 春・夏・秋 ~大阪43市町村の見どころ~」
<会場>EXPOメッセ「Wasse」
<期間>2025年5月9日~5月11日、7月28日~7月30日、9月13日~9月15日 9:00~21:00 ※各最終日は終了時間が早まる予定。詳細は後日HP等で発表
<開催内容>
▼大阪府内43市町村の様々な魅力が楽しめる展示
・体験・食 ・大阪が誇る食や観光、文化等を、「展示(みはなれ)」「体験(やりなはれ)」「食(たべなはれ)」の視点で参加・体験! 43市町村の様々な魅力が楽しめるステージも予定している。
「大阪ウィーク~春・夏・秋~」の開催概要やイベントカレンダー(2025年1月21日現在)は以下サイトに公開されている。
※大阪ウィーク公式サイト:https://www.expo-osaka2025.com/osakaweek/
開催概要・イベントカレンダー:https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/banpakusuishin/0000644463.html#event_cal
この日は大阪府の43市町村長が集まり、大阪ウィークの法被を着て気勢を上げた。
万博よりひと足早く開業した大阪メトロ「夢洲駅」は近未来的な”パビリオン”のような駅でワクワクするぞ
2025年1月19日に開業した大阪・関西万博の玄関口、大阪メトロ中央線の新駅「夢洲駅」もさっそく見てきた。これまでの西側の終点だったコスモスクエア駅からの延伸で、最西端の駅になり、此花区内では、はじめての大阪メトロの駅でもある。駅を出た直ぐ近くに大阪・関西万博の東ゲートがあり、2つある改札口に合わせて18台(このうち南改札は16台)の改札機があって、1日最大13万人の利用に対応できる。
コンコースには柱がなく、折り紙のような天井や、1970年の大阪万博でアメリカ館のパビリオンの膜を作った太陽工業による膜屋根などが近未来感を演出している。駅のコンコース及び改札口の先に架構された膜屋根は、明るく開放的な空間を実現している。
駅は地下2階建となっていて、地下1階の幅18mのコンコースには縦約3メートル、横約55メートルの日本一の長さの大型サイネージパネルが設置されている。また、大阪メトロで初めてとなる、誰もが利用できる完全個室型のジェンダーレストイレ、各トイレの個室の利用状況を知らせる電光掲示板も設置されている。さらに、駅開業に合わせて日立製作所が開発したエスカレーターは中央線のラインカラーである緑の光で立ち位置を示し、2列で立ち止まっての利用を促す。
公式サイト:https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/C/c09/index.php
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